このエピソードはとくにおもしろく読みました。
正室については前からひとつの疑問がありまして、参考になりました。
疑問というのは、『(身分の高い)正室はわざと子供を作らなかった』という説は本当なのか、というものです。
中国文学者の高島俊男さんやSF作家の星新一の本などで読んだのですけれど、当時死亡率の高かった出産で正室が亡くなることを避けるため、子供は(死んでも代わりのいる)側室に任せて、生まれたら正室の子として育てる、という話です。
天皇や江戸幕府の将軍を例に挙げた話だったのですが、少なくとも戦国時代の大名はちがうようですね。
たとえば、三条の方(信玄継室)は子供を産んでいるし。
作者からの返信
コメント有難うございます!
江戸期において時代が進むにつれて、正室はお飾りというのは、私も聞いたことがあります。
それは青切さんの書かれているとおり、戦国期の女性と江戸期の武将、大名クラスの妻女とでは、体力面で大きな違いがありそうだという点があげられます。
家康の家臣である大久保氏(忠世だったかと思います)が、自分が若い頃には多くの女性が参陣し、男性に引けを取らぬ武者ぶりだったと述懐していたり、池田恒興の娘せんの女人鉄砲隊、女城主、女武者の話が残っていたり、妊娠中に雄馬に乗れば男児が生まれるという産み分け法があったりで、馬に乗ったり、槍を習ったりしていた痕跡があります。
確かに敵が城屋敷を包囲したり、焼き討ちを仕掛けたりして、家臣団を取りまとめ、戦ったり、逃げ落ちなければならなくなるという危険が、日常的にある時代ですから、日頃から鍛えておく必要がありそうです。
そういえば信長公の側室お鍋の方は、落城する八風峠の近江よりの城から、家臣と子供を引き連れて、信長公の下に逃げ込んだのが馴れ初めですし。
こうしたジャジャ馬系の戦国の奥様に近い、武芸好きな姫様ならまだしも、お淑やかな姫様では、当時の非衛生的で恐ろしい妊娠出産には耐えられそうにないという気がします。
いや、現代の女性でも耐えられないかも知れません。
子供の死亡率も高いですし、母子ともに亡くなったのでは、あらゆる人脈と多額な賄賂を送って輿入れして貰ったお姫様が亡くなったのでは、御家の損失になりますので、正室だけは確保していたというのはアリという気がします。
戦国時代の正室は子供を産んだというのは、まさに信玄の最初の正室が妊娠中に亡くなり、当時子供を宿したまま女性がなくなるというのは、血の池地獄に落ちる大惨事なので、しきりと法要を行い記録に残っていますので確実だと思います。
そういえば、三英傑と言われる信長、秀吉、家康の後継者は、全員側室の男児というのは、面白い偶然ですね。
いつも有難うございます。
子づくり責任者の乳母、過酷な訓練、紐で……オォゥ…
こ、これはしんどい!
若様が桃尻に走るのが見えてきます。
義務より桃尻の方が楽しそうだもの!
なんだかとても面白い項でした。
タイトルですでにドキドキしたよ。
ひこにゃんかわいいで賞ありがとう!
鼻からカレードリアが出るようになったら、毎日カレードリアが食べられますなぁ!(ちがう…)
ポエムは今月1本アップする…予定…でそうろう?
作者からの返信
返信が遅くなってました(脂汗
これを知って、絶対武家の嫡男には転生したくない!と心の底から思いましたね。
いろんな方々の肖像画を見ると、不憫で不憫で
てか、お侍女さんたちも気の毒すぎる
現代ならもうセクハラだは、パワハラだはで大変なことになりますが、なんていうのか日本人って、なんかあちこち緩いのが本来の姿かなぁとか、考えちゃいますな。
ポエムは毎日チェックしてます!
更新してるかな?
してるかな?
嫌な奴な(笑
楽しみで仕方ありません!