第57話 バヤンの憂鬱


 バヤンは執務室の自分の席に着くと、大きなため息を付き、両肘を机に付くなり、苦悶の表情をしながら頭を抱え込んだ。

 その理由が、彼の下にやって来た兵士の質が、あまりにも現実からかけ離れているくらい酷かったからだ。

 なにも彼が思うくらい高水準の者を求めているのではなく、あくまで軍部が定めた、最低の条件を満たした者達の筈だった。

 そういう者達を指導し、立派な兵士にするのは、彼の楽しみのひとつでもあったのだが。

 

 「おのれ、してやられたわ……」

 

 自分の名の下に集いし志願者達。

 きっと精悍な面立ちのたくましい若者の筈だ、と彼は胸躍らせていた。

 自分が率いるアスト親衛軍は、同じく双璧を成すキプチャク親衛軍にも負けず劣らずの精鋭兵も多く、大ハーンが作った最高の軍閥。

 その彼のアスト親衛軍に、若者達の新たな活力が注ぎ込まれ、さらに兵力が増強され文字通り、無敵の軍隊となる筈だった。

 彼は上機嫌で支度した。

 将軍らしい威厳を保つ為、茶色の天鵞絨ビロードのクロッシェ形の氈笠せんりゅうを被った。

 この帽子のデザインは、フビライの皇后チャブイが考案したと伝えられ、後ろに強い日差しを避ける為の日除け布が付いており、クラウンの先端部分に玉や鳥の羽の装飾が付いているのが特徴だった。

 紐にも玉を使った贅沢な物もある。

 バヤンはスキップしながら精鋭達が待つ広場へと向かった。

 ところが広場に待機していたのは、彼が思い描いていた様な逞しい若者達の姿は何処にもなく、代わりに流れ者達と物乞い達が互いにひしめき合っていた。

 

「……な!」

 

 彼が第一声に発した言葉がこれだった。

 

「おお!あん人は誰だス?」

 

 ひとりの物乞いが彼を指差し、皆一斉にバヤンに注目した。

 

「おめぇ馬鹿だな!あれは偉い将軍様だぞ!さてはおめぇ田舎者だな?」

 

「やっぱり将軍様はカンロクあるな!すんげー!オラは嬉しいス!」

 

「ワイはこんな立派な人を間近に見たのは生まれて初めてや!ナンマイダ~ナンマイダ!」

 

「この方がワシらを養って下さる偉い将軍様け!グスっ。これでおまんまが食べれるな!」

 

「ところでオラ達は何をするんだべか?」

 

「さぁな。とりあえずここにいろ!って言われてっしな」

 

 よく、人は見かけで判断してはならない。と聞くが、どう見たって不衛生極まりない浮浪者ばかり。

 服はボロボロ。髭もボーボー。

 おまけにシラミかノミがいるのか、身体を掻きまくっている者がなんと多いことか。

 当然体臭も酷い。

 

「え?こいつらが優秀?本当に採用試験を通ったのか!?」

 

 ショックの余り、バヤンはその場にぶっ倒れそうになったが、アスト親衛軍の長という輝かしい栄誉と勇者バートルの肩書きが、このどうしようもない現実を前にして萎れていく、彼の心の唯一の支えになっていた。

 部下のアルタン(金さん)とムング(銀さん)が音もなくすーっと現れてバヤンの両脇に立った。

 

「閣下……」

 

「閣下……」

 

「いや、私はひとりで歩ける…… 副官は何処だ?私は頭痛がするゆえ、先に執務室に戻る……」

 

「閣下」

 

「お耳に入れたいことが」

 

 アルタンとムングは周りを見渡すと、声を潜めて今回の採用試験の裏のからくりを報告した。

 彼の脳内の火山が噴火、溶岩が流れ出た。

 

「……なんだと!?そんなことが?よし!直接追及しに行ってやる!!」

 

 バヤンがその場を離れようとした時、武官のひとりが声を張り上げた。


「キプチャク親衛軍総司令官、大将軍、大元帝国丞相エル・テムル閣下のおな~り~!!」

 

 妙なタイミングで国のトップ、燕鉄木児エル・テムルがやって来た。

 バヤンは慌てて部下達に、志願者達に黙らせる様指示を出し、自分は長靴の踵を揃えて背筋を伸ばした。


 一同が見守る中、黒色の天鵞絨ビロード氈笠せんりゅうを被り、最公職の者が着る紫色の綾絹あやぎぬの官服を着たエル・テムル丞相が姿を見せた。

 元朝は位で官服の色が違う。上から順に、宰相や高級官僚が紫、中級が赤、下級が緑だった。

 

「諸君!栄光ある大元帝国アスト親衛軍に入隊おめでとう!」

 

 丞相はフランクな感じの人の様で、拳を振り上げ、笑顔で皆を鼓舞した。

 志願者達は、このオジサンはいったい誰なんだろう?なんだか知らないけど偉い人みたいだからここは素直に、と一斉に拳を振り上げ、「お~!!!」っと、笑顔で応えた。

 

「よし!!みんな!!上都へ行きたいか!?」

 

 丞相は、ウ◯トラクイズの司会者みたく、拳を上都の方向に振り上げた。

 

「行きたいです……」

 

 行ったことがない場所は不安という理由からか、小さな声になっていた。

 

「何も恐れることはないぞ!!もう一度聞くぞ!!上都へ行きたいか――!?」

 

 一段と声を張り上げるエル丞相。


「えーと……はい!!行きたいで~す!!!」

 

 皆は丞相と同じ方向へ拳を振り上げ、大声で叫んだ。

 丞相はニヤりと笑った。

 

「その為に、良く食べて!良く働く!!これが元気の秘訣だぞ!!」

 

「おお~!!」

 

「働くぞー!!」

 

 まるで集団催眠に掛かったかの様に熱狂的になっている。

 何故か涙を流す者までいた。

 

「諸君らは、実に素晴らしい!!!」

 

 全員が褒められてニコニコ笑顔になった。

 丞相はパチパチと拍手した後、バヤンの方へ近付き、彼の耳元でこう囁いた。


「……バヤン、後はよろしゅう頼むぞ。この最最最最低の者共を、お主の力で使える兵士に育てて欲しいのだ。今さら追い返すのも面倒だからの。キプチャクは、息子達に任せてワシは段取りを整える。秋になれば軍を動かすつもりだ。お主なら、立派に事を成し遂げると判断したのだ。では良い結果を期待しておるぞ」

 

 丞相はバヤンの肩を軽く叩くと、後ろを振り返ることなく去って行った。

 

 

 で、最初に戻る。

 

「おのれ、してやられたわ……」

 

 さっきはスキップで、今は地団駄踏んでいた。

 そこへ副官がやって来て一礼した。

 バヤンが信頼している人物であり有能な武官だ。

 

「閣下、小生でよろしければ愚痴なり何なりお聞き致しましょう」

 

 バヤンは泣きそうな顔をしながら副官に訴えた。元で一番の猛将と称されるバヤンが、こんな顔を見せることが出来る数少ない人物のひとりだ。

 

「……これって不公平だぞ!!何の為の採用試験なんだ!?これではキプチャクの為に試験をやってるようなものではないか!お陰でこっちは足枷にしかならんような、ド素人を押し付けられちまった!」


 アルタンとムングの仕入れた情報によれば、確かに採用試験を設けているが、結果は惨憺さんたんたるもので、不合格者の割合の方が合格者を大きく上まわっているのだという。

 ズルいことに、合格した者達は即刻エル・テムル丞相の長子、唐其勢タンギス率いるキプチャク親衛軍に入隊が決まり、採用試験に落ちた者や兵になる以前の問題を抱えた者達は、バヤンが率いるアスト親衛軍に入隊させることを、長であるバヤンを交えずに勝手に決められていることだ。

 要するに彼は、軍のお荷物にしかならないと判断された者達を、一から鍛え上げて兵士に育て上げ、それを自分が指揮するという、大変手間暇掛かる役目をまとめて負わされてしまった。

 

「おのれ~、唐其勢タンギスめ!絶対、親父に頼んだに決まっとる!おそらく、私を牽制する為だ!」


「閣下、まんまとはめられましたな。しかも、一からなどと…… だいいち兵を養成するにも時間と費用が多少なりともかかります。如何でしょう?ここは一旦、解散なさった後に、もう一度募集するのです」

 

「……私もそれを考えたのだ。だがな、丞相が頼む、とおっしゃったのだ。だからこうして悩んでおるのだ!」

 

 副官は努めて明るく言った。

 

「……では致し方ございません。やるだけのことはやりましょう。ご心配には及びません。万が一、使いモノにならなくても他にも有効な使い道がございます。実は試験は本日で最終日。今からでも遅くありません!たった数名でもこちらに引き入れましょう!」

 

「……それもそうだな。其の方の申す通りに致そう」

 

 バヤンは副官に励まされた。

 

「よし試験場へ行こう!」

 

「はい!頑張って何名かこちらが奪いましょう!」

 

「よし!!」

 

 (多分、実力者はまたキプチャクが取っちまうんだろうな……)

 

 バヤンは憂鬱な気分で試験場へ向かった。


 


 「七七七番、合格!!」

 

 試験官が小柄な若者にそう告げた。

 

「はっ!ありがとうございます!」

 

 若者は赤毛で色白だが、弓の腕前もさることながら剣術、馬術も難なくこなした。特に秀でていたのが槍術で、事実、彼の右に出る者はいなかった。

 いや正確に言えば、彼しか槍を使用する者がおらず、試験官の前で虚しく槍を振り回しているだけで合格出来るという、めちゃいい加減なものだった。


「素晴らしい。まさに天性のものを感じる。小柄ながら実に天晴れだ!しかも女子おなごの様な可愛らしい顔に、細い口髭がなかなか似合うな!」

 

 この試験官、男色家って感じがする。


「……名前はなんと申したか?」

 

「はっ!シュエ…… いえ!シァンと申します!」 

 

「ではシァン、其の方はキプチャク親衛軍に入隊してもらう!」

 

「やです!」

 

「は!?」

 

「私は、バヤン将軍閣下のアスト親衛軍に入りたいのです」

 

 若者は澄んだ目で試験官を見据えた。その目は陽光の下では冴え冴えとした青色に輝いていた。

 

「な、何を申すのか!それはお前ごとき一兵卒が決めることではない!!」

 

 試験官が若者を叱りつけている時、背後から聞き覚えのある声がした。

 バヤンが副官を伴い、現れた。

 

「いったい何を揉めておるのだ?って、お前は!?ちー……」

 

 彼は試験官の前にいる赤毛の若者を見るなり驚いたが、また直ぐにニヤりと笑い、素っとぼけながら聞いた。

 

「いったい其の者が何としたのだ?」


「はっ!バヤン閣下!実はこの者は既にキプチャク親衛軍に入隊が決まっているにも関わらず、畏れおおくも、バヤン閣下のアスト親衛軍に入りたいなどと勝手を申しておりまして。やです!!などと。それで厳しく叱責しておる次第です」

 

「ハハハ!良いぞ!!我がアスト親衛軍にそれほどまでに入りたいのであれば、許可しよう!大歓迎だ!」


「し、しかし閣下!この者はキプチャク親衛軍に……」

 

「やです!!」

 

「こやつ!また言ったな!」

 

 バヤンは二人のやり取りを聞いて堪らず笑い出した。

 

「ハーハッハッハ!こいつは直にこんな感じで言うんだ!なぁ?ちー坊!まずは合格おめでとう、と言っておくぞ!」

 

「えー!閣下のお知り合いですか!?」

 

「ああ。私の養い…… いや、親戚の者なのだ。だから構わんだろ?お前達のせいで大変な目に会わされそうだ」

 

 バヤンは矢を射る様な目で試験官を睨んだ。

 

「か、閣下!そ、それは……その……はい」

 

「じゃあ、今から合格した奴はこっちが連れてくからな!」

 

「そ、それが閣下!今の方で最後なんです……」

 

 それを聞いたバヤンは遂にキレた。

 彼は猛虎の如く吼えた。


「ふざけるなあぁぁ!!じゃあ責任取って、お前が誰か連れて来い!!俺ん所はな、大損害なんだぞ!グガオォォォーー!!」

 

 すっかり怯えた試験官はオイオイと泣き出したが、バヤンはそれでも許さなかった。


「お前達は不正をしたも同じだ!!責任を取るのが当然だ!いいか!絶対誰か連れて来ないと、ケツを蹴っ飛ばして堀ん中にハメてやるからな!わかったな!?」


「……は、はい」と、隅の方で縮こまる試験官。


「よし!!ちー坊は、こっちが連れてくぞ!元々こっち側の人間なんだからな!ちー坊、付いて来い!」


「やです!!あ……違った。はい!!大変光栄に存じます!バヤン閣下!」

 

(ありゃ、口癖になってる…… うっかり嫌、だと言ってしまったわ)

 

 シュエホアは流石に試験官を気の毒に思ったが、まっいいか、とほっといてバヤンと副官の後を追いかけた。

 

「あ、あの、お二人は、私が男のフリをしているのにどうして怒らないのですか?」

 

「どうしてお前を怒らなければならないんだ?その細い口髭も面白いし、怒るどころか胸がスカッとしたぞ!なあ?副官」

 

 シュエホアは思わず口髭を触った。

 良かった取れてない、とホッとした。

 これは斜街市で買った玩具 " 素敵なオジサンお髭 "だ。金、茶、黒の三色がセットになっていて、今日の変装にぴったりだと思って早速使ってみたが、これが我ながら惚れ惚れするくらいよく似合っていた。

 シュエホアの口髭を見た副官は優しく微笑んだ。

  

「はい!あの試験官のせいで、我がアスト親衛軍はかなりの痛手を被りました!お嬢様、よくぞやって下さいました!!おお!申し遅れました!小生は副官のコルゲンと申します。どうか、よろしくお願い申し上げます」

 

雪花シュエホアと申します。よろしくお願いします!」

 

 そして見た目がオッサンの、中身は三十才で設定は十五才の少女だ。


 試験を受けたのは好奇心だった。イタズラもあるが、ほんの力試しのつもりで採用試験を受けたら、まさか本当に自分が合格するなんて夢にも思っていなかった。基礎がしっかり身に付いているという証拠だ。

 ただ、バヤンが来たのは想定外だっから、内心では怒られると思ってヒヤヒヤしていた。

 

(なんか色々事情がありそう。それはまた追々聞くとして、今は叱られなくて良かった)

 

「大損害って、何があったんですか?」

 

「よくぞ聞いてくれた!それはな、今に分かる!まずはお前の為に軍靴、戦袍、刀剣、の他名札も作ってやろう。お前は…… そうだな、将軍付きの雑仕ぞうしという身分にしよう。一緒に何処にでも行けるぞ。勿論、好きに動いて定時で帰って構わない」

 

「閣下、お嬢様を雑仕など……」

 

「仕方ないだろ。危なくない仕事ってこれしかないんだから。私は見習い兵って曖昧な言葉は使わない主義だ」

 

 シュエホアは内心ラッキーと思った。

 

「雑用係のことですね?承知致しました!ありがとうございます!」


(やった!宮殿内に入る機会があるかも!?)

 

 *∽*∽*∽*∽*∽*∽*∽*

 

 大都、宮城内の離宮。

 

世子アニキ!この反省文はダメですよ!誰が読んでも、全く反省の色なし!って判断されますね!」

 

 王子が書いた反省文を見て、二号は呆れていた。

 どれ、とそれを見た腰巾着はゲラゲラ笑った。


「うわ~本当だ!オイラの方がまだ文才ありますよ!こいつはひでぇ~アハハハ!」

 

 腰巾着は今度は一号に手渡し、一号は吹き出した。


「うるさいぞ!タスル!チャンディ!ナギル!この王禎ワン・ジョンは、" 素敵な選ばれた男 "なんだぞ!!」

 

 王子は腰に手を当て、どや顔をしていた。

 

「でも、 " 私は素敵な選ばれた男である "って紙いっぱいに書いてどうするんですか!これからそうなるように頑張ります!とか、二度と同じ過ちを犯さないようにします!とか、普通はそんな風に書くでしょ!?こんなのはっきり言ってアホですよ!ちゃんと書き直して下さい!!」

 

 口うるさい二号、彼の名前はタスル。腰巾着はチャンディ。一号はナギルという。

 

「そう言うお前達こそ書けたのか?」


 王子は疑わしそうに三人を指差した。

 

「はい!」

 

 この四人の中で一番優秀なタスルはすかさず手を挙げ、続いてナギルも手を挙げた。

 

「……はい!たった今完成しました!」

 

「へへ、オイラも書き終わりますよ!」

 

 お、意外にも早い腰巾着ことチャンディ。


「な、な、なんだと!?お前達は俺を裏切るつもりか!?生涯の友と誓い合った仲ではないか!!」

 

 試験の日や宿題を忘れた日など?教室の端の方で、よく聞かれる会話に似ていた。

 

「なあ、みんなで手分けして書こーぜ!」

 

 「駄目です!」と、三人は声を揃えて言った。

 

「なんだと!お前達は友を見捨てるのか!?こんなに頼んでるのに!お前達は主君を見捨てる不忠者だ!って、大体、何でこんなの書けるんだ!?お前達は変だぞ!丞相にたぶらかされてるんだ!いい加減目を覚ましたらどうなんだ!俺にはお前達しかいないのに…… そうかそうか。俺のことよりも自分達の保身が大事なんだな……」

 

 と、自分が悪いクセに逆ギレし、訳の分からないことを言い出した。

 まーた始まったわ、と三人は嘆いた。

 これは、王子がよく使う常套手段だった。


「もう、仕方ないなぁ。手伝いますよ……」

 

 三人はぶつくさ言いながら王子を手伝った。

 

「ふっふっふ!分かれば良いのだ!」


 手伝ってくれてるのに、なんか偉そうな態度だ。


「ちょっと世子アニキ!雪花、雪花、雪花…… って!あの生意気な山猿仔虎っ娘じゃないですか!?こんなの書かないで下さい!紙がもったいないですよ!」


 タスルがまた文句を言っているが、ナギルは不思議そうに文字を見ていた。

 

「でも、雪花って…… 色目人らしくない名前だよな?」

 

 高麗組四人は、ようやくそのことに気付いたらしい。このお馬鹿な四人も、迫り来る内乱の嵐に巻き込まれる!?かもしれない。

 

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