第11話 玄米茶とは
飲食店や公共施設にある給茶機に、『コレ』が入っていると嬉しくなったものです。
そんな訳で今回は、『玄米茶』についてのお話で御座います。どうぞ宜しくお願い致します。そこまで難しいものではないですよ。
まず玄米茶とは、番茶や煎茶に、から炒りした玄米をブレンドして香り付けをしたお茶で、日本古来より受け継がれる『フレーバードティー』な訳です。分類的には、アールグレイなどと同じになりますね。
昔は、鏡開きで割って砕いた鏡餅を焼いて、それをお茶にブレンドして飲んだのが始まりとされています。鏡餅から白米になり、いつしか玄米に変わっていったようです。
炒った玄米がブレンドされていますから、香りも香ばしく、味わいもちょっと違ってきます。それに、玄米に含まれるビタミン類なども溶け出しますので、健康に良いとされています。玄米が入っている分、茶葉の量も減りますから、カフェインなども少なくなります。
これでベースに使われるお茶が番茶の場合、さらにカフェインは少な目になりますから、寝る前に少しくらい飲んでも大丈夫ですね。
淹れ方ですが、だいたい番茶と同じように、急須にザザッと茶葉を入れて熱湯を注いで、1分ほど蒸らせば出来上がり。ざっくりな淹れ方でも大丈夫です。
苦味渋味も少なく玄米の香ばしい香りが付加されますから、ホットでもアイスでも美味しく召し上がれますね。
この玄米茶、ご自宅で作る事も出来ます。煎茶や番茶を用意して、玄米を買ってきてフライパンなどでから炒りをして、茶葉と玄米を1:1くらいの割合でブレンドすれば、完成です。後は熱湯で煎じるだけ。
作りたての玄米茶というのも、美味しいと思います。お時間があれば、作ってみるのも良いかと。
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