プロローグ〜史典side〜

僕は大学院へと歩いていた。


利用したバスに乗ろうとした時、兵士がバスジャックをしていた。


(何してるんですか、やめてください!)と僕は言ったが、兵士は、【は?何言ってるんだお前。俺はお前らみたいな野蛮な人間を絶滅させる為にこうやってるんだよ!】と言い、女性の首にナイフを突き出していた。


しかし、女性は真顔で、(はぁ…)と深いため息をついていた。


そして、女性は、ナイフが兵士の腹に刺さるようにした。


僕は、内心、(すごいなぁ…)と思った。


しかし、兵士は最後の抵抗で、ロケランで乗客を殺した。


(あっ、僕、死ぬな。)と思った次の瞬間…


見知らぬ所へ僕は飛ばされていた。


僕が飛ばされた時点で、見知らぬ男女が喧嘩しそうになっていた。


男性が舌打ちをして、女性も舌打ちをしていた。


思わず僕は、(やめてください。ただじゃ置かないような状況なのに、なんで舌打ちをするんですか?)と口走っていた。


周りが冷たい空気に包まれる中、空気を読まない妖精が、こう言った。〈私は、あなたたちを回復させます。〉と…

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