プロローグ〜麻衣side〜
私の家と、私が通っていた学校は、兵士により壊された。
私含めた家族や生徒、教師たちがみんな巻き込まれた。
家でいつも通りの生活をすることも、楽しかった学校生活も、戦争のせいで壊された。
だから私は、兵士の1人を刺し殺した。
血を流し、必死に命乞いをする兵士。
私は、[あんたのせいで学校生活も、日常生活も全部壊されたんです。だから、私はあんたを許さない。]と言って、トドメを刺した。
私が兵士の死体を見て笑ってる隙に、別の兵士からショットガンで撃たれた。
そして、身体から血が出た。
私も兵士みたいに、血を流して必死に命乞いをして死ぬのかな?
そう考えてしまい、涙が溢れた。
赤い、赤い涙が溢れた。
そして、私は倒れた。
さようなら、世界。
+++
[あれ?ここはどこ?]
私は見知らぬ場所に飛ばされていた。
周りに死体が転がってるのを見て、ここは戦場だとわかった。
上腹からタラタラと血が滴り落ちて、痛みが襲ってきた。
[痛い痛い痛い痛い痛い!]
そう私が絶叫すると、見知らぬ男性が、〔チッ〕と舌打ちした。
私は短気なので、男性に[チッ]と舌打ちをした。
それを見た別の男性が、(やめてください。ただじゃ置かないような状況なのに、なんで舌打ちをするんですか?)と言って喧嘩を止めた。
周りがなんとも言えぬ空気に包まれた後、見知らぬ妖精が言った。〈私は、あなたたちを回復させます。〉と…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます