第2話 遊び人

私の母親は遊び人だ。


一週間のうちに男の日をとっかえひっかえしている。

その都度

「今日からこの人の事をパパと呼びなさい」

と紹介をしてくる

どうせ続かないとわかっているから私は呼ばない。


そんな遊び人の母にも、珍しく続いた男の人がいた。

その男は元ヤンで怖い人だった。

9時に寝ていなければすごく怒鳴られた。


そんなある日、私が学校から帰ると家に来ていたおばあちゃんと

母が喧嘩をしていた。

その仲裁に母の彼氏がいた。


私は自分の部屋にはいり静かに過ごしていた

けど隣の部屋から聞こえる母の怒鳴り声で涙が止まらなくなっていた。

その時、いつも怖いはずの母の彼氏が私を抱っこして

「ごめんな。大丈夫だよ。」となだめてくれた。


全くおさまらない喧嘩に

私は同じマンションに住む母の友達の家に行った。


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輝きを失った瞳 your @youdesked0118

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