婚活の服装を決めよう
仕方なく婚活を始める事になったアルベドは、婚活パーティーの服装を自室で考えていた。
「はあ〜アインズ様に向けての服装ならいくらでも思いつくのに、人間ごときに向かっておめかしをしなくちゃいけないなんて苦痛だわ〜」
鏡の前で色々合わせてみたが、どうしても気がのらない。
「仕事とはいえども面倒くさいわ。そうだわ!アインズ様に服を決めてもらいましょう♡」
アルベドはとても良い思いつきをした!と自画自賛をしながら、アインズの部屋へ向かった。
アルベドはアインズ様の部屋の前に到着し、ノックをする。
「お忙しいところ申し訳ありません。アインズ様、アルベドですがご相談よろしいでしょうか?」
「・・・」
部屋から反応がない。
アルベドはウキウキしながら待つが反応がないので、もう一度ノックをする。
「アインズ様いらっしゃいますか?」
「・・・」
やはり反応がなかった。
「今日のアインズ様のスケジュールは自室にいる予定だったのに、アインズ様は急用かしら・・・?」
最初の頃のアインズ様は、アルベドに話しかけてから出掛けていたが
ナザリックの警備体制が落ち着いてからアインズ様は、アルベドに一言を言って出掛ける事がなくなったのだった。
「しょうがないから、洋服は適当に選んで出掛けようかしら。人間ごときに悩んでるなんて馬鹿らしいし」
アルベドは、アインズ様に会えなくて不満だったが、婚活で収穫があればご褒美が貰える可能性があるので、頑張る事にした。
「くふふふ、ご褒美は何にしようかしら・・。アインズ様にハグしてもらおうかしら・・・う~んアインズ様の椅子になるのも羨ましかったのよね・・・いや、デートというものをする権利も欲しいわ・・・」
アインズ様からどういうご褒美を貰うかで、とってもご機嫌なアルベドだった。
_______それ以来、ずっとご機嫌な様子のアルベドを見たシャルティアは気持ち悪がっていた。
「おかしいでありんすね~アルベドが私と話してもアインズ様との話を競わないなんて・・頭のねじが取れたんかえ?」
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