書外:あとがきを読む司書
…ミーレ
「この後、馬鹿みたいな数の龍の特攻によって世界は滅んじゃうのよ」
…止められなかったの?
「そうねー。今から修正はできるけど、新しい可能性が生まれるだけで、「この本」の世界は一切変わらない。」
…神様が、消しちゃったから?
「この書憶の部屋に収蔵された時点で、この本の世界の未来は定められてしまってるから。」
…持ち出しても?
「事実は覆らないね。消滅したまま」
…死なないことは、悲しいことなのにね。
「そーね。でも、失ってから気づきようがないのが、1番愚かだわ」
扉と悲劇 崎岸ささき @sakashita008
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。扉と悲劇の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます