トップページの『注目の作品』コーナーで見かけて、キャッチコピーに惹かれて、読み始めました。
途中まで、普通に「良い感じ」と思って読んできて……。
>玄関に足を踏み入れた刹那、血を浴びせられたような赤が私の視界一杯に広がる。
ここで「凄く良い感じ!」に変わりました。
『血を浴びせられたような』という、ギョッとするような表現。そこから始まる、西日の差し込む部屋の描写も独特で。しかも、その独特の表現によって作り出された雰囲気が、『先輩』の登場シーンにも上手く繋がって活かされていると感じました。
その後の部室の話や先輩の描写も素敵で……。もう「どこがどう」と具体的には書ききれないくらいです。
そんな素敵な表現力で描かれる、交換エピソード。そこに込められた、複雑な想い。誰しも(百合の経験なんてなくても)「好きな人に自分のものを貰ってもらう」という経験くらいはあるでしょうから、とても心に響く物語だと思いました。
>それを口に放り込み、飴玉のように転がす。鉄臭くてしょっぱい先輩の味。それに混じる不自然な苦味。
この辺りの少し猟奇的な話も、良いアクセントになっていると感じました(いや『アクセント』ではなく、こっちこそ話のメインなのかもしれませんが)。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
猟奇要素もあるので人を選ぶ話だろうと思っていたので、「凄く良い感じ!」と言ってもらえて嬉しいです^_^
編集済
コメント失礼いたします。
狂気のようで、最高のエロのようで、とにかく複雑ですね。
その心理を説明くさくなく伝えられるのは、作者さまの筆力なのかもしれません。
おもしろいのいうのは違うかもしれませんが、かなり心に残るインパクトある作品でした。
しばらくしたら、たぶんまた読みたくなると思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
読み返したくなる話と言ってもらえて嬉しいです^_^