クヨクヨしてしまう人の特徴

クヨクヨしてしまう人の特徴は、

ただ一つ。

「今の自分ではダメだ」と

心の底で思っていること。


今の自分が”完璧”であることに、

気づいていないだけなのです。


杉の芽は、小さくたって完璧な杉。

隣の30メートルの大杉を眺めて、

「自分はダメだ」とクヨクヨ悩むこと

なんてありません。


それと同じように…

”今の自分は完璧”と気づいている人は、

ちゃんと胸を張って生きています。


一方、”今の自分は不完全”と思っている人は…

「受験で合格すれば幸せになれる」と

頑張りますが、合格の先に待っているのは、

またもや勉強です

↓↓↓

次に「いい会社に就職できれば幸せになれる」と

頑張りますが、就職の先に待っているのは、

またもや努力です

↓↓↓

また次に「出世したら…、結婚したら…」と

上を目指しますが、やはり本当の幸せは見つかりません


”本当の幸せ”は、未来にあるモノではありません。

もうすでに、あるのです。


それに気づくだけで、クヨクヨすることなく

前向きに生きて行くことができます。

胸を張って人生を歩いていくこともできます。



「今の自分は、もうすでに完璧であり、幸せなのだ」

そこに気づくだけで、”クヨクヨしない自分”に

生まれ変わることができると思います。


すぐにクヨクヨしてしまう人は、自分より

”優れている者”と比較する傾向があります。

反対に、前向きな人は、自分より

”劣っている者”と比較する習慣があります。


「あの人は運動神経がいいなあ。それにつけて私は…」

と思うのが、クヨクヨする人


「生まれながらにして歩けない人だっている。

私は恵まれている」と考えるのが、前向きな人


「もう少し学歴が高ければ、私もいい会社に

入れたのに…」と思うのが、クヨクヨする人


「貧しい家庭に生まれ、中卒でも一流になった人は

たくさんいる」と考えるのが、前向きな人


上を見たら、キリがありません。

どこまで行っても「不完全な自分」のままです。


一方、下を見る人は「自分がいかに恵まれているか」

に気づきます。それによってやる気と勇気も

湧いてくるものなのです。


上を見るか、下を見るか。

その時間は、ほんの数秒。


そのわずかな考え方の違いが、人生の

幸福度を大きく左右するのです。




外出先でお腹が空いたときに、ポンと

飛び込んだラーメン屋が空いていたら…

「やった!すぐに食べられる」と考える。


逆に、ラーメン屋に行列ができていたら…

「やった!この店は絶対に美味しいぞ」と考える。


このように「起きたことはすべてベスト」と

考えることができるのが、前向きな人の生き方。


ラーメン屋だけではありません。



就職で、第一志望の会社に入れなかったら…

「第二志望の会社のほうが、きっと自分に

合っていたんだ」と考え、そこでバリバリ働く。


彼女にフラれて悲しい思いをしたら…

「これでフラれた人のツラい気持ちがわかるように

なった。僕もひとつ成長した」と、自分の成長を喜ぶ。


誰かに悪口を言われたら…

「悪口を言われると、こんなにツラいんだ。

私は絶対に言わないぞ」と、自分を成長させる。


前向きな人は、失敗・悲しみ・苦痛に遭遇しても、

クヨクヨするのは一瞬。

考え方をプラスに切り替えて、自分の成長の糧にします。



人生には、失敗・悲しみ・苦痛などの障害はつきもの。

避けて通ることはできません。


そんなときに、「これは自分にとってベストなんだ」

と考えられれば、必ず自分が成長できる。

忍耐・謙虚さ・愛を学ぶことができます。

その成長は、心の平和には欠かせないもの。


「すべてベスト」と考えることで、

”クヨクヨしない強い心”が育っていくのです。



「最近体がだるいのは、もしかしたら大病かもしれない」

「彼にフラれる前は本当に幸せだった。あの頃に戻れたらいいのに」


このように、”自分のチカラで変えられないこと”

を考えると、クヨクヨ悩みます。

なぜなら、どれだけ深く悩んでも、

変えられないものは変えられないからです。


前向きな人は、変えられないことは考えません。

”変えられることだけ”を考えます。


「最近体がだるいから、病院で検査しよう」

「元彼より、もっと素敵な彼を探すぞ!」


他にも

「あの課長がいなくなればいいのに」ではなく、

「どうしたらあの課長とうまくやれるだろう?」。


「今月はあと1000円しかない」ではなく、


「どうしたら1000円で暮らしていけるだろう?」。


”変えられること”を考えると、かならず具体策が出てきます。

「じゃあ、こうしてみよう」と。


それに取り組んでいれば、くよくよと悩む暇はなくなるのです。



「もっと才能があったら…」

「もっとお金があったら…」

「もっと容姿が良かったら…」


”自分にないもの”に目を向けたら、キリがありません。

上には上がいるから、永遠に悩みは尽きないでしょう。


前向きな人は、「ないもの」に目を向けるのではなく、

「あるもの」に感謝します。


「家族が健康でありがたい」

「三度の食事ができてありがたい」

「雇ってくれる会社があってありがたい」


たとえ、おにぎり1個の食事でも…

「ありがたい、ありがたい」と食べれば、

なぜか美味しく感じます。


大切なのは、「あれがない」ではなく、

「ありがたい」という気持ち。

”今あるモノ”に目を向けて、「ありがたい」と

生活すれば、ありがたいモノに囲まれた豊かな生活になります。



クヨクヨ悩むのは、人間だけ。

動物は、クヨクヨすることはありません。


なぜなら、動物の心はつねに

「今、この瞬間」にあるからです。


クヨクヨする人の心は、まるでタイムマシーン。

過去に行っては、「もっと、こうすれば良かった」と後悔し

未来に行っては、「ああなったらどうしよう」と心配する。


心が”今”にないから、クヨクヨするのです。



心を”今”にもってくるコツは、「感じる」ことを増やすこと。


帰宅の電車から、美しい夕日を眺める

TSUTAYAでDVDを借りてきて、涙を流す

お風呂につかって、お湯の温もりを感じる。


感じているとき、心は”今”にあります。

心が”今”にあるかぎり、心配や後悔で

クヨクヨすることはなくなるのです。



ぼくの祖母は、知らない男性と見合い結婚をしました。

その旦那を若くで亡くし、女手一つで9人の子どもを育てました。


お金の余裕も、時間の余裕もない生活。

それでも笑顔とユーモアを絶やさず、

幸せそうに生きていたそうです。


なぜ祖母は、そのように強い生き方ができたのか?


当時は、そういう女性も珍しくなかったからです。


「自分だけじゃないんだ」

そう思うことで、不思議と勇気が湧いてきて、

クヨクヨから抜け出せるものなのです。



悩みのない人間は、一人もいません。

今日、あなたがすれ違った人たちも

何かしらの悩みを抱えて生きています。


不愛想だった店員さんは、親の介護で

疲れていたのかもしれません


国立がんセンターからの帰りだった人と、

すれ違ったかもしれません


さっきリストラされた人もいたかもしれません


顔を見ただけでは、その人の悩みはわかりません。

しかし、多くの人が大きな悩みを抱えながらも、

人前では必死に笑顔で生きています。


そう考えたとき、

「こんなことでクヨクヨしている場合じゃない。

私もがんばろう!」という勇気も湧いてくるのではないでしょうか。



「私は三日坊主だから、どうせ続かないし」

「恋人ができても、どうせまたフラれちゃうから」


過去の悪い経験を”法則化”したものが、

「どうせ」という投げやりな言葉です。


そして、また同じことが起きると…

「ほら、やっぱり。私っていつもそうなの」

とクヨクヨしてしまう。


そうやって、”暗くてやる気のない自分”を、

みずからが作りだしてしまうのです。


そうなれば、当然仕事も恋愛もうまくいきません。

どんどん、自分が追い込まれていきます。


大切なのは、過去のデータではなく

”今の自分”を信じる気持ちです。


”過去の自分”と”未来の自分”は、違う人間。

過去の法則で「自分の限界」を設定するのではなく、

自分の可能性を信じることが大切です。


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自信と劣等感の考察 レオンハルト作 ねこ編著 @reonhadiritt

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