ヤマト

作者 レオンハルト作 ねこ編著

9

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★★★ Excellent!!!

 読後、すぐに考えてしまった事は、「自由」という言葉の意味でした。

 自由という漢字の意味は、自らに従うとなります。

 その意味を考えさせられる物語でした。

 凄い能力も、それに比例した心がないと意味を成さないのは、よくある話です。

 その能力を何らかの方法で制御、制限をするというのも、よく見ます。

 失敗して、酷い目を見て、それから何らかの解決方法が手に入るのも、有り触れているといえるでしょう。

 でも大きく違うのは、この物語で重要な位置を占める、最重要なファクターになるのが「人」と「関わり」である所だと、強く感じました。

 他者が外因的な事柄で制御、制限するのではなく、本人が自らに従って制御する、そう成長を促す事こそが最良である、と気付かされます。凄い技術、凄い装置、それらを操るスタッフよりも、本当に優秀なのはちゃんと人同士と巡り合わせられる繋がりなのだ、と。

 現実では、とても見落としやすい点だと思います。

 それは、あまりにも当たり前だけど、実はできている人は少ないからなのかも知れません。

 でも本当に大切な事なんだと思わされました。