著作：大木　奈夢様

※ネタバレ含みます。

　他人から「◯◯に似ている」と言われると、「そうなのか！」と思い込んでしまう習性があります。御作はその習性を活かした作品となります。

　人気者に似ていると言われると、誰だって舞い上がってしまいます。幸せになり、なかなか思い込みから抜け出せなくなるでしょう。一部例外はあるようですが。

　夢のような心持ちから現実に戻るまでの心理描写は巧みで、見習いたいと思いました。

　男の外観の変化が脳内でありありと浮かぶのもクスリときます。当人は必死なのでしょうけど。

　有名人の外観を利用した作品という点は、正直な所、個人的には感想に困る部分でした。おそらく誰でも知っている有名人ですが、どんな外観の有名人かさりげなく描写されているため、知らなくても見当がつくのは高評価です。

　しかし、個人的には鶴瓶師匠にちょっと失礼だなと感じました。鶴瓶師匠はこのサイトを見ないと思いますが、ファンはちょっと複雑な気分になるかもしれません。

　鶴瓶師匠に例えられて嬉しいと感じる男性は少ないのかもしれませんが（←この言葉も充分失礼です）、鷹揚な人格や、彼の番組を面白がっている人たちがどう思うか正直なところ心配になりました。

　鶴瓶師匠をリスペクトする言葉もあるので、絶対ダメと言い切れない所が感想に困る部分でした。

　個人的には、オリジナルのアイドルや架空の有名人をモチーフにした作品の方が安心して読めます。

　しかし、各々の創作を私が止める権利は無いと思います。

　的はずれな事を申し上げたかもしれません。参考になれば幸いです。

　これからも執筆を頑張ってください！

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