111 夕暮れのうす明かきころ…… 句切れなし

――――――

  盛夏の夕暮れを


夕暮れの うす明かきころ あやしくも 十三じふさんつき まじりて浮かぶ


・ゆうぐれの うすあかきころ あやしくも じゅうさんやつき まじりてうかぶ

――――――――――


[通釈]

 盛夏の夕暮れを詠んだ歌

 まだうす明るい夏の夕暮れどきに、見上げると、神秘的なさまで十三夜月が南の空に、夕暮れのうす明るさにまじって浮かんでいるよ。


[補註]

・句切れなし。


―――――

夕暮れの うす明かきころ あやしくも 十三じふさんつき まじりて浮かぶ

―――――――



(令和元年五月十四日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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