106 草深きかげの夏風…… 四句切れ

――――――

  盛夏を


草深き かげの夏風 もろともに 暑からまほし 涼しくなるな


・くさふかき かげのなつかぜ もろともに あつからまほし すずしくなるな

――――――――――


[通釈]

 盛夏を詠んだ歌

 夏の太陽の照らす緑深い草と、夏風とは、ともにずっと暑くあってほしい。涼しく物寂しい秋など風吹いてやって来るな。


[補註]

・四句切れ。


―――――

草深き かげの夏風 もろともに 暑からまほし 涼しくなるな

―――――――



(令和元年八月三日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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