【夏祭り】

099 咲けや咲け空の花火よ…… 初句切れ、二句切れ

――――――

  花火を


咲けや咲け 空の花火よ はかなくも 短き人の 夏の夜ゆゑに


・さけやさけ そらのはなびよ はかなくも みじかきひとの なつのよゆえに

――――――――――


[通釈]

 花火を詠んだ歌

 どんどん咲け。夜空に打ち上がる花火よ。あっけなくも短い人の一生のうちに、夏の花火を見る機会はそんなに多くないはずだから。また、夏の夜も短いから。


[補註]

・初句切れ、二句切れ。


―――――

咲けや咲け 空の花火よ はかなくも 短き人の 夏の夜ゆゑに

―――――――



(令和元年八月九日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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