091 夏の図は前に蟬らの…… 単語、句切れなし、散文取り

――――――

  盛夏の図を


夏の図は 前にせみらの 声とよみ 後ろに青と 白の雲にや


・なつのずは まえにせみらの こえとよみ うしろにあおと しろのくもにや

――――――――――


[通釈]

 盛夏の構図を詠んだ歌

 盛夏の構図は、手前にセミたちの鳴き声が響いて、背景に青い空と白い雲が浮かぶ、という絵であろうか。


[補註]

・単語…第三句「とよみ」→鳴り響く。(終止形「とよむ」)

・文法…結句の後ろに「あらむ」が省略されています。

・句切れなし。


―――――

夏の図は 前にせみらの 声とよみ 後ろに青と 白の雲にや

―――――――


[散文取り]

 向井むかい去来きょらい『去来抄』「鞍坪に……」



(令和元年七月十五日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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