090 紫に濃くも薄くも…… 句切れなし

――――――

  夏の暁を


紫に 濃くも薄くも 明けそむる 短き夜半よはの 夏の暁


・むらさきに こくもうすくも あけそむる みじかきよわの なつのあかつき

――――――――――


[通釈]

 夏の暁を詠んだ歌

 濃い紫、薄い紫の混じって明けはじめる短夜の夏の暁であるなあ。


[補註]

・句切れなし。


―――――

紫に 濃くも薄くも 明けそむる 短き夜半よはの 夏の暁

―――――――



(令和元年六月九日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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