049 ながめのち曇りし夜に…… 文法、句切れなし

――――――

  五月雨の夜空を


ながめのち 曇りしよるに などあらむ かそけき影の おぼろ月かな


・ながめのち くもりしよるに などあらん かそけきかげの おぼろづきかな

――――――――――


[通釈]

 五月雨の夜空を詠んだ歌

 しとしと降る雨がやんで、曇った夜に、どうしてそのように浮かんでいるのだろうか、春でもない夏の夜空に、おぼろ月が見えるよ。

(第三句は、挿入句。)


[補註]

・文法…第三句は、挿入句です。

・句切れなし。


―――――

ながめのち 曇りしよるに などあらむ かそけき影の おぼろ月かな

―――――――



(令和元年六月十八日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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