君より早く死にたい
@waindoup
出会いの日
僕の名前は早坂こうき。容姿端麗、文武両道とはいかなく内気でまわりに合わせて生きてる21才独身。彼女は…もちろんいない。というか恋愛経験は0に近い。
これは、そんな僕の恋の物語だ。
あれは6月頃の雨が降っていた時…
友達A 『もしもーし 暇な人がこうきしかいないから居酒屋でも行こうぜ』
僕 『おい、勝手に僕を暇な設定にするな。』
友達A 『なんか用事あった?』
僕 『用事はいっぱいあるけどAのために全部キャンセルするよ』
友達A 『さすがこうき分かってる~、じゃ7時位にいつもの居酒屋で!』
僕 『了解 遅れんなよ!』
~居酒屋~
友達A 『いやー!飲んだ飲んだ!雨強いしタクシーでも呼ぶかな』
僕 『僕は終電まだあるし駅まで歩いてくよ』
友達A 『おー!気をつけてな。』
僕 『うん、じゃあね』
と、友達Aと別れて駅へ向かって歩いているとガシャーン物陰の方で何か倒れる音がした。見てみるとそこには金髪で長身の女性が倒れてる。
咲希 『いったーい!もーびちゃびちゃだし最悪!』
酔っていたせいもあり自然に声をかける
僕 『大丈夫ですか?』
咲希 『大丈夫だよ酔って足滑らせちゃった』
立ち上がる咲希スラ~っと長い手足、美人な顔立ちだ。
僕は、ちょっと待っててと言いすぐ近くにあったコンビニへタオルと温かいお茶を買い彼女のもとへ
僕 『今さらですが、タオルとお茶買ってきたから使って』
咲希 『確かに今さらだけど、ありがとう。』
二人でクスッと笑い咲希が髪を拭きながら自己紹介
咲希 『わたし、咲希。今井咲希って言うの。君は?』
僕 『あ、僕は早坂こうき……21才です。』
咲希 『若いね!自分で歳言ったってことは私にも言えってことかな?』
僕 『そんなことないです!』
咲希 『まー色々買って貰っちゃったし、特別にお姉さんの歳を教えましょう!私は25才です。』
僕 『ありがとうございます。怪我がなくて良かったです。』
咲希 『リアクション薄くない?もっとねー、僕より年下だと思いました!とかそんなリアクションがあってもいいと思うけどな~』
僕 『ハハッ咲希さんは確かに綺麗ですよ。じゃあ僕終電に間に合わなくなるので行きますね。気をつけて帰って下さいね。』
咲希 『ちょっと待って、ここで会ったのも何かの縁ってことで連絡先交換しない?』
僕 『いいですよ。』
連絡先を交換して別れた二人、帰りの電車で僕は思い更けていた。
女性に面と向かって美人とか言ってしまったーっと酔いが醒めていくにつれ内気な僕に戻っていき赤面するのであった。
家に帰りシャワーを浴びて布団に入るとチャララーン携帯がなる、咲希からメッセージだ。
「今日はほんとーーぅぅうにありがとう。今まで飲んできたお茶の中で一番美味しかったZE(☆∀☆)」
そんなわけないだろうなとか思いながら返事を考えていたら、そのまま寝てしまった。
僕と咲希の出会いはベタで酒の力を借りてる弱い僕の少しの本音が生んでくれました
君より早く死にたい @waindoup
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。君より早く死にたいの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます