第16話

8月中旬のある日。

お兄ちゃんに昼ご飯のおかずを買ってきてくれと頼まれ、イオンにきていた。

余分にお小遣いを貰えたから素直に指示に従った。

適当にぱぱあっと買い物カゴに入れていく。

お菓子が食べたくなり、お菓子もちょこっと入れる。

お菓子コーナーで見ていると声をかけられた。

「やっはろー、雨下先輩。買い物ですか」

「波暮君、久しぶりだね。元気だった」

「元気ですよ。雨下先輩も元気そうですね」

「元気だよー、波暮君はどうしたの」

「映画を観て来たんですよ」

パンフレットがはいった袋を見せる、波暮君。

「そうなんだ。いいね、私はお兄ちゃんに頼まれてね」

「そうなんですか。また、学校で会いましょう」

手を振り、遠ざかっていく。


スタバに寄りコーヒーを飲んで帰った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る