応援コメント

第19話「矜持」」への応援コメント

  • 先天的労働者という絶妙な言葉を見て、”生まれついた使い走り”という言葉を、何かの本で読んだことを思い出しました。

    その言葉が出てくる文脈では、”自分で何かを考え何かを始めることを、苦労や重荷と考える人々”と表現していた気がします。
    洋書? だったはずですが、変化を厭う傾向はどこの国でも見られるものなのですね。

    泰のいら立ちがその記憶と繋がって、口内になんとも言えない渋みが湧きました。
    とりとめのない感想になってしまい、申し訳ありません。

    作者からの返信

    犬童さん、コメントありがとうございます!
    一気読みして、なおかつ星評価まで入れて下さって恐悦至極です。

    「先天的労働者」というのは、実は友人と飲んでいた時に彼が言っていたんですよね。なので、作者のオリジナルではないんです。凄く印象的な言葉だったので、小説の中で使えそうだなと思って用いてみました。絶妙と言って下さり嬉しいです。
    「生まれついた使い走り」という言葉は私は初めてききましたが、確かにニュアンスが近い気がしますね。

    いつの時代も、新しいことや斬新なことをやろうとすると、外部から圧力をかけられることが多いでしょうね。泰のエピソードは、賢いからこそ抱く苦悩や葛藤という感じですかね。微妙な感情を抱いて下さりありがたいです。

    先日閉幕した、カクヨムでの某賞(アマチュアのお遊びの賞)でまったく相手にされなかった作品でしたが、こうして感想いただけると救われる気持ちですね。ありがとうございました。


    編集済
  • 無気力な生徒が悪いのか、つまらない講義をする先生が生徒を無気力にするのか、私は後者の方だと思うのですが。

    この小説は、最初は恋愛話かと思っていましたが、別の意味でも色々と考えさせていただいてます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    私は、どちらにも問題があるだろうなと思いますね。
    生徒のやる気を引き出すのが教師の役目だとすれば、それが上手く出来ないのはその先生のスキルの問題ですし、また一方で、学ぶことに対して意欲のある生徒は自発的に勉強をするので、教える人が誰であってもそれなりの成果を挙げる気がします。
    仮に林修先生のような人が教えたとしても、当人に学ぶ気が少しもなければ成果は実らないでしょうから、生徒のほうにも一定の能動性があって然るべきかなと。

    この小説は書いているうちに自分でも何が主題なのかわからなくなっていますが、色々考えを巡らせて頂けるのは作者冥利に尽きます。

    あと、近況ノートに今後の投稿について後ほど更新したいと思いますので、そちらも宜しければご覧頂ければと思います。

    編集済