毒親から逃げた主人公が偶然の出会いから貴族社会に巻き込まれ、荒波に揉まれながらも転生経験ゆえの冷静な判断力と血筋由来のスーパーパワーで未来を切り拓く…とても面白い話になりそうな切り口で、筆が乗っているときの展開はとても引き込まれます。残念なのは、読者置いてけぼりで設定資料をぶちまけるような展開と時系列のスキップ、進まない話数、増え続ける閑話と番外編。長編小説ではなく、異世界小噺集です。本編の補完と今後の展開に期待を込めて。