第27回:完璧超人の欠点
相変わらずの不定期ネタです。
・完璧超人は白けてしまう?
異世界転移や異世界転生物でよくあるのは「俺TUEEE」や「ハーレム」に代表されるような事例ですが、あまりにも全てが容易に手に入るのは逆に面白くないと思いませんか?
あまりにも強すぎる師匠キャラは、途中で離脱したり弟子に出番を譲ったりしますよね。もしくは既にサブキャラ扱いでメインの活躍は主人公達に譲るというパターンとか。それ位、あまりにも強すぎるキャラは白けてしまう危険性があるのですよ。以前に触れた『黄金バット』、『ワンパンマン』に登場するサイタマは一番の代表例ですよね。
例えば、ソシャゲでガチャを回すと確実にSSRを引き当てられる、敵の攻撃が一切当たらない、どんなゲームも苦労せずにクリア可能――そう言った無双しまくりなキャラが主役の作品が本当に面白いのか? 書き方にもよりますが、大抵はどのように苦戦させるか思いつかずに挫折する可能性は高いです。
そう言った無双展開は、ピクシブで展開されるような二次創作でも存在したりします。もはやオリキャラでやったいい方が感じの作品もありますが。特にある版権作品を無双させる為の版権クロスオーバーとか――。
(カクヨムでは版権クロスオーバーは禁止されているので、まず見かけないと思います)
敵側で似たような完璧超人を出したらどうでしょうか? 味方サイドでは白ける展開が、敵側だと起こらない――とは限りません。敵側が無双するとあっという間にバッドエンド一直線です。一般的な読者に受けるとは思えません。ピンポイントな読者狙いであれば、こう言う書き方もありですが。
その為、味方でも敵でも無双展開に代表されるワンサイドゲームは、見せ方次第で確実に白けるので、初心者が出すべきではないでしょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます