第8回:どうして異世界物WEB小説が多いのか?

ここから数回は「現実世界」や「現代」題材の小説を書く人が少なくなっているのでは……というメタ発言全開のネタです。


・そもそも

テレビドラマの場合、異世界物という作品はありませんよね。最低でも国産のドラマでは。海外だといくつか存在はするのですが。


中には「勇者ヨシヒコ」シリーズのように異世界題材の作品もあり、やろうと思えば出来なくはないという気配もします。


では、どうして? テレビドラマでは現代物が多いのか。それは一説にロケの事情や予算の関係といった大人の事情が絡みます。それを踏まえて本台に行きます。


「どうしてWEB小説では異世界物が多いのか?」


一説には「異世界物が人気なので、異世界物を書けば目立てる」とか思っている人もいるでしょうか、おそらくは違います。同じ異世界物なのに、ヒットするのはほんの数割程度。ランキング上位に入ったとしても、ソレは一時的なもので長くは続きません。他の作品と似たり寄ったりだと、その辺りは見破られます。


これはピクシブにおける特定二次創作作品が上位を独占する状態と似ていたりしませんか? 結局は読者の興味のある物を題材に仕様とすると、自然とそうなるかもしれません。


異世界物は本来自分が書きたい物でしょうか。現代物を書きたいのに、読者獲得の為に異世界物を書く……。小説を書いていて「これは違う」と思う事はあるでしょう。ストレスをためながら小説を書いていても、自分で書いていて楽しくなければ駄目なのです。


果たして、読者は現代物を求めていないのか? ソレは違うと明らかに言えるでしょう。テレビドラマの視聴者層とWEB小説の読者層は一致しないのでは……という考えをする人もいるかもしれませんが。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る