第3回:プレイ体験が必要なパターンと不要なパターン

 序盤数回は「ゲーム物」集中講義です。以前の補講もあるかもしれませんが、基本は新ネタで。自分もゲーム物を新プロットで考えているので、それを踏まえて皆さんと再認識する為に……という目的もあるのです。


 ・今回のテーマ

 ゲームによってはプレイ体験がないと、一部は想像で書かないといけません。想像で書いてSNS上で炎上するのは二次創作のエアプレイSSによくある事ですが、一次創作でもないとは言えないのです。


 不要なパターンは、実機と言う概念がないゲームです。近いゲームをヒントにして設定を作り、そこから執筆するパターンですね。もしくはプレイするのがノベルゲーみたいな作品とか、乙女ゲーも該当しそうです。簡単に分類するとすれば、リアルでプレイ感覚が小説に影響するかしないかです。


 必要なパターンは、ズバリ実機でプレイ体験が可能なゲームを題材にする場合です。格闘ゲーム、リズムゲーム、シューティングゲーム、ベルトアクション系等が該当するでしょうか。どうしても自分の上ででは難しくて手が出ない場合、最後の手段ですがプレイ動画をチェックするのも一つの手段になります。


 プレイ動画だけで『プレイした気分になる』は炎上するのでは……と思うかもしれませんが、それはあくまでもです。


 一次創作では、キャラは仮に元ネタがあるとしても、基本的には全てがオリジナルキャラになりますよね。オリキャラオンリーなのになぜ炎上するのか?


 それは元ネタが明らかに分かりやす過ぎて見破られる、一次創作と言うには二次創作と思えるような設定等が残っているのが原因です。分かりやす過ぎて見破られるパターンでは、似たような一次創作が多くてそう見えてしまっているパターンもありますが、後者は一次創作としてではなく、二次創作としての手法で作っていませんか? そうした版権作品と言われそうな要素を削っていく事で一次創作にしていくのです。


 ゲームのプレイ体験は、ある意味でも重要ですよ。その体験が小説を書くのにも役に立つという意味でも。

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