第45話 命がけ
夜が明け一行は東の鉱山を目指していた。その時遠くで砂煙をあげるイノシシを発見した。
イノシシも群れてはいたが、それほど数は多くない。だが、明らかにこちらを目がけ突進しようとしている。
遠目でもハッキリと見えるほど大きなツノがあった。これも悪霊オーラの仕業か。
ハリーの指揮の元、皆は馬を降り前に進んだ。タマ子達は後方で馬とバリアの中で待機した。
また怪我人が続出した。中には牙で胸を刺され即死した者もいた。
ようやくイノシシを倒した一行は手わけして亡くなってしまった戦士達をバリアの中まで運びこんだ。
仲の良かった仲間はすすり泣く。タマ子も遺体を驚いた顔で見ていたが、泣き始めてしまった。
亡くなってしまった戦士は3名。皆若き勇者だった。
「私はもうバリアにはいません!」
タマ子は泣き腫らした目でハリーを睨みつけた。
頑張れタマ子!負けるなタマ子! ゆめ猫 @yumeneko727
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