第2話 お嬢と親父さん
「おい津端。」
「お、お久しぶりです親父さん!!!」
ゴゴゴゴゴ……とオーラを放っているこのお方。
お嬢の父上であり柴崎組組長の柴崎 秀吉。
(秀吉はひでよしではなくしゅうきちと読むらしい)
相変わらずこわ……厳格なお顔である。
「今日はどうされましたか?」
「ワシのプリンセスはどこじゃ?」
「お嬢ならあちらの」
「パパ~!!!!!!!!!!」
「遥香~!!!!!!!!!!」
俺の目の前でキャッキャウフフしてる二人。
キャッキャウフフしてるけどお嬢と組長だから。
今さらだがお嬢の名前は柴崎 遥香。
親父さんが半年かけて考えていた。
「遥香はまた美人になっとるのぉ!」
「パパはまたシワが増えてるねぇ!」
ちょっとお嬢。
お嬢の今の一言で親父さん傷ついてる。
笑ってるけど泣いてるから。
気づいてあげてお嬢。
その日の夜。
俺はインターネットで若返りの方法を調べまくっている親父さんを見てしまったのは忘れたい。
ヤクザ物語~お嬢と付き人~ 竹橋龍聖 @iamnagaya2
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