資料とノート

資料とノート(第1話分)

 ネタ元などが色々あるのですが、メモ代わりに書いておくことにしました。


『AAゴールデンエイジ(https://kakuyomu.jp/works/1177354054888771609)』

 今回の物語を書くきっかけになった小説です。


『ヴァイスの空』

 スペースコロニー出身で空や海を見たことがない少年、という設定はこの漫画から取りました。


『日本沈没』『日本沈没 第二部』『太陽の黙示録』

 日本から遠く離れて暮らす日本人の様子などを考える上で参考にしました。


『米軍と人民解放軍』『米中もし戦わば 戦争の地政学』『自衛隊入門』

 台湾での有事から米中衝突に至る過程を考える上で参考にしました。


『首都消失』

 首都機能が失われた時に、全国知事会が名古屋で代理政府を作る、という設定はこの小説から取りました。


『法と国際社会』

 国際人道法云々などの、国際政治のやり取りを考える上で参考にしました。


『原爆災害』『電磁気学 初めて学ぶ人のために』『この世界の片隅に』

 水爆による被害の大きさなどを推測する上で参考にしました。考え方としては、まず広島型原爆(核出力15[kt])だと半径2[km]圏内が全焼すると仮定しました。その上で、米軍のB61(核出力240[kt]と仮定)が爆発した時には何[km]圏内が全焼するかを概算することにしました(ちゃんと探せば資料もありそうですが)。

 雑な計算ですが電磁気学で出てくるガウスの法則を応用して、爆心地から半径R[m]地点を通る半球面を貫く全エネルギーが、爆心地にあったエネルギーE0[J]と等しくなると考えました。この時、半径R[m]の半球を貫く単位面積当たりのエネルギーをEr[J/m^2]とすると、次が成り立ちます。

 E0 = (4πR^2)/2 × Er

(爆心地にあったエネルギー)=(半球の面積)×(半球を貫く単位面積当たりのエネルギー)

 どのくらいのErを受けると全焼するのかは分かりませんが、核出力E0がN倍になると全焼の半径Rは√N倍になると推測できます。すると、B61の核出力は広島型原爆の16倍なので、全焼の半径は広島型原爆の4倍となります。爆心地として設定した防衛省(市ヶ谷)からだと、約8[km]圏内が全焼することになります。

 今回の計算ではエネルギーが半球状に伝わると考えましたが、実際には地面や空気に吸収されたり、建物などに遮蔽されたりします。そもそもエネルギーが放射状に綺麗に伝わる訳でもないので、もう少し被害は減るでしょう。品川駅辺り(爆心地から7~7.5[km])でようやく半焼の建物がある、などと書いたのはそのためです。



 『浦島太郎』や『俺ら東京さ行ぐだ』はネタというか、何か軸があった方が書きやすいかなと思ったんですが、正直あまり設定を引っ張れる気がしません。

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