少女は夜の公園でささやく。

 不登校の主人公には、一人の妹がいた。事故で植物状態になった妹だ。毎晩、主人公とその妹のために、両親は言い争う。不穏な家の空気から逃げるように、主人公は夜のコンビニに向かう。しかし、そこで一人の少女と出会った。
 少女に誘われるまま、主人公は夜の公園で童心にかえって遊んだ。
 少女は毎晩のように、主人公と夜の公園で遊んだ。
 二人の関係は、このまま続くかのように見えたのだが……。

 夜の公園の不思議な雰囲気がたまらない一作。
 字数制限つきでここまで書ける作者様に脱帽だ。

 是非、御一読下さい。