第505話「まるで」 ベルリク
ベーア帝国軍が被害担当部隊を前面に押し立て、ロシエの派遣軍を混ぜ、二千門以上を集中させた”大”砲兵軍団を注ぎ込んだ突出部とその根拠地。これが仮にこのまま拡張するとどうなるか?
直進して南北縦断鉄道を遮断する。後退計画が麻痺してまずいことになる。
右折か左折をして他の渡河地点形成の手助けをする。鉄道を切られるよりはマシだが、水際に張り付いた軍が壊滅する。
やはりこう、そういう美味しい餌が無いと中々敵も食いついてきてはくれないものだ。美人局をするにしたって用意すべきはまず美女だろう。出来ればボンキュッボン。
「水際を貫いて突き刺さる姿、まるで男根のようだな!」
「敢えて引き込んで形成させました」
「つまりそこから去勢だな」
「どう料理しようか検討しています」
「やはり貴方も乗せたことがあるようだな、我が夫よ」
え、どういうこと?
敵軍を引き込んで受動的に三方包囲状態を形成した突出部攻略にあたり、黒軍による鋭い一撃での指揮統率の麻痺を念頭に入れて逆襲計画を考えている。その一撃を確かな物とするため、白帽党軍から選抜した者達を聖戦士化させて使おうとも考えており、党軍司令官イブラシェールを司令部へ招致している。
「西ほど、西岸部の重砲兵陣地に設置された大口径砲に守られて頑強です。被害担当部隊を運用し始めたぐらいなので味方諸共砲撃する覚悟はあると見ています」
「砲兵密度は東に行くほど薄まるわけだ。先端が弱い、まるで男根のようだな!」
「渡河地点で、砲弾の傘の下で架橋作業が順調に進んでいるとみられます。作業の妨害の前に重砲兵陣地に対して対砲兵戦をしなくてはいけませんが、敵砲の集中度合が対処困難な域に達しています」
「対抗するなら時間が掛かるが、しかしそんな暇も無く早急に対処したいな」
「マウズ川からの今期最後の計画洪水で一時補給を麻痺させましたが決定的ではありません。これの衝撃から敵が態勢を立て直すのは短期と見ています」
「しかし大出血を試みるならば、最大限に怒張した状態で切断すべきである。大きければ大きい程、攻めたいと思わせてくる。急所に先端が迫れば迫る程、精神を揺さぶる。その姿、まるで男根のようだな!」
「計画後退に支障を来すので突出部へ軍投入量の最大値を見定めている余裕はありませんが、気になるところがあります。こちらの引き込みに乗ってきていることです」
「この突出部は脆弱である。全周防御体制を整える時間も無く、沿川はともかく火力が低い。それを承知でここまで突き進んできている。復讐で頭が沸騰しているとはいえ、そこまで頭が悪くなっていると思えない。
何故敵はここまで脆弱を晒した? あえて危険を冒したのか? 命を投げ打ってまで欲するものがあったのだろう。時に欲望は、得られる物とは比較にならぬ程過大な損失に目を閉じてしまう。まるで詩文のように、愛する者のために何もかも捨てて良いと衝動的に行動してしまうものだ。怖ろしく激しく儚き激情よ。
私には分かるのだ。愛や憎悪があるからこそ出来る捨て身よ。求めるのはその情を当てる先、それこそ我が夫よ、貴方以外に他は無い。これこそ、まるで男根のようだな!」
「私を誘い出して首を狩るための作戦、だと言うのですね」
黒軍で一撃入れてから殲滅しようと考えていたので、その通りならば自分は誘いへ見事に乗りかけていた。
「世界戦争の遂行に縛られる遊牧皇帝頓死の行き着く先は歴代、侵略の中断からの内戦である。これが最も安価に防衛戦争を成功させる。二十五年程前だったか? イディルの死によってお互い経験したところ。成功様式を模倣するのは自然なことだ。私も貴方を犯して囲い、遊牧皇帝としての霊力を奪い取ろうと思っていたからな!」
黒軍予備隊の頭領として黙って聞いていたシルヴが口に手を当て笑い出す。
アクファルがイブラシェールの背後に回る。
「さて愛しのベルリク=カラバザルよ。ベーアに恨み焦がれたその身、どう使うのか」
■■■
男言葉の女みたいな男、イブラシェールが何か親近感でも湧いたのか”お困りであろう。存分にお使いあれ”と、女言葉の男みたいな女、シルヴへ包みを一つ贈って退室。
その後、お茶にする。砂糖、香辛料を混ぜたもの。
椅子の尻を乗せるところに背中がつくまで滑らせる。
貴重な意見は聞けたが、どうもイブラシェールがいると集中力に欠く。まだ何も決断出来ない。
「で?」
シルヴが”やんのか”と言う。
「帝国連邦はもう組織で動いている。だから……」
「本当に?」
「一致団結はさせていない。そもそも俺が死んで困る連中はもう準備してるんだよ。してる奴は文句言ってる暇が無ぇし、してないのに困る奴ぁ馬鹿か無力だ。どうしようもない」
「ふん」
「それから罠を正面から殴って潰すと絶対楽しい。おしっこ漏れちゃう」
「それもそうね」
立って便所に行って小便して戻ってくる。
「それ中身なんだった?」
「革製品?」
シルヴが包み布越しに感触重量を試してから開封すると、そこには黒茶に輝く頑丈な革製の、男根付き下着もどき。ギチギチに締め上げて腰に固定出来る仕組み。
「まるで……」
シルヴがそう言って顔を赤くして笑って、たまらずその男根で机をビダン! と引っぱたいた。
「これやっだ! ひぃいえっへっへへへへ!」
シルヴは顔を手で抑えて、笑いが収まるまで待って、ちょっと困って、包み直して己の鞄に入れた。
何てこった!? 何だとおい! 自分がチンポチンポ言っても、”は、あんた馬鹿じゃないの”って顔しそうなシルヴがあんな卑猥な物を受け取った!
羨ましい! あのチンポ野郎、シルヴに喜ばれるなんて、この、うおぅ!?
何だ、何が違う? 違うところだらけで逆に分からんぞ。
「シルヴ」
「はぁー……うん? 何」
「チンポ」
「は、あんた馬鹿じゃないの」
くっそ!
「ヤヌシュフに送るわよ。魔族は無くなるからね」
「シルヴが使わないの?」
取り出された男根もどきで頭を殴られた。
「あらやだ。うぇっ……」
シルヴは腹を抱えて「いぃぇひぇっひぇっひぇ! ぎぃえっふ、うぇっふ!」と馬鹿笑い。
■■■
突出部への攻撃計画を立てる前に、竜跨兵による情報収集、分析結果をまとめる。
非常に芳しくない。偵察行動中の竜の負傷四、死亡と行方不明が十七で跨兵の被害はその三倍。墜落時の死亡率は九割以上。
ロシエの理術兵器による対空攻撃能力が予想をはるかに上回った。この被害は、徹底的な対策を打つ前の極短時間で発生したものだ。
装甲機兵に装備された機関銃、そして機関”砲”と呼ぶべき連射型小口径砲による立体射撃にやられた。
まずは機関砲から時限信管が仕込まれた小口径砲弾が発射され、竜跨兵よりおよそ高い高度へ撃ち上げられて空中で炸裂。ここで破片に当たって飛行能力が喪失すれば、その場で死ななくても墜落してほぼ死亡確定。軽傷で、滑空などして上手く着陸しても敵中孤立状態なら地上で狩られる。
頭上で砲弾が炸裂し、驚いて高度を下げれば今度は別の装甲機兵が小回りを利かせて素早く位置を調節しながら追走して来て機関銃で弾幕を張る。
装甲機兵一機につき機関銃は一丁ではなく、銃手一人で使える四丁一組で一機の対空弾幕射撃仕様。直撃すれば竜の巨体でも、巨体であるからこそ大量に被弾して全身がバラバラに千切れ飛ぶ威力があるとのこと。
また以前のロシエ遠征でも驚異的だった近接反応の炸裂弾に加え、銃弾自体が発火して視認可能になる曳光弾が混ざっていて、銃手が弾道を目視確認出来るので照準調整が非常に巧妙であるそうだ。
四連装機関銃、この発想は無かったな。大体銃口を悪戯に増やしたような火器は流行から取り残されるものだが、管制一つで連動する四丁……水平射撃の威力は想像を越えるだろう。白兵戦が活きる時代もいよいよ終焉か?
被害を受けた後は、敵の対空射撃圏外からの遠望偵察に終始。大雑把な部隊配置、進行方向が確認出来る程度に留まる。
遠望からでは把握出来ない敵の情報は地上から、偵察隊を派遣して確認することになった。
司令部の位置と電信網の把握。敵の脳髄、神経の位置が分かれば弱点が見える。
砲兵陣地と弾薬庫の位置も知りたい。現代の戦争、砲火力は機動範囲に直結する。砲弾が炸裂した火の下だけが踏んでも安心出来る、足元を照らす蝋燭だ。
砲弾の無い暗闇の中では首が刎ねやすい。
「ロシエの派遣軍ってことはフレッテ兵がいる前提だ。理術装備も進化していることは確実で、火器との組み合わせで乗算的に脅威が増している。全員、上等な魔族ぐらいに考えていいかもな」
「分かっている、大将」
親衛偵察隊、ルドゥなら黒軍の突入位置を照らし出してくれるはずだ。彼等で無理なら別の手段を考えようか? いや、信頼と拘りは別の話だな。
■■■
帝国連邦軍へ情報提供可能な観測地点からの天気予報の報告書を見ながら悩む。
ケリュン族の星見の達人――占術ではなく長年の天候観測経験を頼る――を招いて話を聞いて更に悩む。
親衛偵察隊から情報が送られてきた。
敵司令部の位置は不定。突出部にいる敵軍の足が非常に鈍っている中、その域内で位置を特定されないように動き続けている。理術式の機械を使って書類に資料や電信装置に電線などを悪路越しでも運び、防御に監視に脱出が、優位に出来る位置から位置へ動き回っている。
電線の設置状況から司令部の移動範囲は、現状では突出部の中央近辺。詳細な移動先の特定は損害が多く困難だという。
強力な、”静かな”理術式部隊である。
戦列装甲機兵という巨人機械は蒸気機関を焚いているので騒音が酷いが、ペセトト式呪術人形の系譜である理術兵器類は呼吸が無い分、人間より静かである。
”静かな”理術機械の中には大型犬程度の四脚型が有り、これに多くの荷物を載せて軽快に移動したり、機関銃自体を搭載してそのまま射撃台に出来るという。我々の車載機関銃より小回りが利きそうだ。
歩兵も、理術式の義肢や義眼などで視覚や身体能力が強化されている。
強化外骨格装備の兵士は、単純に強い歩兵というより二本脚の装甲騎兵。
金属攻撃を反らす磁気結界装置もこちらの従来の戦闘方法を覆す。調子を狂わすのは以前通り。
恐ろしいロシエ以外の部隊は、基本的に被害担当の懲罰兵。尋問や自白によって調査したところ、犯罪者が集められた使い捨て部隊で、栄養不良、疫病蔓延で心底参っている。
そんな弱体と見られる懲罰兵だが、その部隊の長は真の人狼で、その声で煽り立てられるとボロボロの身体でも勝手に動き出すような感じがするらしい。術の一つだろうか? こちらの、薬物洗脳等で捨て身にさせる聖戦士に似た何かを感じる。
人狼と言えばイスィ山地西で戦った入れ墨部隊だが、その話と姿は”未だ”確認出来ていない。自分の首を狩りたいという意志があれば付近にいてもおかしくはないが。
情報が集まり、分析が出来るようになって、未来の様子が複数浮かび上がって悩みが増える。
迷った時は初心を思い出すものだ。
仮称”敵策源地反復攻撃戦略”。今も尚覚え書きの紙面と脳内で修正中であるが、本ベーア破壊戦争の根幹だ。
本攻撃戦略は異常な攻撃性から諸外国との関係悪化が予測される。そのため良好な国際的外交関係の構築を前提とする。
一方的な敵地攻撃を理想とするため、自国の地理、外交的な”聖域”の構築も前提とする。
開戦は奇襲的な先制攻撃が望ましい。第一撃で戦線を拡張し、住民避難を失敗させ、利用出来る占領地を多く獲得する。
占領地では徹底した行政を敷き、傀儡国家を作成して運用。敵の資源を効率的に我が物とする。
攻勢限界に達したと判断したら占領地、傀儡国の維持に拘らず後退する。
後退中は徹底した焦土化を心がける。破壊と略奪の手段は問わない。
焦土化された我が軍の退路を敵軍に、あたかも敵地のように進ませて疲弊させる。
そして長期計画で築いた永久築城による堅固な防衛線まで引き込んで優位な戦闘を展開する。
敵軍を劣勢に陥れてから時機を見て反攻を開始する。
反攻の後の進攻距離は、可能ならば第一回攻撃の攻勢限界点より更に奥地へ進む。
状況に応じてまた第二回目の後退、焦土化、優位な防御、反攻を行う。これは満足のいく結果が得られるまで反復して敵国を”砂漠化”する。
最終目的は敵国の”非宿敵化”である。終戦手段には拘らない。
補項。”非宿敵化”に至ったかは政治判断に依拠する。消滅であれ、復興まで百年掛かると見做されることであれ。
追記。以上の記述は何もかも絶対ではなく、状況に応じて柔軟に修正して運用するように。
人様に見せて自慢する戦略になってなさそうだが、今はこれに基づこう。
これを”本物”にするには、この戦争が終わってから専門家達が研究してまとめるという手順が必要だ。
■■■
初心に帰り、危険を省みずに冒険的な攻撃を行う。久しぶりに頭に浮かんだ”馬鹿をやる”勢いで。しかし、馬鹿なことをやるため十分に、時間制限内に準備する。
不正確だが、待てば理想の天気が訪れるという前提で、まずは突出部中央へ北部から南進して切り込める位置へ移動。北風に乗る予定。
その理想の天気が訪れるまで、黒軍と黒軍予備隊の指揮系統の統合を狙った演習を短期で行う。
視界不良を前提とした夜間訓練を重視。夜目の利く獣人騎兵を先導役とし、必要なら野戦任官で役職をつけて各隊の指揮官や副官へあてがう。
騎兵だけではなく歩兵と砲兵も連れて行く。徒歩にはせず、替え馬や車両に乗せて乗馬歩兵程度の機動力を持たせるため乗馬訓練も並行。”三角頭”の古参妖精などは馬に乗らずとも遅れずについて来られるが、その元気はもっと後で発揮して貰う。
重火器としてはいつもの火箭と機関銃に、放棄前提で騎兵砲も一応持って行く。毛象も連れて行き、弾薬携行数を増やす。
今回は力を入れるところなのでアリファマに、戦死前提でグラスト術士の部隊を編制して寄越すように要請。本人が二百名を連れてやってきたので、やはり消耗が惜しいけれども心強い。
突出部を包囲するイラングリ、ユドルム、ラグト右翼方面軍、エグセン第一人民軍にはこちらの行動に合わせた総攻撃準備をさせる。
今更だが「黒軍総員、生還の望みを捨てろ」と訓示……ルドゥは未帰還だ。そういうこともある。
今までに無い強力な敵を前にしていると見做し、白帽党軍司令官イブラシェールに聖戦士団の派遣を要請。戦死前提、全周囲から攪乱目的で投入する。重点攻撃位置を悟らせない効果を見込む。
その聖戦士団、赤帽党軍を倣ったのか像を飾る山車を押し、引いている。家畜の類はあえて使っていない。
像の外観は、露出した巨大な男根を勃起させる男性で、おそらく顔立ちは自分に似せている。また陰嚢が乳房であることから、ザガンラジャート神との融合が見られた。見た目より山車の動きが軽快であることから木彫りで中空構造らしい。破城槌を兼ねるザガンラジャート山車よりは性能で劣るが、とにかく目立つ。恥ずかしい。
聖戦士として最後の仕上げ、撃発が行われていない者達が自分を見る度にわざわざ足を止めて平伏していくので似せているのは間違いないようだ。
電信により、ランマルカが一番、ランマルカから指導を受けたセレードが二番目にエグセン地方への暴風雪到来を予報。その報せを受けて統合黒軍の最終点検を済ませ、風雪の到来とロシエの飛行船運行の停止判断が始まるだろうという時点で攻撃開始位置へ日没前に移動し、夜陰へ紛れるようにする。
暴風雪が日の出前に始まる中、聖戦士団を先駆けとする総攻撃が開始。
黒軍は敵との戦闘よりも移動を重視し、突出部内部へ浸透。火器より石鏃の弓矢を中心に使って音の少ない戦闘を最低限行う。
弓矢以外に白兵戦を重視。磁気結界装置は個人で使わず、指揮官の号令で使う物という”にわか”の情報がほぼ確実である、ということが戦闘行動の中で判明。
こちらが設置した対人地雷や、視覚聴覚不良の中での脱落者が出るが速さを重視。
そして大きな抵抗を受けることも無く主街道へ出る。我々が要所を破壊して使い辛くしたところを敵が修復した道を使って西進。
ロシエ派遣軍や懲罰隊の司令部など中枢を探し出して狙ったりしない。戦力自体の撃破も狙わずに吹雪の中を敵中突破。
暗闇が白くなって、ぼやけた朝日が東から昇る中でリビス=マウズ運河に築かれた敵の渡河地点に、先行した黒軍騎兵隊が到着する。水位が下がって、計画洪水の名残である氷の破片が未だに散らばり、敵の手によって架橋された地点に到着。
騎兵突撃で一挙に東岸架橋部を掌握。
塩素瓦斯弾頭を混ぜた火箭で西岸にいる敵の行動を一時止めるため爆撃。
その間に騎兵砲を並べて設置して砲撃開始。同時に騎兵が橋を渡って西岸陣地に突入。
全て迅速軽快。発砲開始まで静粛だった。悪天候の中で敵の初期対応は疎かで奇襲になっている。
これより西岸に設置されている重砲陣地に突入して乗っ取る。奪った大口径砲で敵に食らわせる。使い捨て程度の騎兵砲しか無いのに砲兵を連れてきたのはこれが理由だ。シルヴとその部下達も列車砲の扱いを理解している。
敵突出部の内側から逆方向へ突出部を形成する。
まるで梅毒のようにベーア帝国の面子も政府機能も腐らせてやる。
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