第355話「アデロ=アンベル斬首」 ミィヴァー

 日没して間もない夜。フレッテの目が良く働く時間帯。スペッタ上空。

「死に損ないの同胞諸君。また肩を並べることが出来て嬉しく思います」

 機関駆動と振動音、回転翼が叩く風の音が、頭を下げなければならない狭い船倉内で木霊して変な気分になる。床は軽量化のために薄く、踏み応えが軽薄に浮ついていて水上船より頼りない。

「仇は帝国連邦ですが、あの蛮族を呼び込んだのは奴等です。八つ当たりとは言わせません」

 同胞達が大きく笑う。人間から見れば忍び笑いといったところ。

 先に行われた聖戦軍によるスペッタ攻撃は、現地を占拠する海兵隊が撃退した。寡兵が良く大軍に抗ったという形だが被害を受け、作戦遂行能力が低下。第一には弾薬消耗が激しく、次に同じようなことがあれば全て使い切って前半戦を乗り切れる程度。長時間戦闘により理術具の消耗も激しくこちらは四半戦程度。戦闘要員の死傷率は一割に満たないが、飛行船整備員は騎兵襲撃を受けて損害三割を超えてしまい、これ以上は補充を待たなければ聖都爆撃任務に多大な支障を来す。飛行船用物資も主に爆弾が爆破されて欠乏中で、気嚢用の張替え布も焼かれて不足。

 聖戦軍の夜明け前後を利用した攻撃は痛手だった。応援部隊が海上、ベルシア方面から向かって来ているが今すぐという話ではない。聖都脅迫の力が弱るとロシエの戦争は長引き、疲弊する。得をするのは交戦当事国以外、ほぼ仮想敵のみ。

 スペッタは第二次攻撃を受ければ陥落せずとも発着場の能力を失い、価値の薄い只の孤塁に成り果てる状態。打破しなくてはならない。

「狙うは頭、アデロ=アンベル・ストラニョーラ。チタク枢機卿はお飾りの少年、容易に代替が利きます。もし殺せば士気高揚の道具となり、ですから手出し無用です」

 今作戦を共にするフレッテ同胞達八名は、皆先の大戦で傷つき、そして復活した境遇を持つ義体兵。義肢義眼に及ばず、義脊椎に義顔、汁物しか啜れない義腸の者までいる正に死に損ない。廃民院で腐った干し肉に成り果てるより異形と化して戦場で死ねる方が幸せだと皆知っている。健常者は銃後で働き、障碍者は前線でくたばる。互いに望み通りで全く理に適う。逆は効率が悪い。

「間もなく降下地点です」

 船員が船倉入口まで降りて来て伝えてくれる。その船員は次の指示が飛んで来るまでその場で待機。

 暗闇だが、地表観測するのは同胞のフレッテ船員で空からの座礁の心配は薄い。計測器で高度も見ている。

「降下地点到着! 制動かける、両舷微速後進!」

「了解、両舷微速後進!」

「両舷微速後進!」

 操舵室と機関室の方から声が響く。あの大声をここで出されたら耳が痛い。

 機関の鳴動、回転翼の動きが止まり、変わり、反転。

「降下地点到着しました。少々お待ちを……」

「行き足、徐々に止まる……残り僅か、両舷停止!」

「了解、両舷停止!」

「両舷停止!」

「……風速と同調! 徐々に船首、風向に並ぶ……並んだ! 降下用意!」

「降下用意了解! 扉、開きます。足元に注意を」

 船員が手回し機を動かし、飛行船の腹が開いて寒い船倉に更に寒い冬の空気が入り、暗闇の色褪せた地上が見えた。塔や山の上から見るのとはまるで違う。

 同胞が長い綱の根本の結束と、結束場所の強度を再確認してから錨付きの先端を落し、途中で絡まないように手に持って直線のまま落ちるようあやす。錨の落着音を確認し、綱を落し終える。次に緩衝材詰めの武器袋の金具を綱に通して落とす。精密機械など入っていない。

「御武運を」

 船員が敬礼。敬礼で返してそして一人ずつ、間隔を空けて綱にしがみ付いて命綱を付けて懸垂下降。義手なら不要だが手袋を付けた両手で持ち、足を絡ませた摩擦で速度を調整。自分を含めた爆弾代わりの九名が滑降。

 風に流される飛行船と、地上を擦り切って地面に噛んだ錨を繋ぐ綱が湾曲して繋がって見える。尋常に生活していたら見ることなどない、陸上生物の有り様に反して本能が危険を叫ぶゾっとする光景だ。

 暗闇の向こう側で照明弾が光って尾を引き、夜間艦砲射撃の砲炎が閃いて、守備に徹しては負けると沿岸部から攻勢に出たスペッタ守備隊の進路上にある聖戦軍の防御陣地を破壊、切り開いている。

 夜襲の防止、攻撃し易いように前進してくる敵陣地の破壊、陽動、諸々である。アデロ=アンベル斬首作戦のためだけにやっているわけではないが、盛大な見送りではある。

 我々は飛行船から、聖戦軍が思わぬところに夜間降下した。西からでも東からでもなく、スコルタ島より北周りに高高度を飛行し、現地の夜を待って高度を下げて聖戦軍野営地の後背へ到達。

 因みに落下傘というものがあったが、スコルタ島での初回訓練時に、早々に二名死亡したので中止になっている。降下時に流され過ぎて尚且つ絶対に綺麗に開くわけではない。また落下傘自体が大きく嵩張り過ぎる。高度を選ばず降下出来るのが良い点だったが、今後の研究次第だろう。

 地上に降りて――先に降りた者が着地場所から命綱共々離れたのを確認してから――動かない地面に感動し、武器袋を持って現場を離れる。離れた後に上空で切断された、強度重視の重たい綱が地上へ導かれるように高速に蛇行して落ちて、飛行船がいた方向へ流れていく。あれに当たると痛いで済まない。

 各々武器を袋から取り出す。刀槍に短剣、弓矢に旗代わりの鎌。

 槍に鎌刃をつけた長柄を持つのは自分だ。これはこれで使い用があるが、返し刃付き程度の槍が一番使い易い。

「それでこそ”ヴェ〔ァゥ〕ハグー”です」

「半分だけですよ」

 不具の落ちぶれがそれを冗談で済ませられるとは、生きることを諦めないでいるものだ。

 移動して、木に登って野営地を観察する。

 見るのは人の流れ。特に伝令の流れ。更に士官級が脚と口に使われて動いているところ。加えて万遍なく多国籍で、フェルシッタ兵と教会関係者の動きが多いところ。荷物運び、部隊集結、医療関係、迷子。動きも装いも持ち物も違う。

 当たりをつけてから偵察虫、空飛ぶ義眼を飛ばす。義眼の機能停止、生の目も閉じる。

 偵察虫は構造上、蜻蛉型のままでしかも冬。怪しさだらけだが砲撃轟き、敵戦列が迫っている中で上空に見かけたとして勘が働くものではない。それに見つけたとして撃墜方法などそうそう無い。

 捜索は思ったより簡単だった。緋色の枢機卿のご立派な装飾大天幕が鎮座していた。そんなに目立っていいのかと思ったが、戦いを鼓舞するためのエンブリオ枢機卿とはそういう存在だった。しばらくあのおデブちゃんが席に収まっていたから忘れそうになる……お菓子をくれてやると犬みたいに喜んでいたことを思い出す。子供の頃から教育が厳しく、粗食を強いられてパンと少しの野菜と水以外口に出来なかったと聞いたことがある。

 大天幕の入口に立っているのは黒人の少年、南大陸の……顔も服も西部じゃない、東部系の魔神代理領出風の高級奴隷系列。そこ帰りのアデロ=アンベルの子飼いだろう。

 黒人と目が合った。偵察虫は距離を取って、陰になるような別の天幕の上に停まったのだが良い目をしている。これが何であるかまでは分からないだろうが。機能を切る。

 飛行船の爆撃を待つ。何かするなら混乱の中。

 西の海上、スコルタ島から飛行船艦隊が飛来。焼夷弾を広範囲に撒き散らし、その爆撃で野営地、前進した陣地の全体像を炎で照らして浮かび上がらせるも、大部分が無人地帯に落ちた。夜間爆撃はそんなものらしい。

 次に艦隊第二波が毒瓦斯爆弾を、炎が照らす場所を参考に丁寧に広く落とす。今日は風が緩いから瓦斯の滞留も長引く。聖戦軍も防毒覆面を装備しているが全員ではなく、混乱が広がる。

 防毒覆面を装着して野営地へ裏から入る。この姿だと敵味方判別し難い。

 空飛ぶ義眼と再接続。大天幕の様子を一瞬窺えば、枢機卿を連れて修道騎士が逃げ出し、馬車に搭乗するところだ。黒人少年は防毒覆面を被って入口で歩哨に立っているからアデロ=アンベルも同じように中だ。

 敵中、敵兵と肩を触れ合うように進む。自殺同然であるが、義体兵は死に場所が欲しいのだ。それから多国籍軍であるので皆、軍服に装備がバラバラ。聖職者に修道騎士に民間人もいて堂々としていれば案外見逃される。

 疑う者、気付く者はいる。静かに刺し殺す。それを見た奴も殺す。襲撃と騒がれても、慌てないで堂々と進めば人の中に紛れて、誰だ誰だと騒ぐだけになる。夜なら尚更分かり辛い。焚火や篝火の灯りがあってもそれは正しく姿を映さない。動く暗い影、炎の橙色の人型。

 逸れて一人消え、手練れとの戦いで一人死んだ。

 大天幕、司令部に近づいた。警備状況に変化はほぼ無し。枢機卿の護衛が消えてむしろ守りが薄くなって、防毒覆面の着用で疲労と視界不良で注意力散漫。何者かによる襲撃、という情報が入っている気配は無い。

 黒人少年の前に空飛ぶ義眼を飛ばし、注目、目線を誘導、大天幕入り口から移動して足も誘導した。

 残る六人の同胞は周囲で警戒待機させ、一人で大天幕に入る。司令部の者達が戦場地図を睨んで、伝令が届けた手紙と、耳で聞いてまとめた情報を見比べ、ロシエ軍がどう攻撃しているか把握し、次の手を考えようとしている。

 アデロ=アンベルの顔を発見。ちょこまか伝令で走ってた小僧が育ったものだ。

「もう疲れたでしょう。ここでお休みなさい」

 人間には出せぬ、更に術に乗せた頭に染みる声で囁けば皆が頭を下げて目を閉じて、膝が曲がって手を突く。これが簡単に効くとは大分疲れている様子。スペッタ攻撃失敗以後も内輪の統率で寝る暇も無かったか?

 彼等が血の気に逸らぬよう、儀式舞踏のように出来るだけゆっくりと鎌で首を滑らかに落とす。乱暴な振舞いは刺激してしまうから。

 催眠にかかった者が顎を上げ、切ってくれと差し出す。首を、出血を他者が浴びてそれが気付けにならないような角度で落とす。希望の見えない疲労は自死に誘い、背中を押せばこの通り。

 殺して道を開き、アデロ=アンベルの首まで少し。

 叫び声、催眠が解けた。外を見張っていた同胞が防いでいないということはしくじったか。

「あらあら」

 舞踏は止めて踏み込み斬り付け、アデロ=アンベルの側にいた士官が腕を犠牲に助ける。腕は落としたが大将首を外した。

「げぇ!? 赤目卿!」

 げぇ、とは随分な再会の挨拶である。

 背後から黒人少年迫る。振り返らず、鎌の石突で無動作に刺し、刀で弾かれ、半身に構えて拳銃で頭を砕いた。

 アデロ=アンベル、天幕を剣で斬って飛び込んで逃げた。その背中は腕が落ちた士官が変わらず庇っており、腹を鎌で捌いて内臓を落しながらその肩越しに拳銃で撃つ。布に穴が空き、手応え無し。負傷に苦しむ声、肉の爆ぜる音が聞こえない。

 ランプを蹴って床に落して絨毯から燃やす。剣を抜いたり拳銃を抜いたり、今更遅い大天幕の中にいる司令部要員をさっと鎌を回して殺しながら走って外に出て、照明用の松明を取って大天幕の上に投げて燃やしながらアデロ=アンベルを追う。

 アデロ=アンベル、通りがかった伝令から馬を奪って逃げようとしたので銃撃、馬が倒れ、走って逃げ、追って、また馬を奪って走り、銃撃、手応え、当たったが馬は走り続ける。闇の中ではなく兵士の中に暴れ馬のように突っ込んで、天幕の一つに紛れ込んで「フレッテ兵!」と叫んだ。致命傷にはならなかったか、装具か何かに当たった。

 名将の条件は死なないことにあるとも聞くが、しぶとい。

「猊下はご無事かぁ!?」

 この声、馬鹿に重い馬の足音は竜騎士ヤネス・ツェネンベルク。不意打ち抜きで相手するには骨が折れる。司令部機能は一時麻痺させられたが、成功とは言い難い。

 良い思い付きがある。生き残っている同胞に手招きと、人間の可聴外音で暗号の言葉を使い、ついて来い、と指示。

 混乱から聖戦軍が同士討ちをしているのを見て、聞き流しながら野営地を去る。


■■■


 今度追うのは馬車の轍。枢機卿が退避するにしても暗闇に遠路遥々と逃げられる時間帯ではない。近くの農家や屋敷、城などに逃げ込むだろう。毒瓦斯に対する避難行動だったから遠くに行き過ぎることもない。防毒覆面を外せば轍以外にもお香が香るので追いやすい。

 近くの農家の屋敷と言って良い家に辿り着いた。ついて来られた同胞は二人。野営地からの追跡があるとして殿についたのが三人。また一人行方不明。しくじったのか、死に誘われたのか。

 家畜の逃亡防止柵と壁があり、門は開けなくても乗り越えて行ける。玄関前には護衛兵が二名おり、呑気に酒瓶が傍らにあった。夜は冷える。

「裏口を抑えてください。枢機卿は絶対殺してはなりません」

 壁を乗り越え、短剣を二本、刃から手に持って振りかぶって投げ一人、振り上げて投げ二人、仕留めた。

 倒れて音が鳴り、屋内から声。中年女、青年、子供、子供、子供、幼児、若い女、老婆、そして中年男が「見て来ます」と言って「お願いします」と言う発音が綺麗な少年が枢機卿か。

 玄関の扉越しに相手が音で分かる。足音重く、武装する金属臭もする。これが直属の護衛。

 扉に手が掛り、開き始めた直後に赤熱する鎌で突き破って刺し、頭を焼き、抜く。重く倒れる音に悲鳴の合唱。静かになるのを待ち、焦げた穴から声を掛ける。

「チタク猊下、ご同行願います。彼等に罪はありません」

 行儀の良い、バタバタとしない足音。力弱くしかししっかりと扉を開けたのは香の立つ緋色の僧衣の少年、エンブリオ枢機卿チタク。足元には重装甲の、竜騎士と見られる中年男の死体。脳を焼かなければ一撃で終わらなかったかもしれない。

 教会がこうも竜騎士を大々的にあちこちに動員など過去無かった。彼等なりに時代に追いつこうとしているわけだ。

「彼の遺体は……」

「緊急用にお金を持っていらっしゃいませんか」

「あります」

「彼等に修理代と合わせて渡し、埋葬を頼むのが良いでしょう」

「分かりました」

 後は馬車から馬を外し、枢機卿を乗せ、殿と合流したら大きく迂回してスペッタ圏内へ退く。

 作戦開始時刻を日没直後にすることで暗闇の中で逃げる余裕が出来上がる。


■■■


 翌朝、スペッタに入る。敵か味方か判断させるのに鎌を振らなければならなかった。

 チタク枢機卿だが、彼を処刑すると聖戦軍の士気が上がってしまう。徹底的にやってやると意気込む理由を与えてしまう。また捕らえ続けていても奪還しようと士気を上げてしまうだろう。旗は名誉で霊力が宿り、破いても不滅。扱いを物質のように考えてはいけない。

 ならばどうするか? チタク猊下の身柄を拘束していることを宣伝した後、現在の野営地を更に北へ、無理のない程度に後退させろという条件を短期の休戦と遺体の回収と併せて出し、飲ませてから無事に解放した。

 こうするとどうなるか? 二度とこうならないよう更に司令部周りの警戒が強化され、伝令の出入りも厳重になり、指揮の反応が鈍くなる。それから責任追及で内輪揉めが発生する。特に、枢機卿を象徴に実質指揮権を握っていたアデロ=アンベルなどどう糾弾されるか分からない。先のスペッタ攻撃の失敗と合わせ非難轟々だろう。フェルシッタの由緒も正しくない奴に顎で使われて気分が良好な貴族将官などいるわけがない。

 直接殺さなくても政治的に殺す方法もある。それでも斬首ならぬ馘首誘導とは、苦肉の策としか言えず結果が出るまで心苦しい。

 少し気遣い。昨夜はアデロ=アンベルにこちらの存在を、げぇ、と確認され、彼がヤネス・ツェネンベルクと肩を並べているとも分かった。ロシエの工作員にポルジア・ダストーリの存在が何れその筋から露見する可能性が高いと報告しておく。このくらいの義理は果たそう。生き残るかどうかはあの腕次第だが。

 フレッテの夜襲部隊は次の作戦が出来るまで待機。帰還者は自分を含めて六名で、やり口が手荒だったせいだが、余り良くない。死に誘われているせいだと思うが。

 マルリカはベルシア軍と共にこちらへ北上している。床屋外科出身の従士などと身分を偽ったままなら扱いが悪いので医療助祭の身分を明かした状態にしてあるから待遇面では安心だ。早くあの腹を触りたい。

 幻傷痛だが、飛行船からの降下作戦からの襲撃、誘拐と立て続けに良い刺激があったので鳴りを潜めている。今少し、失敗のせいで良くないが苦しいところまで来ていない。解放するまでチタク枢機卿の傍についていたことも助ける。

 彼は頑張って一生懸命に声変わりしていない高い声でロシエの不正義を訴え、”名高い騎士である貴女が何故このような真似を!”などと怒り、それから”救いの道はまだあります”などと言ってくれたものだ。由緒も肩書もある子なので手を出すことはしなかったが、満足した。

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