第51話・第二章までの主要人物、国家
*ネタバレを含みます。いきなり読まない方がよろしいでしょう。
*作中では語られていない設定も少し含まれています。第二章終了時点までのことなので、疑問なところがあれば疑問のままにしておきましょう。
*第一章の主要人物、国家紹介で説明した箇所の一部は省略します。
*地図は近況ノート参照
【本文】
○1年目・夏
01話:凱旋帰国 ~ 14話:観閲と軍事演習
○1年目・秋
15話:偉大なる先例 ~ 16話:雪がとけたら
●2年目・冬
16話:雪がとけたら
○2年目・春
16話:雪がとけたら ~ 20話:セレードの肉挽き器シルヴ
○2年目・夏
21話:死せるシビリ ~ 24話:陸に上がったセリン
○2年目・秋
24話:陸に上がったセリン ~ 25話:狼のイディル
●3年目・冬
26話:セレード魂 ~ 27話:オルフ王イスハシル
○3年目・春
27話:オルフ王イスハシル ~ 28話:戦渦延焼中
●魔神代理領
南北大陸に跨り、世界最大領域を誇る超大国。軍事、経済、人口ともに他国と大差をつけるが、立て続けに勃発した大きな戦争に疲労困憊気味。
*イスタメル州
スラーギィ県の増設、レスリャジン氏族の合法的流入、オルフ王領からの難民流入でお役所大混乱。
*メノアグロ州
イスタメル州右隣にある州。ヒルヴァフカ難民の主な受け入れ先。
*ヒルヴァフカ州
アッジャール朝中央軍の侵攻を受け、主戦場となって甚大な被害を蒙った。多くの村や街に畑が焼かれ、住民は集団虐殺された。
*ジャーヴァル帝国
魔神代理領東端の帝国領。アッジャール朝左翼軍の攻撃で軍が壊滅状態に陥って抑えを失っており、戦力を温存していた各地方勢力が好き勝手を始めている。また北東部には未だにアッジャール朝左翼軍残党が居座っている。
○ベルリク=カラバザル・グルツァラザツク・レスリャジン
男:セレード人
バシィール城城主 > マトラ旅団旅団長 > イスタメル州第五師団師団長
主人公。非公式にはマトラ人民防衛軍元帥位を持つ。名声と悪名が高まるばかり。
〇アクファル
女:レスリャジン氏族
遊牧民 > ベルリク付き秘書
ベルリクの種違いの妹。トクバザルの教育によってか冷酷な戦士に仕上がっている。
〇トクバザル
男:レスリャジン氏族
遊牧民 > レスリャジン騎兵大隊隊長 > レスリャジン騎兵連隊隊長
ベルリクの伯父。元セレード王国近衛驃騎兵。イスハシルに重傷を負わせるが返り討ちに遭って戦死。
〇ユーギト
男:レスリャジン氏族
遊牧民 > レスリャジン騎兵
ベルリクの従兄弟。イスハシルの近衛騎兵に頭を見事に槍で粉砕されて戦死。
○ラシージ
マトラ妖精
バシィール城城代 > マトラ旅団副旅団長 > イスタメル州第五師団副師団長
一方面軍に一人は欲しい逸材。ランマルカ留学経験はあるが共和革命思想被れは一切無い。
○ナシュカ
女:アウル妖精
召使い頭
アクファル命名「ナシュカ」。おっぱいがデカい。
〇シクル
女:マトラ妖精
マトラ人民防衛軍情報局局長に相当
アクファル命名「シクル」。人間が想像する妖精から遠く離れた性質の女。自爆テロ攻撃で黄金の羊シビリを爆殺。
〇ルドゥ
男:マトラ妖精
ベルリク直属偵察隊隊長
隠密、偵察、暗殺行動に長けた妖精。シクルとの間には二人の子供がいたが、戦後に死亡が確認された。
〇ミザレジ
男:マトラ妖精
マトラ県知事
非公式にはマトラ自治共和国大統領。共和革命派の皮を被ってはいるが愛国者である。
○ルサレヤ
女:古スライフィール人:魔族・ゴルゴド
イスタメル州総督
半分竜族のような姿の魔族。子孫の数は数え切れず。
○イシュタム=ギーレイ
男:ギーレイ人
高級奴隷
ルサレヤお付きの獣人奴隷。イスタメル州第一師団師団長職はあくまでも臨時。
〇ウラグマ
男:スライフィール人:魔族・ゴルゴド
イスタメル州総督代理
大祖母ルサレヤと同じ半分竜族のような姿の魔族。魔術使い殺しの魔術が使える。
*鷹頭
獣人ではないが、魔神代理領内においては広義の獣人奴隷。詳細に区別されているわけではない。
○ギーリスの娘セリン
女:ファルマン人:魔族・アスリルリシェリ
イスタメル海域提督、マリオル県知事
乙女っぽいところがままある海軍提督。明らかにベルリクにホの字だが、魔族化した以上どうにもならない。
〇メフィド
男:コロナダ人
イスタメル州第四海軍歩兵師団師団長
トカゲ頭。解放奴隷であるが、高級奴隷の地位が高いので地位が下がったような印象が魔神代理領では一般的。
〇リーデル
男:イスタメル人
貿易商
シクルに男にして貰った代償が過酷な尋問。行方不明扱い。
●エデルト=セレード連合王国
北大陸西部の北部地域にあるアルギヴェン朝の領域。遊牧帝国域と国境が接してしまった。
*アソリウス島嶼伯領
着々と海上貿易の中継港として発展中。
○シルヴ・ベラスコイ
女:セレード人:魔族・シェンヴィク
エデルト=セレード連合王国陸軍大佐、アソリウス島嶼伯 > 少将に昇進
魔神代理領との友好通商条約第十四条項に基づき参戦。戦争は楽しかった。
●アッジャール朝
偉大な統一皇帝バルハギンを第一の祖、その子アッジャールを第二の祖とする勢力。北大陸中部から東部の大半を占める一大地域、通称遊牧帝国を統一してバルハギンの勢力図を一時的にほぼ復活、超越さえした。
*レーナカンド
アッジャール朝の都で、難攻不落の山城である。公的な行事が行われる時以外は閑散としている。
*ラグト朝
偉大な統一皇帝バルハギンを第一の祖、その子ラグトを第二の祖とする勢力。アッジャール朝の宿敵であり兄弟分でもあったラグト朝はそれ単体でも十分に帝国を名乗れる勢力を持っていた。
*オルフ王領
過去にオルフ王によって全土を統一された記憶はあるものの、アッジャール朝に征服されるまで諸侯が乱立して相争っていた。地力は強い。
*スラーギィ
オルフ南部の先にある広大な平原。中央にダルプロ川が流れ、西部は草原で放牧に適し、東部は砂漠手前の荒野である。
〇イディル
男:アッジャール人
アッジャール王
黒鉄の狼という異名を持つ。比類無き強さを証明するために魔神代理領に侵略するも、ツァルベンの戦いにて戦死。
*何人もの王子達
最強の後継者を得るために複数の妻に何人も王子を産ませ、人間蟲毒のように相争わせている。
〇シビリ
女:オルフ人
筆頭官僚
アッジャール朝の実質の宰相。粗放だったアッジャール国内を先進国並みに整備した。シクルの自爆テロで死亡。
〇イスハシル
男:アッジャール人
王子 > 子たるオルフ王 > オルフ王
第二章の副主人公。自意識では制御出来ない、相手を魅了する視線と声の魔術を使う。魔神代理領との単独講和の後に暗殺される。
〇オダル
男:アッジャール人
将軍
イスハシルに一族ともに仕えている。駐在武官としてイスタメル州に派遣されたので戦場での活躍は無い。
〇イリヤス
男:アッジャール人
近衛隊隊長
イスハシルの従卒、友人として幼少の頃からともにいる。撤退のためにスラーギィを北進中、アクファルに射殺される。
〇ジェルダナ・ウランザミル・コジロマノ
女:オルフ人
スタグロ伯、イーゲリ=ノルザルキー市長 > オルフ王妃、妃将軍
イスハシルの五人の妻の中では最年長。勇猛果敢な指揮には定評がある。虜囚中に共和革命派思想に洗脳される。
〇ポグリア・ベランミレチェン・オザノフ
女:オルフ人
社長令嬢 > オルフ王妃、官僚
イスハシルの五人の妻の中では二番目に年増。官僚働きには定評がある。唯一イスハシルの子を妊娠、出産。
〇ユノナ=レーベ・ムルハルキー
女:オルフ人
聖職者 > オルフ王妃
救世神教のベランゲリ総主教の娘。救世神教徒をイスハシルへ忠実にしようと活動。イスハシルを庇い、ベルリクの馬に轢かれて死亡。
〇フルン
女:レスリャジン氏族
遊牧民 > オルフ王妃
レスリャジン氏族筆頭長老の孫娘。イスハシルを庇い、ベルリクに腰骨を銃撃で砕かれ、後に死亡。
〇シトゲネ
女:タラン人
子供 > オルフ王妃
タラン部族族長の孫娘。とてもではないが子供を産めるような年頃ではない。
●ランマルカ革命政府
ランマルカ諸島で人間を虐殺して勃興した妖精による革命政府。高度な技術力と強力な海軍力を有し、共和革命思想を世界に広げることにより平時においても他国に攻撃を仕掛けている。専制政治の打倒を名目に掲げているが、真相としては世界中の政府を転覆させると同時に、その間隙を縫って妖精種の地位向上を図り、人間種と対等以上に渡り合おうというものである。
●バルリー共和国
大公を国家元首に据える貴族共和制国家。閉鎖的な山岳国家であり、土地は貧しく、国民の多くは出稼ぎ労働が主体。
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