第22話・第一章までの主要人物、国家
*ネタバレを含みます。いきなり読まない方がよろしいでしょう。
*作中では語られていない設定も少し含まれています。第一章終了時点までのことなので、疑問なところがあれば疑問のままにしておきましょう。
*地図は近況ノート参照
○0年目・秋
01話:先の大戦
●1年目・冬
02話:戦後
○1年目・春
03話:バシィール城 ~ 21話:軍法第百五条
●魔神代理領
南北大陸に跨り、世界最大領域を誇る超大国。軍事、経済、人口ともに他国と大差をつける。基本は魔神の意思を反映するとされる”魔なる法”を信奉する諸勢力の連合体であるが、中央政府が直接統治する州が大半を占めている。
*イスタメル州
先の大戦で魔神代理領が獲得した旧イスタメル公国領全域。魔神代理領の中ではかなりの辺境。
*魔都
物理的に世界の中心と化した交易都市。世界の東西南北からの陸海交易路がここに集約する。
○ベルリク=カラバザル・グルツァラザツク・レスリャジン
男:セレード人
エデルト=セレード連合王国陸軍大尉 > 降格して中尉 > 無職 > バシィール城城主
題名の通りに本作主人公。平気で嘘が吐ける戦争狂。本気で殺しにかかってくる激しい女性が好み。
○ラシージ
マトラ妖精
奴隷 > バシィール城城代
軍人、官僚としても優秀な妖精。ベルリクに惚れ込んでいる。
*妖精
社会性昆虫に近い生態をしている。ラシージのような強い自我を持った指導者的立場の者は少ない。
○名無し
女:アウル妖精
召使い頭
暴力的な働き者の妖精。ラシージと同じく強い自我がある。
*給仕
妖精はラシージのように強い自我がある者を除けば好き勝手に役職を交代しているので特定の個人ではない。主に歳若い女性が務める傾向にある。
○ルサレヤ
女:古スライフィール人:魔族・ゴルゴド
北大陸北部方面軍司令 > イスタメル州総督
半分竜族のような姿の魔族。軍人、官僚として八百年以上功績を積み上げてきた大ベテラン。
*ゴルゴド
竜族に似た異形の姿を取る魔族。魔族の種となっている事実により、竜狩りの聖人に討ち取られた事実は無い。
○タルマーヒラ
竜族
ルサレヤの友人。ヴィデフト市でシルヴの砲撃により戦死。
*竜族
多くが有角で、腕に加えて翼もあり、長い尾に頑丈な鱗を持つ。爬虫類のようだが恒温動物で、知能は高度で魔神代理領では市民権がある。ただの飛びトカゲではない。
○イシュタム=ギーレイ
男:ギーレイ人
高級奴隷
ルサレヤお付きの獣人奴隷。イシュタムとは一族最優秀の証である世襲名。
*獣人
犬や猫などの哺乳類に似た姿を取る種族の総称。魔神代理領内では優秀な者を高級奴隷として輸出することにより部族の地位向上を図っている。
○ギーリスの娘セリン
女:ファルマン人:魔族・アスリルリシェリ
海賊の頭目 > 魔族化、イスタメル海域提督、マリオル県知事
海賊から海軍に鞍替えした海の女。魔族化したことにより海洋生物のような特徴を複数獲得。
*アスリルリシェリ
海洋生物を混ぜ込んだような異形の姿を取る魔族。
*ギーリス
今は亡き名高い大海賊。遺言により子供達に艦隊を分与した。
○ラハーリ
男:イスタメル人
城主
イスタメル土着貴族の筆頭。気苦労の絶えないハゲ。
●エデルト=セレード連合王国
北大陸西部の北部地域にあるアルギヴェン朝の領域。エデルト王国がセレード王国へ武力侵攻し、同君連合を勝ち取った。
*エデルト王国
ほぼエデルト人だけによる単一民族国家。統一性が高く、勇敢で忠実な国民性もあって古来より軍事強国として知られる。
*セレード王国
セレード人やククラナ人に加え東方からの遊牧民が流入している多民族国家。草原の馬を産するので騎兵強国である。
○シルヴ・ベラスコイ
女:セレード人:魔族・シェンヴィク
エデルト=セレード連合王国陸軍大尉 > 少佐に昇進、軍事顧問団幹部 > 魔族化、アソリウス島の聖女? > 大佐に二階級特進、アソリウス島嶼伯
第一章副主人公。幼少期からの殺人狂。魔族化したが外見に大きな変化は無し。
*シェンヴィク
強力な牙と爪がある魔族。過去にヒルヴァフカ州総督を務めたことがある。
○ヴィルキレク・アルギヴェン
男:エデルト人
海軍名誉元帥、その他諸々 > 海外植民地総監職を追加
海の勇者の再来とも云われるエデルト=セレード連合王国第一王子。欠点の少ない完璧超人。
○黒人奴隷
男:ムピア人
高級奴隷
ヴィルキレクが大戦中に魔神代理領で購入した高級奴隷。獣人奴隷より価値は一段下がる。
○リシェル・アルギヴェン
男:エデルト人
エデルト=セレード連合王国近衛少尉
エデルト=セレード連合王国第四王子。姉や兄と違って常人だったのでタルマーヒラに殴り殺される。
●神聖教会
北大陸西部全域で信仰されている聖なる神の教えの総本山。南部地域を中心に、各地には飛び飛びに聖領と呼ばれる領土がある。それは世俗領土と重複して存在することもある。
*アソリウス島騎士団
聖領であるアソリウス島へ聖皇の勅令で派遣されている宗教騎士団。魔神代理領が攻撃してくる際の防波堤として期待された。
*聖都
神聖教会の本部が置かれる聖オトマク寺院がある宗教都市。各国の聖職者代表、同時に外交官も集まっており、国際的な外交協議の場として重用されている。
○レミナス八世
男:フラル人
聖皇
神聖教会の最高権力者。基本的には非暴力の平和路線。
*前聖皇
先の大戦を引き起こした過激派筆頭。レミナス八世により廃位させられる。
○ヴァルキリカ・アルギヴェン
女:エデルト人
第十六聖女
権力と暴力と資金力に物を言わせる稀代の生臭聖女。エデルト=セレード連合王国第一王女だが、僧籍にあるので特権は名目上凍結中。
○ルサンシェル
男:グラメリス人
メノ=グラメリス枢機卿
聖女の手下。有望な若者。
○イグラッレ
男:フラル人
エンブリオ枢機卿
聖女には逆らえないデブ。エルシオとは、マルリカの身柄と引き換えに聖皇へ取り次ぐというだけの関係だった。
○エルシオ・メリタリ=パスコンティ
男:フラル人:魔族
アソリウス島騎士団総長 > 無職
騎士団を隠れ蓑として、前聖皇の命により魔族の種を盗み出す仕事をしていた。現聖皇の平和路線から弾かれ、銃殺刑に処された。
○ガランド・ユーグストル
男:セレード人:魔族
アソリウス島騎士団総長代理
若い頃にベラスコイ家へ仕えていたことがある老騎士。ベルリクの首を狙うが妖精達に集団で叩かれ、焼かれて骨にされて土産にされた。
○イルバシウス・ユーグストル
男:アソリウス人
アソリウス島騎士団団員 > アソリウス島嶼伯付き補佐官
ユーグストル家の娘婿。素直で粘り強く、忠誠心が高い。
○マルリカ・ユーグストル
女:アソリウス人
民間人
傷を治すという貴重な魔術の使い手。か弱い少女に留まるような根性はしていない。
●遊牧帝国
北大陸中部から東部の大半を占める一大地域。王朝交代、分裂統合、領土増減、勃興滅亡が激しい為、外部の者は遊牧民族が多く住むその地域を総称して呼んでいる。地域が広いので勿論多民族多宗教ではあるが、支配層が皆同じ遊牧民であるという事と、過去に統一を成し遂げた偉大な皇帝を祖と仰ぐのが慣例になっているため連帯感は強く残っている。
*アッジャール朝
近年北大陸西部へ伸張してきている遊牧帝国内の一勢力。
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