応援コメント

第6話 さくら」への応援コメント

  • 「5話まで読み合おう2!」企画から読みにきました。
     記憶云々の話。思わせぶりな記述もあり、この先のための重要な伏線なのでしょうね。

     全体として。
     プロフィール欄に『私自身たくさんの小説、漫画、ゲーム、アニメを通っているのでどこかで見たような設定や展開が出てくるかと思います』と書かれていたので、作品を読む前は「『あっ、これ、あの作品で見たやつ!』的な既視感バリバリの内容なのかな?」と覚悟していましたが……。いざ読んでみると、それほど具体的に他作品が透けて見えることもなく、作者の中で咀嚼された作者独自の物語になっていたように感じました。

     WEB小説なので「自分が好きなものを書く。読者は二の次」というスタンスもアリだと思います。プロフィール欄の『逆にそれでもいいという方は読んでみていただけるとありがたいです』という断り書きは、そういうニュアンスだと感じたのですが……。
     でも。
     この作品、「アドバイスが欲しい人のための自主企画2」にも参加しておられるのですよね。私も、この「5話まで読み合おう2!」企画に出したのとは別の作品で、そちらの企画にも参加しています。同じ企画に参加した作品同士、これも何かのご縁。せっかくなので、何かアドバイスになりそうなことを書いてみます。
     他のかたのコメントでも指摘されていた、描写が少ない、という点です。
     例えば第2話、作品全体の世界観を提示する上で重要であろう場面。

    > 扉を抜けた2人は中世ヨーロッパ風の街並みの中を歩いていた。
    > 宿屋に武器屋、防具屋、アイテムショップ、魔法屋、酒場まである。まさに異世界って感じでテンション爆上がりだぜ。

     おそらく作者様の頭の中には、映像が浮かんでいるのでしょうが、中世ヨーロッパ風とか、店の種類の羅列とかだけでは「作者の思い描いたイメージ」と「読者の思い描くイメージ」が一致しないと思います。中世ヨーロッパ風といっても様々なパターンがあるでしょうし、同じ『武器屋』でも色々あるでしょうから。例えば私は、中世ヨーロッパの都会的なイメージを思い浮かべて、それなりの寺院や教育機関がある状況だと思ったので、後の「なんで学校が」というところで「おや?」と少し違和感が生まれました。
     私の場合、自分の思い描いた景色・光景を文章表現するのが難しい時は、それに近い画像をネットで漁り、具体的に頭の中のイメージと比較しながら文章に起こすようにしています。
     でも@okakenn様には、この方法はオススメしません。せっかく『たくさんの小説、漫画、ゲーム、アニメを通っている』という財産があるのですから、それを活かしましょう。小説にしろ漫画にしろゲームにしろ『中世ヨーロッパ風』が出てくる作品は一つではないですよね。それぞれ、微妙な違いがある。その中で、今回の『中世ヨーロッパ風』が作品Aに近くて作品Bとは程遠いのであれば、AとBの違いを意識して(頭の中で一度『違い』を言葉で表してみて)、それを作中の描写に取り入れてみてはいかがでしょうか。そうすると「作者の思い描いたイメージ」と「読者の思い描くイメージ」が重なっていくと思います。

     ……あくまでも素人意見なので「こんな考えもある」程度にご理解ください。そもそも「そういう点はどうでもいい」という部分かもしれません。ピント外れなアドバイスになることを恥じずに、書かせていただきました。

    作者からの返信

    描写に関してはまだまだだと自分でも思っていたので具体的な方法を示していただけてありがたいです
    試してみたいと思います