冒険祭

あれから数年、、、

メイは10歳になった。

「メイ、今日は冒険祭だな」

冒険祭とは、うちの家系が代々やる10歳の誕生日パーティーだ。10歳になれば冒険者登録も出来るので、それなりに豪華にやる。

俺はあまり出たくはなかったが、メイがどうしてもと言うのででた。


「これよりメイ様の冒険祭を始めたいと思います。ではメイ様より一言。」

そう言いパーティーは始まった。

パーティーの最後には、パーティーに来た1人ずつ誕生日プレゼントや、一言を言う時間がある。問題が起こったのはこの時だった。

まず姉などから、剣や防具を貰い、次々プレゼントをもらっていた。

「メイ様、僕と婚約してはくれないでしょうか?」

あれは王都で有名な貴族の子だった。

「指輪は嬉しいのですが、私はこれから冒険者になります。まだそんな事は考えられません。」

メイはキッパリ断ると、男も下がっていた。次に俺の番なのでメイの前に行った。

後ろで陰口を言われているか気にせずメイに話しかけた。

「メイ様誕生日おめでとうございます。私からは、ホワイトドラゴンの眼を使った指輪をプレゼントしたいと思います。」

ざわつきが増した。

それはそうだ、ドラゴンは最強のモンスターそんな物を使った指輪なんぞ、国宝に近い。

「ありがとうございます。こんなに嬉しいプレゼントは初めてです。」

そう言い指輪を、左手の薬指に指輪をつけた。

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姪のメイちゃんにドラゴンにされた話 @nekomatamamizu

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