第41話『のんじゃぁっ!?』
の、のじゃら!?
ゆ、めんたい悠人のやつ、いったい何を言ってるのじゃ?
こ、ここ、こういう時、メルはどう反応すればいいのか分からないのじゃ。
メルは今、悠人にとんでもない事を言われてしまったのじゃ。誕生日会から一週間、悠人に誘われて町を散策していた時なのじゃ。
悠人のお気に入りの場所。
夢咲町の坂を登りきった眺めの良い場所。
そこでメルは言われてしまったのじゃ。
「メル、い、いきなりで驚くかも知れないけれど……やっぱり自分の気持ちに嘘はつけそうにないんだ」
「……の、のじゃ?」
「メル、僕は君が好きだ。……も、もし良かったら……つ、付き合ってもらえませんか!」
のんじゃぁっ!?
ど、どういう事じゃ。ゆ、悠人には彼女がいたんじゃ……え、と……どど、どうすれば……
ゆ、悠人がこっちをまっすぐ見てくるのじゃ……と、とりあえず目を逸らすのじゃ。は、恥ずかしいのじゃ。
ドキドキ、ドキドキ……のじゃのじゃ……
悠人……メルも……はぅ……
「……メル……ご、ごめん……いきなりで驚いたよね。どうも僕はこういうの疎くて……」
あ……ちょっと待つのじゃ……!
どうしよう、答えないと……
……よ、よよ……よし……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます