あとがき

あとがき

「魔法使い×あさき☆彡」、がついに完結しました。

みなさまの励ましのおかげでございます。


私は、WEB小説をここまで長期に連載したことがなかったので、色々と達成感や解放感、寂しさもあり複雑な気持ちです。



思い返せばもう4、5年前になるのか、平成が終わって新元号になると聞いたことが、この物語を書くきっかけでした。

単に「新元号を出した世界で初めての小説を書きたい」という、なんとも幼稚な動機から。


舞台は新元号、主人公はそれを生かした名前、登場人物も元号を使おう。主人公の名前は、■■のままで書き進めました。


話に聞く元号候補が、色々とカッコ良い感じだったので、そこから主人公の名前をいくつか考えていたのですが、ところが発表されてビックリの「令和」。予想と違い、しかもなんともカッコ悪い(慣れましたが)。しかも、昭和の和と被っている。


最悪やん、と思いながらも、瞬時のひらめきでキャラの名前を作り出し、既に完成していたプロローグの人名部分を置換して、即座に公開しました。


最初に狙った通り、世界で初めての「令和が出る小説」になったんじゃないかと思います。カクヨムさんへの公開はその一ヶ月後でしたが。



ともかく、こうして筆をオールにボロ船での航海が始まったのであります。

この、「わけの分からない作品」が。


魔法使いたちが平和のために戦う王道ストーリーだというのに、主人公があまりにヘタレだわ、漏らすわ、プロレス技で泣かされてばかりだわ、弱いわ、鼻水撒き散らすわ、パンツ出すわ。

ギャグとゆるゆるで進むかと思いきや、突然に転換すると後はとにかくシリアス展開、雰囲気は軽くも背景は重く、人物もどんどんリタイヤしていく。

だけれども、せっかく必死の思いで守った世界も実は実で……



最初は章単位で投稿していたので、一話の分量が膨大でしたが、みなさまの助言に従って分割。読みやすくなったのみならず、コメントいただく量が増えて私にとってもメリットがありました。


ここがカクヨムさんであることを利用して、「魔法少女もの読み合い企画」を立てたりもして。ご参加いただいた方々と読み合いもして、影響受けて、本作への修正をしたりもしました。


もっと文章を短くまとめるつもりだったのですが、何故だか百万字超えという長さに。

比例して、完了までに何年もかかってしまいました。


でもなんとか、ようやく完結いたしました。






唐突に余談ですが、名前について。

カズミちゃん、あきばかずみ……名前の中にバカがある。あとがき書いているいま、気が付きました。

そうか、これはああいうキャラになる運命だったのか。




それと、ラストについて補足。

終盤になって、なんだか目的がすり替わっている気がしませんでしたか?

そういう背景のある舞台であったにせよ、アサキちゃんがすんなりそれを受け入れて従ってしまっている。


本当は、アサキちゃんにそこはどうでもいいのです。

単に自分の正義に従って敵を倒しただけ。

滅びが運命というならば、それはそれで構わない。

そこは我々と同じです。ン千億年後に宇宙は終わる、などと言われてもどーしよどーしよバタバタ慌てたりはしないでしょう。


でも、なにか出来ることがあるのなら、どうすればよいのか答えがあるなら答えを知りたい。

宇宙の寿命を考えると最後のチャレンジだけど、仲間たちと一緒なら見つかるかも知れないから。


神様的な能力を得た彼女ですが、そうやってバタバタあがくごとで自分を人間だと思おうとしている側面もあるでしょうか。

なお、神様なのになんだか弱くなっているのは、みんなとさらに成長したくて自分に制限を課しているからです。


しかしそのために実時間で46億年などという途方もなく長い時を、うつらうつらしながらずっと待っていたのだから、凄いですよね。

この作品、そういった時間空間のスケールがなんとも壮大すぎて、私のへタレなハートには書いていてなんとも辛かったです。怖く、気持ち悪くなってしまって。

その反動から、おバカな4コマ漫画が生まれてしまったりしましたけど。


さて、長くなるほどこの通りマトマリがなくなっていくので、この辺にしましょうか。


それでは、お読みいただいた皆様、本当にありがとうございました!




かつたけい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

魔法使い×あさき☆彡 かつたけい @iidaraze

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ