今日は、真夏なのに氷点下の日

空のかけら

氷点下になった…?

今日は、氷点下の日になってしまった。


外は、40℃近い気温で溶けてしまいそう。

でも、あいつの周りは、そんな高温をものともせず、氷点下まで下がっている。


いつもいつも、どうしようもないことを連発するあいつだが、ここにいる女子全員を敵に回したくせに、そのことを理解している訳もない。


「いつも、まな板だねぇ~。つんつん」


ピキッ!


逆なでしたのは、一部の人ではない。


「それに比べてこっちは、メロンか。つ…」


ガシッ


あいつの両腕をレスリング部の女子ががっしり掴む。

被害に遭いそうな人物だったが、当然許すはずもなく。


「痛い、離せよ。訂正するから、すい…」


ギリギリギリ


「痛たたたた。もう言わないから…」

「反省の色もない。何度も繰り返す。先生に言うから、覚悟しとけ」


最後に、ぎゅっと力を入れて離す。


「へっ、今度はうまくやるぜ」


そう言って、逃げようとしたが、陸上部が捕まえて、職員室に連行。

女性教諭と副校長、校長。

強烈なおしおきになったとか。


元々女子校だったこの学校、男子を受け入れたのは最近。

男子に居場所はない。

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今日は、真夏なのに氷点下の日 空のかけら @s-kakera

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