このお話自体はフィクションですが、ペルソナ(マーケティング用語の)には
事実の断片が含まれているようなリアルを感じました。
神話には事実の一部が織り込まれているとか、そんな感じです。
作者からの返信
はい、なにしろ私が書籍化に失敗した張本人なものですから。事実そのものは語らず、しかし本質的なメッセージは伝えたい、でもエンターテイメントとして成立させたい、というチャレンジがこの作品です。
丁寧に読んでいただきありがとうございます!
ものかきのはしくれとして、胸がズキズキと痛むこの作品。
自分がおもしろいと思う物と、売れるものはまったくの別物。
そこをどうすりよせるか。作者(広川さん)に引き出しはいっぱいあるのだろうけど、どうしても思いというものは作品に透けて見えるのでしょうね。
その思いがレーベルと会わなければどうしようもない。
作者からの返信
>どうしても思いというものは作品に透けて見えるのでしょうね。
これ、そうだと思います。
自分の「面白い」と世間の「売れる」をうまく一致させることも大切なのでしょうけどね。
ずっと気になっていた新作、やっと読みに来れましたー!
すごくリアルなやりとりで、物書きの端くれとしては胃がキリキリします。
商業でやっていこうとすると、「売れる」ということが第一目標になりますものね。
それによって「好き」「書きたい」という気持ちが無碍にされてしまうのは、本当に辛いことだと思います。
作者からの返信
読みに来てくださってありがとうございます!
「好き」「書きたい」が無碍にされたり、自分の書いた作品と全く違う方向性を提示されたら書き手は辛いですよね。
ところで市長の書籍化が駄目になったのです。陽澄すずめさんにはすごく応援して頂いていたので、どうお伝えしたらいいか気になっていました。経緯というほどのものではありませんが、貼っておきます。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885771649/episodes/1177354054889193419
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885771649/episodes/1177354054889247445
レーベルカラーってそんなに大事なんですね。
私はラノベを読まないから分からないのですが、本を買うときは作家さんの名前で買うことが多く、出版社を気にしたことはほとんどないです。新人だからこそレーベルカラーが大事なんでしょうか?
作者からの返信
大事らしいですね。もっともレーベルによっては、さほどカラーを重視せず冒険するところもあるのかしら?
実は私もラノベを読まないので、その辺を読者としての実体験として持っているわけではないのですけれど。
新人だからレーベルカラーに合わせる、というのは、あるかなと思っています。
もっともフィクションですので、作者である私の思い込みや創作部分もありますが。
本を買う時は作家さん、そうですよね。私も同じです。
もう胸が痛いです……。
それでも潔く引こうとした広川へ追い打ちをかける編集長のやり方、最低なんてもんじゃないですね……そりゃ心も折れるわ。
作者からの返信
SHASHAさんの胸が……。すみません。
編集長、イヤなやつですね! 自己保身のメール文面長いですし。そうです、これで広川は完全に心が折れました。
親戚に大手出版社に勤めている人がいます。
その人が担当した作品が、大作家の最後の(だったかな)作品だったそうで。
世に知られるいわゆる大御所と呼ばれる作家で、長いことかかって書き上げた大作です。
その作品の後書きに、この作品が出来るにあたり、そして長きにわたりA氏とB氏の尽力に感謝するという旨のことが書かれてありました。
B氏の父親である親戚は、あまりの栄誉に大感激をしたそうで、その名前の書かれた書籍を何冊も買ったと笑いました。
どんな偉大な作家であろうとなかろうと、担当編集者の存在というものも大切な役目を果たしているのかな、と私はその時に初めて知りました。
この回の広川と宮本とのやりとりから、作家と編集者の関係や苦労を知り、親戚のB氏(私は殆ど知らない人ですが・・)のことがちょっとばかり頭に過りました。
作者からの返信
ご親戚に大手出版社の方がいるのですね。私も出版に際して担当編集さんにはとてもお世話になり、あとがきがあれば謝辞を書きたかったです。書籍版のミュゲ書房にはあとがきがないので書けなかったのですが。