応援コメント

第11話 広川蒼汰ー3」への応援コメント

  • 親戚に大手出版社に勤めている人がいます。
    その人が担当した作品が、大作家の最後の(だったかな)作品だったそうで。
    世に知られるいわゆる大御所と呼ばれる作家で、長いことかかって書き上げた大作です。
    その作品の後書きに、この作品が出来るにあたり、そして長きにわたりA氏とB氏の尽力に感謝するという旨のことが書かれてありました。
    B氏の父親である親戚は、あまりの栄誉に大感激をしたそうで、その名前の書かれた書籍を何冊も買ったと笑いました。
    どんな偉大な作家であろうとなかろうと、担当編集者の存在というものも大切な役目を果たしているのかな、と私はその時に初めて知りました。

    この回の広川と宮本とのやりとりから、作家と編集者の関係や苦労を知り、親戚のB氏(私は殆ど知らない人ですが・・)のことがちょっとばかり頭に過りました。

    作者からの返信

    ご親戚に大手出版社の方がいるのですね。私も出版に際して担当編集さんにはとてもお世話になり、あとがきがあれば謝辞を書きたかったです。書籍版のミュゲ書房にはあとがきがないので書けなかったのですが。

  • 宮本さんが真摯に仕事に取り組む誠意のある編集者であり、広川さんの才能を高く評価していたからこその罪悪感なのですね。

    作者からの返信

    はい、章は真面目で誠意はあるのですけどね。この件は途中でぶれたりもし、自分から書籍化を断念する旨広川にメールを送ってしまい……未熟なところもあるのですよね。人間ですから。
    この辺りもっと掘り下げて書けばよかったかなと、今この返信を書きながら思いました。

  • 胸が痛みますね。
    心が疲れて心に暴力をふるってる、そんな印象です。
    広川ファンだったら、事情は知らなくてもたまらないですね。好きなものの存在消滅は死と同じ、いえ、それ以上ですもの。

    作者からの返信

    >好きなものの存在消滅は死と同じ、いえ、それ以上ですもの。

    はい、おっしゃる通りです。

  • 少しずつ読もうと思っていたのですが広川さんが気になってここまで来ました…!
    なんとリアルなお話でしょう…
    現実を突きつけられた感覚です。

    作者からの返信

    気になっちゃいましたか! 大丈夫です、5話の最初で広川の件はひと段落ですので。

    フィクションですが、似たような現実はあるかも知れません。そして逆の、素晴らしい編集者との出会う現実もまた、あるのだと思います。

  •  うーん。こんな風につぶれていく人もいるのですね。他のところで書き続けてほしいですね。

    作者からの返信

    フィクションですけども、実際になくはないケースかなと、この形で書きました。はい、他の場所で書き続けて欲しいです。コメントありがとうございます!

  • このお話自体はフィクションですが、ペルソナ(マーケティング用語の)には
    事実の断片が含まれているようなリアルを感じました。
    神話には事実の一部が織り込まれているとか、そんな感じです。

    作者からの返信

    はい、なにしろ私が書籍化に失敗した張本人なものですから。事実そのものは語らず、しかし本質的なメッセージは伝えたい、でもエンターテイメントとして成立させたい、というチャレンジがこの作品です。

    丁寧に読んでいただきありがとうございます!

  • 広川さん、ソウサクに見切りをつけましたね。
    うん、それでいいよ。そうしてくれ。
    でも筆は折らないで!

    作者からの返信

    はい、広川はソウサクに見切りを。そういう決断も必要ですよね。

  • ものかきのはしくれとして、胸がズキズキと痛むこの作品。
    自分がおもしろいと思う物と、売れるものはまったくの別物。
    そこをどうすりよせるか。作者(広川さん)に引き出しはいっぱいあるのだろうけど、どうしても思いというものは作品に透けて見えるのでしょうね。
    その思いがレーベルと会わなければどうしようもない。

    作者からの返信

    >どうしても思いというものは作品に透けて見えるのでしょうね。

    これ、そうだと思います。

    自分の「面白い」と世間の「売れる」をうまく一致させることも大切なのでしょうけどね。

  • はじめまして。
    いすみ 静江と申します。
    夕べ、ツッツー編集者様が、御作『ミュゲ書房』を取り上げており、こちらにお邪魔しにきました。
    今後ともがんばってくださいね。^^

    作者からの返信

    はじめまして。
    以前は「ましろこゆき」さんだったのですね。お見かけしたことあります!

    ツッツーさんの動画見てくださったんですね、こちらにもいらして頂きありがとうございます!

  • 広川さんの撤退ぶりが切ないです……良い人すぎて……泣けてきます。>_<

    作者からの返信

    感情移入して頂きありがとうございます。
    こういう時、広川はどういう反応するかなと考えて、二行のメールにしました。

  • ずっと気になっていた新作、やっと読みに来れましたー!

    すごくリアルなやりとりで、物書きの端くれとしては胃がキリキリします。
    商業でやっていこうとすると、「売れる」ということが第一目標になりますものね。
    それによって「好き」「書きたい」という気持ちが無碍にされてしまうのは、本当に辛いことだと思います。

    作者からの返信

    読みに来てくださってありがとうございます!
    「好き」「書きたい」が無碍にされたり、自分の書いた作品と全く違う方向性を提示されたら書き手は辛いですよね。

    ところで市長の書籍化が駄目になったのです。陽澄すずめさんにはすごく応援して頂いていたので、どうお伝えしたらいいか気になっていました。経緯というほどのものではありませんが、貼っておきます。
    https://kakuyomu.jp/works/1177354054885771649/episodes/1177354054889193419
    https://kakuyomu.jp/works/1177354054885771649/episodes/1177354054889247445

  •  むぅ……世知辛い。
    『頑張りたかった』が現実に追いつけなかった時の虚無に近い悔しさが、作中から溢れてくる気がします。
     色々な所で話を聞きますけど、編集者も所詮サラリーマンなんですよねぇ。

    作者からの返信

    >『頑張りたかった』が現実に追いつけなかった時の虚無に近い悔しさが、作中から溢れてくる気がします。

    そうですか! ありがとうございます。
    編集者も所詮サラリーマン、というのはそうなんでしょうねえ。人によって違うと思うので、良い編集者に巡り合えるかどうか、運の要素もあるのかなあと思います。

  • 広川さんが筆を折ったのでなければ——と、心から思います。
    そんなことは絶対にないでしょう。これほどの才能と力がある作家さんですから。他の場所から、きっと必ず出て来る。
    評価されるべき場所が違ったのですね。

    彼は、「ソウサク」に見切りをつけた。少なくともそういうことですよね。

    作者からの返信

    >広川さんが筆を折ったのでなければ——と、心から思います。

    ありがとうございます。
    はい、ソウサクに見切りを付けました。


  • 編集済

    ああ……
    なんだかリアルでドキドキしますよ。あと、ソワソワ。

    なんだかんだ、聞きますものね。こういう話。書籍化ってそんなに大変なのかなぁって思うんですよ。そりゃぁ、売れないと困るでしょうけど。こういうのを読むと、余計に本が売れなくなるんじゃ……と思ってしまうなりよ……

    作者からの返信

    おお、ドキドキに加えソワソワまで!
    竹神さんにご紹介頂いた『少年の名はジルベール』でも、編集側と作家側の攻防が書かれていましたよね。普遍的な問題なのかなとは思いますが、編集側には誠意があって欲しいです。

  • 一度こういう形で挫折するともういっかい?挑戦するのが苦しくなるし

    多分、というか読者もあれ?ってなりますからネットでは元読者が騒いでるでしょうね

    作者からの返信

    はい、ネットで元読者さんたちは騒いでいます。

  • 先ほどエッセイを拝読して、あ、そうだった、と、今になってのコメントです。

    編集長のメール、「文章を書き慣れている人が、焦って保身に走っている感」が凄くリアルで、広川さんの短いメールとあわせて読んで、ぎゅうっと苦しくなりました(>_<)

    作者からの返信

    なんと、わざわざありがとうございます!
    苦しくさせてすみません。でも書きたかったことが伝わってすごく嬉しいです。

  • レーベルカラーってそんなに大事なんですね。

    私はラノベを読まないから分からないのですが、本を買うときは作家さんの名前で買うことが多く、出版社を気にしたことはほとんどないです。新人だからこそレーベルカラーが大事なんでしょうか?

    作者からの返信

    大事らしいですね。もっともレーベルによっては、さほどカラーを重視せず冒険するところもあるのかしら?
    実は私もラノベを読まないので、その辺を読者としての実体験として持っているわけではないのですけれど。
    新人だからレーベルカラーに合わせる、というのは、あるかなと思っています。
    もっともフィクションですので、作者である私の思い込みや創作部分もありますが。

    本を買う時は作家さん、そうですよね。私も同じです。

  • もう胸が痛いです……。
    それでも潔く引こうとした広川へ追い打ちをかける編集長のやり方、最低なんてもんじゃないですね……そりゃ心も折れるわ。

    作者からの返信

    SHASHAさんの胸が……。すみません。
    編集長、イヤなやつですね! 自己保身のメール文面長いですし。そうです、これで広川は完全に心が折れました。

  • フィクションだとわかっていても、息を飲む展開ですね。
    主人公の落胆、無力感がよく伝わってきます。
    ここから主人公が何を思い、どう考えて前に進むのか、期待してます。

    作者からの返信

    そうですか! 帆乃風さんどうお感じになるかな~と気になっていたので、感想頂けて嬉しいです。
    落胆と無力感が伝わって良かったです。この先も頑張ります。

    編集済
  • 陳腐な脅し文句by後藤編集長という印象。
    ここはぜひ炎上してもらいたいところです。

    作者からの返信

    そうです、まさに「陳腐な脅し文句by後藤編集長」です! 伝わって良かったです。
    >ここはぜひ炎上してもらいたいところ