たとえ世界が終わっても

 

 魔界から人界に来て一日経った。


 森の中なので薄暗いが、見上げると木々の間から空が見える。雲がない青い空というのは本で知っていたが、実際に見るとすごい。


 昨日は曇りだったからあまり何も感じなかったが、今日はちょっと感動した。


 個人的には大変面白い。しかし、魔王様はなぜ人界に来たのだろうか。しかも森だ。もっとこう、見晴らしのいい場所に行くべきではないだろうか。


「魔王様、どうして人界に来たのですか?」


 前を歩く魔王様に聞いてみる。


「これからは人族とも仲良くするべきだと思うんだ。そのための先発隊だよ」


 魔王様のお考えはよく分からない。人族と仲良くする必要があるのだろうか。それにこんな森の中に人族はいないと思う。


「申し訳ありません。理由が分かりません。人族と仲良くする必要があるのでしょうか?」


 魔王様を疑うわけではないが、分からないことは聞いておかないと後で大変だ。魔王様の従者として人界についてきたのだから、魔王様のお考えをしっかり理解しておかなくては。人界に来る前に聞くべきだが、なんというか、魔王様と一緒ということで浮かれていた。反省しよう。


「必要だね。人族と仲良くしたほうが魔族にとってメリットが多いんだよ」


 そうだろうか。あの嫌な奴を魔王様が倒し、「身を守る以外で暴れない」という形の協定を結んだはずだ。それだけで魔族としては十分だと思うが。


「納得いかない顔をしているね」


 魔王様に見透かされた。顔に出てしまったようだ。冷静になろう、クールだ。


「いわゆる武力による危機はほとんどなくなったけどね、残念ながらこのままだとあと十年ぐらいで魔界の食糧が尽きてしまうんだよ」


 確かに魔界で生産できる食糧はあまりない。それなら人族から奪えば……そうか、あの協定があるからそういうことはできないのか。でも、人族と仲良くなっても食糧は増えないと思う。そこのところはどうなんだろう。


「魔界だけでは自給自足がままならないから、人界と積極的に交流して、食糧を調達したいと思うんだ。最終的には人界の一種族としてこっちに住めたらいいんだけどね」


 なるほど。しかし、人族が簡単に魔族を受け入れてくれるだろうか? 先代、いや、先々代の魔王がいた時までお互い殺し合いをしていた種族だ。難しいと思う。


「簡単にはいかないだろうけどね。だからこそ、先発隊として一番信頼しているキミを連れてきたんじゃないか」


 おお、魔王様から信頼されている。これは頑張らなくてはいけない。


「わかりました。全力で人族と仲良くします。イラッとしても人族を殴りません」


「ああ、うん。よろしくね。さて、今日はこの辺で野営をしようか。ワイルドボアでも狩ってくるから、火をおこしておいて」


 魔王様は一人で森の奥に行ってしまった。魔王様に言われた通り、私は火を起こして野営の準備をする。


 ワイルドボア。野生のイノシシだから、おいしいとは思う。しかし、昨日から、さらには今日の朝、昼と全部ワイルドボアだったので、正直つらい。贅沢を言ってはいけないのは分かってはいる。分かってはいるが、どうにかならないだろうか。野菜とかほしい。


 魔界から持ってきたものに、食べ物が入ってないか調べよう。魔界を出るとき、結構急いで準備したので、適当に持ってきてしまったから何かあるかもしれない。


 ……結論から言うと、食べ物はなかった。頑張れば花とか食べられるかもしれないが、やめておこう。これは非常食だ。ただ、食糧とは別に面白いものが入っていた。


 日記帳だ。まっしろで何も書かれていない。何かの本と間違えて持ってきたのだろう。


 これも何かの縁なので日記を書くことにした。


 魔王様に聞いた話だが、人族は読み書きすることが多いらしい。私は読むのはともかく、書くのは苦手だ。今後のことを考えると書く練習をしておくべきだな。日記をつけることで、字の練習をしよう。


 それに良いことを思いついた。日記に魔王様のことを書けばいいのだ。いや、書くべき、だな。


 魔王様の人界での軌跡を書いて、魔界のやつらにも後で教えてやろう。これは私の使命だと思う。


 魔王様を驚かせたいので、日記をつけているのは秘密だ。乙女の秘密というやつだな。


 そうこうしている内に魔王様が戻られた。


 魔王様がとってきたのは宣言通りワイルドボアだった。もしかして、この森にはワイルドボアしかいないのだろうか。広そうな森なのだからもっと色々な動物がいてほしい。特に食べられるやつが。


「おかえりなさいませ、魔王様」


「はい、ただいま」


 準備をしてワイルドボアを朝食用の足だけ残して丸ごと食べた。成長期って怖い。魔王様は狩りの途中で木の実を食べたからいらないらしい。ちょっと心配になると同時に私も木の実がほしかった。


 その後は寝る準備をした。結界を張る魔道具を使って安全を確保。むしろ、魔王様や私を襲ってきたら返り討ちになるので、相手の安全を確保したとも言える。


 私は本を読むのでまだ起きていますと断りをいれた。魔王様には先に休んで頂こう。そもそも魔王様より先に寝ていいわけないけど。


 そして日記を書く。まずタイトルを書こうと思ったが、魔王様にばれるとやりづらいので、タイトルは書かないでおく。書くとしたら「魔王様観察日記」かな。不敬な気もするが、バレなければいいのだ。


 名前を書くところが日記帳の最終ページにあった。他の日記帳と見比べたわけではないがそういうものだろうか。最初のページじゃないのか? まあ、いいけど。


 名前だけだと味気ないのでちょっとアレンジした。


 ―― 魔王様の忠実な従者 フェル ――


 自画自賛だが、なかなかいい気がする。


 よし、ゆっくり寝て、明日も――なんだ?


 寝ようと思ったところで、日記帳からパンッと乾いた音がした。そして日記帳が輝きだす。なんだこれ?


 閉じた日記帳が勝手に開く。そして今日書いた部分が消えてしまった。何てことしやがる。まさか魔王様が……?


 いや、魔王様はお休みになられている。これは一体……?


 開いたページを見ていたら、そこに赤い文字が浮かび上がった。その赤い文字が日記帳を埋め尽くす。なんだ? 何が書かれている?


 日記帳の輝きが収まって、自動的に閉じられた。この本は何かの魔道具だったのだろうか?


 改めて日記帳を開く。そして最初のページを見ると、消されてしまった内容がそのまま書かれていた。何かのイタズラなのだろうか。


 よく見ると、次のページにも何か書かれている。いや、次のページだけでなく他のページにも書かれているな。一体何なんだ?


 次のページに書かれている内容を読んだ。


 ……これは明日の内容か? 魔王様と私が森で遭難して同じ場所に戻ってくる? どういうことだ?


 それに少し頭が痛い。なんだろう? なにか大事な事を忘れているような気がする。


 さらにページをめくっていく。


 そこには、エルフに会い、人族の住む村へ到着し、夜盗を倒したと書かれている。そして私はその村で仕事をするようだ。それに村の人族、とくに雑貨女や、受付女と仲良くなると書かれている。


 信じられないような内容だが、これは未来の事が書かれているのか?


 また、ズキリと頭に痛みが走った。


 頭が痛む度に、なにか忘れている、そんな風に思えてくる。私は何を忘れている? それにこの日記に書かれていることは本当に未来の話なのか?


 さらにページをめくり、読み続ける。


 珍しい激レアダメスキルを持つ雑貨女の名前は「ヴァイア」だった。どこかで聞いた名前だが、一体どこで……? だが、なぜだ? その名前はとても大切な名前のような気がする。


 ヴァイア? ヴァイア……?


 ――ヴァイア!


「がああぁ!」


 頭が痛い! くそ! 記憶が! 私の記憶が……溢れて……!


 ふと、頭に何かの感触があった。


「もう、大丈夫だよ」


 優し気な魔王様の声が聞こえると、頭の痛みが引いた。見ると、魔王様が私の頭に手を乗せてくれている。


「ま、魔王様、私は……!」


「少し落ち着くといい。記憶をちゃんと整理するんだ。それにしてもすごいね。自力で記憶を取り戻すとは――いや、すごいのは、ヴァイア君の魔法か。例え夢の中でもフェルが日記と認識したものに記憶を書き出すとはね。現実のフェルが魔法を使ったままだから、こちらの意識にまで影響したんだね」


 そうだ、ヴァイアだ。私の親友。ディア、リエル、メノウ、アンリにスザンナ、それに村のみんな。日記に書かれていることは未来の話じゃない。過去の話だ。


 ……そうか、日記魔法か。私が記憶を無くしていたから日記帳が反応したんだ。


 色々と思い出した。


 私はイブの攻撃を受けたんだ。ならここがイブの言っていた夢の世界か? これが私の望む世界? イブが言っていた通り、現実と見間違うほどの鮮明さだ。


「どうやら落ち着いたようだね?」


「はい、ようやく落ち着き――」


 いや、待て。


 夢の中というならこの魔王様は私の願望か? そうだ、魔王様が本物の訳がない。これは私が作り出した幻だ。いや、もしかするとイブが作り出したのかもしれない。気を付けないと。


 警戒している私に魔王様が微笑んだ。


「僕を偽物だと思っているようだね。まあ、無理もないか。でもね、僕は本物だよ。フェルが見ている夢へアクセスさせてもらった。昔、似たような事をしただろう? 覚えていないかな?」


 昔? 夢へアクセス?


 ……もしかして、メーデイアで病気になった時の話か? 寝ている私へ会いに来てくれたようなことがあったはず。


 いや、何を考えている。魔王様は眠られている。こんなに都合よく私へ会いに来るわけがない。


「まだ、疑っているね? それなら――」


 なぜだろう。どうしても目の前にいる魔王様を本物の魔王様と思ってしまう。でも、これは夢だ。私の夢。私の願望。騙されたらダメだ。


「アビスから連絡を貰ったよ」


「え?」


「僕が永久凍土にいることを知っていたようだね。アビスは永久凍土を色々調べてくれていたようだよ。とはいっても、場所までは発見できなかったみたいだけどね。ただ、永久凍土全域に信号を発信してくれた。フェルが危ないってね。かすかに残る意識の中で、その信号をキャッチして、こうやってフェルに会いに来たんだ」


 アビスは確かに一つの可能性に賭けたと言っていた。これがその可能性なのだろうか。確かにアビスは魔王様という言葉を言っていた。


「本当に……本物の魔王様、なのですか?」


「そうだよ。久しぶりだね、フェル」


 魔王様が優しく微笑んでいる。


 根拠はアビスの言葉だけだ。それ以外に根拠はない。でも、私の勘が目の前の魔王様は本物だと言っている。滅多に当たらない私の勘だが、それが正しいと言っている。


 間違いない、目の前にいる魔王様は、本物の魔王様だ。


 ああ、夢の中では何度も会っていたが、本物の魔王様と話をするのは何年ぶりだろう。


 夢なのに息が苦しい。それに視界が涙で歪む。いま魔王様と私は夢を通して念話のように繋がっているのだろう。それだけでもこんなにうれしい。


 この瞬間をずっと待ち望んでいた。でも、いざとなると言葉が出ない。言いたいことは沢山あったはずだ。恨み言だってある。怒りたいことだってある。どれほどお会いしたいと思っていたかを一晩かけて説明したいとも思ってる。でも、言おうと思っていたことが出てこない。


「さて、色々と話したいことはあるけれど、フェルにはあまり時間がない。僕のいう事を良く聞くんだ」


 時間がない? そうか、私はイブと戦っていた。イブは私の体を乗っ取ろうとしているはずだ。言いたいことはたくさんあるが、それは後にしよう。


 いや、まてよ? すでに一日は経っている。まさか私はイブに……?


「魔王様、イブは既に私の体を――」


「いや、大丈夫だよ。現実の世界では数分前の出来事だ。でも戻るなら早い方がいいだろうね。だけど、その前にフェルに決めてもらいたいことがある」


「私に決めてもらいたいことですか? 何を決めるのでしょうか?」


「フェル、現実は辛いものだ。詳しくは知らないけど、フェルは絶望に心を囚われて深い眠りについていたらしいね?」


「え? あの、魔王様、確かにその通りですが、一体何の話でしょうか?」


「現実と夢の話だよ。フェル、君には幸せになる権利がある。このまま夢の世界に浸るというのも悪い選択じゃない」


 魔王様の言っていることを理解するまでに時間が掛かった。この夢の世界に浸る?


「何を……何を言っているのですか……? 魔王様、なぜ、そんなことを……いや、やっぱりお前は……!」


「待ってほしい。僕は本物だよ。だからこそ、フェルに選択肢を与えたいんだ」


 魔王様は人差し指で東の方を指した。


「この指の先にソドゴラ村がある。あの頃の村だ。君の親友達や気の置けない仲間達、君の望むものがすべてあの村にはあるといってもいいだろう」


 イブに言われた時よりも遥かに心が高鳴った。この先にみんながいる。もう会う事ができないみんながこの先にいるんだ。


「フェル、ここは夢の世界だ。現実じゃない。でも、君が幸福感を得られる場所でもある。現実で僕が目を覚ますのを待つよりも、ここで夢を見続けることのほうが、フェルにとって幸せだとも言っても過言じゃない」


 ここで夢を見続けることが私の幸せ……?


「もしフェルがここに残りたいと言うなら、そうしてもいい。改めて記憶を消し、何もかも忘れてこの世界を生きるんだ。無理に辛く厳しい現実の世界へ戻る必要はない。だからよく考えてくれ。ここに留まるか、それとも現実に戻るのかを」


 この夢の世界に留まると、みんなにまた会える。おそらく現実と違ってずっと一緒にいられるだろう。それは魅力的な話だ。


 しずかに目を閉じた。


 そしてみんなのことを思い出す。うろ覚えな部分もある。でも、みんなのことはちゃんと覚えている。


 目を開けて、魔王様を見つめた。


「魔王様。ベタな言い方ですが、みんなはずっと私の心の中にいます。夢の世界ではなく、現実の世界に。ここはここで魅力的な世界だと思いますが、現実じゃありません。たとえ幸福感が得られても、それでは意味がないのです。それに私にはみんなとの約束があります。寝ている場合ではないのです」


 魔王様は微笑みながら一度だけ頷いた。


「強いね、フェルは。僕なんかとは違う、本当の強さを持った人だよ。尊敬する」


 魔王様にそう言われると、ちょっと照れる。


「分かった。ならフェルを現実の世界へ戻そう。それとプレゼントがある。ついさっきウィルスの解析を終わらせた。イブの技がもう効かないように僕の小手へ対策ソフトをインストールしておいたよ。イブの攻撃で体が動かなくなることも、この世界へ来ることも、もうないから安心して。他にも色々と入れておいたから後で確認しておくといい」


 それはありがたい。あれをまた食らったら意味がないからな。


「さて、現実に戻るとしても、もう少しくらいなら時間がある。一目、村のみんなに会うというのもアリだよ?」


 魔王様のその言葉に、首を横に振って否定した。


「魔王様は誘惑が上手いですね。でも、大丈夫です。目を閉じればみんなにはすぐ会えますので」


「そうか、わかったよ。ただ、戻る前に言っておかないといけないことがある」


「何でしょうか?」


「フェルに会うために溜め込んでいたエネルギーを使ってしまってね、僕が目を覚ますために必要なエネルギーがすべてなくなってしまったんだ。次は助けられないし、さらに長い眠りが必要になった……すまない」


 私を助けるために魔王様はまた永い眠りが必要になったのだろう。でも、それは魔王様が謝ることじゃない。


「魔王様、謝るのは私の方です。私がイブに負けなければ、こんなことにはならなかったのに」


「何を言ってるんだい。そもそもフェルが辛い思いをしているのは、すべて僕の責任だ。謝るのは僕の方だよ。そしてたとえ謝ったとしても、許されない程の事をフェルに負わせているのは心苦しく思ってる。でもね、そんな状況でも、僕はフェルにお願いしなきゃいけない」


「お願いですか? なんでしょう? 何でも言ってください」


「まず一つはイブを倒してほしいということ。本来僕がやるべきことなんだけど、そうすることができないからね」


「もちろんです。私が魔王様の代わりにイブを倒します。イブは両親の仇でもあるのです。魔王様に頼まれる程の事ではありません」


「うん、ありがとう。そしてもう一つある……こんなことを言える立場ではないのは分かっている。それでも、フェルには僕が目覚める時まで待っていて欲しい。どれだけの時間が掛かるか分からない。でも、現実の世界で僕を待っていて欲しいんだ」


 魔王様は私を見つめてそんなことを言っている。魔王様は何を言っているのだろう。眠り過ぎて寝ぼけているのだろうか。


「そんなことはお願いされなくてもそうします。大体、不老不死なんですから、待つ以外ないじゃないですか。でも、早く起きてください。いい女を待たせるのはダメな男ですから」


「……そうだったね。これ以上ダメな男にならないためにでも、できるだけ早く目を覚ますよ。それじゃ、また会おう、フェル」


「はい、また会いましょう、魔王様。たとえ世界が終わっても、待っておりますので」


「はは、相変わらずフェルは重いね。というか、世界が終わってたら僕もフェルもいないからね?」


 心外だ。しかも私の言葉に現実的な回答をするなんて。魔王様は本当にダメだな。まあ、そんなダメなところがいいところでもあるんだけど。


 ちょっとだけ呆れていたら、周囲の景色が少しずつ白で塗りつぶされはじめた。


 消えていく景色の中で魔王様は微笑みながら手を軽く振っている。私はそれに手を振り返した。


 私はいま笑っているだろうか、それとも泣いているだろうか。魔王様と話をしている時はどんな顔だっただろう。現実で会う時は笑顔でいたいな。


 夢の世界が終わろうとしている。私の願望がそのまま実現する世界か。


 ……本物の魔王様に会えたんだから、イブの言っていたことは本当だったな。魔王様に会いたいという私の願望を実現してくれた。


 だが、そんな世界はもう終わりだ。もう、二度とここへ来ることはない。


 魔王様には夢ではなく現実の世界で待つと約束した。約束を守るためにもすぐに戻ってイブを倒さないと。夢を見ている場合じゃない。


 でも、ちょっとだけ勿体ない事をした。


 魔王様を疑っていたから抱き着くタイミングが無かったのが悔やまれる。


 現実で魔王様が目を覚ましたときは、抱き着いてしまおう。それくらいしたっていいはずだからな。

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