15.読み専が解いた読者選考1

 最終話……だったのが、長くなったので、3話に分割しました。

 本エピソードは、コンテストに興味ない方には関係ない話かもしれません。

 しかしPVが気になる人には参考になるかも知れません。

 

 さて、ご存じの通り、私は読み専だったくせに、小説を書きました。


 最近、本エッセイにインスパイアされて(笑)少しタイトルを変えてみましたが、こちらが私の人生初小説です。

「世界設計者の魔術チート~フィルディアーナ・プログラミング」

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054887811528 

 というほど魔術に関する説明が多い異世界転移もので37万文字もあります。なので。PVがあるのに星がつかない理由ですね。ちなみに文字数が多いのは初心者にありがちな何でもかんでも詰め込んだ結果です(笑)読んでくれた人、有り難う!

 特に無理に読まなくていいです。もしそういう世界機構設定や魔術の仕組みの考察や冒険やメイドやAIや美少女が好きな同好の士なら、読んでも読まなくてもいいですが交流しましょう。

 

 さて、この癖のある我が作品、2018年12月から始まったカクヨムコン4に応募しました。初めて知ったコンテストというものが、お祭りと聞いて試しに乗ってみたのです。

 

 2019年3月、しました。

 

 受賞こそ逃しましたが、執筆歴6か月の素人が初めて書いた小説がいきなり読者選考を通過するなんて、ちょっとしたものではないでしょうか? ふははははは!

 

 と、自慢したいわけではありません。

 

 実際、私の作品が読者選考を通過するという時点で、カクヨムコンの読者選考の仕組みがのです!

 

 べつに私の作品が面白くないとか自虐ではないですよ。私自身は最高傑作だと自画自賛です。自分のために書いた小説ですから。

 それでも、私の作品よりも、もっとすごい作品がたくさんあります。そういうのがなぜ通らなかったのか? なぜ私の作品が通ったのか?

 

 このエッセイ最後のエピソードとして、そして、こんなエッセイを読んでいただいた作者様方への私からのプレゼントとして、ひとつ種明かしをしましょう。

 別に不正とかではないのでご心配なく。

 まねするかは自己責任でお願いします。

 なお、簡単にPVや星を稼げる作者の方には必要の無い方法です。

 

 

 

 まず、自己紹介から。

 

 私はプロのIT開発者です。ソフトウエア・アーキテクトを名乗っています。

 ある小さな企業のシステムを開発しているのですが、自身でもアプリを配布しています。まあ、大もうけはできていませんがユーザーはいます。

 アプリを配布した経験上、の重要さを身にしみて知っています。iOSアプリで売れるにはどれだけ熾烈な争いかご存じでしょう? プロダクティビティのジャンルでランク二桁までいったことがあります。世界全体でです。

 そして、Web開発が専門という点で、カクヨムなどのを想像するのがです。ランキングのアルゴリズムを考えることとか……?

 

 そんな私が、を持って、如何にカクヨムコンを正当に攻略したか。

 

 さて、だらだら書くと長くなるので、箇条書きで記します。

 

 ■目標

 

 私のでした。

 まずは通過しないと話にならない。通過しさえすれば実際に専門家に内容を読んでもらえる。それが目標でした。

 究極の目標は、特別賞。異世界ファンタジーものとして自信があったので、読んでもらえればもしかしたら、という淡い期待ですね。まあこれはさすがに執筆歴6か月の初心者には過ぎた目標だと分かっていましたが、それでもことは大事です。それがにつながるからですね。

 専門家の目にとまりたい。このときの私を突き動かしていた動力源です。

 

 まず、と強いを持ちましょう。

 読者選考期間のが必要だからです。

 

 

 ■攻略対象

 

 なにを攻略しようとしているのか理解することは重要ですね。

 

 読者選考通過には、ランキングで締め切りを通過しないといけません。

 しかし「上位」が具体的に何番目くらいかは分かりません。カクヨム3の結果のエッセイなどをもとに、異世界ファンタジーで80位くらいがボーダーラインかと予想はしました。(なお、この表現は実際には不正確です。あとで説明します)

 他のジャンルだと数値が違いますが、基本的な考え方は同じです。

 

 このあたりの情報は誰も確実に分かっていないので、とりあえずは、ランキングを事に全力を尽くすことにしました。

 

 さて、ランキングは、星の数だといわれていました。フォロワーの数も影響するという人もいました。となると、内容以外の要因は、結局はPVぺーじ・ビュー

 つまり、ランキングをあげるには、まず読まれないといけない。

 読まれるには、作品自体が

 

 12月前くらいからカクヨムのを見ていた感触から、大体の方向性はそうだろうと見当を付けていました。

 

 なお、当たり前ですが、星の数やレビューはです。

 しかし、そもそもコンテストに応募するということは、みなさん内容には自信があるわけですよね? なのでこの点に関して私が特に言うことはありません。

 私も、(笑)があったので、その点は気にしていませんでした。


 という事で、攻略対象は何か?

 

 はい、カクヨムコンはです。

 他の作品ではないですよ? なのです。

 

 

 ■プロット重要、もしまだ完成していないなら。

 

 前提となる小説ですが、私の場合、プロットをもとに執筆しました。

 アウトライン的に結末までは決まっていて、箇条書き程度に全体の設定とストーリーは完成していました。曖昧な部分は書きながら埋めようという感じですね。

 実はこのことは後々になります。

 

 もしコンテスト参加中に執筆も同時にするのなら、プロットは必須でしょう。ある程度投稿文に関しては全体の構成がまとまっている必要があります。完結している必要はありません。しかし、投稿予定分に関しては構想は終えている方がいいと思います。

 なぜなら、期間内に定期的に投稿するのに、それほどあれこれ考えている時間が無いからです。

 まあ、しかし執筆時間がどれだけとれるか次第とも言えますね。


 

 ■完結か未完か

 

 カクヨムコンは未完でも大丈夫ですね。

 私は初心者という立場から、完結したものを専門家に読んでもらいたい、と思っていたので、完結に全力を注ぎました。

 本音は、このときの勢いが無くなると、きっとエタると思ったからです。

 完結するための手段として、お祭り騒ぎの熱気を利用したという事です。

 

 ランク上位の作家の方たちは、そもそも完結を目指してはいないようでした。なぜか? 書籍化した際に、その方が売れるからですね。(もしくはその方が書籍化されやすい?)

 このあたりは書籍化を目指す作家の方たちの方が事情は詳しそうですが。

 

 

 次回に続きます。

 

 

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