LMK〜愛と萌えと完〜

萌え萌え

うおーって

叫んでいいですか？

神さま

きっとうるさいから

やめてくれって

言われそうだな（笑）

だってだってだって

仕方ないじゃない

目の前に大好きだった、

今し方夢の中で見た

羽海野くんがいる。

あの頃の面影がある

照れた笑顔を浮かべて

戸熊くんとセットで

嗚呼相変わらず

ラブラブ過ぎて

おかしくなってしまいそう（笑）

羽海野くんが

真っ赤になって走ってくる

思わず言ってしまう私

「えっ⁈変わってない

　良かった私の

　青春報われた」

やっちまった⁈

めっちゃ慌ててるよ

羽海野くんどうしよう

私もアワアワしてしまうよー

って内心叫んでたら

戸熊くんが

「ヒロどした？って

　あー！！山さん！？」

『田山さんだよ！！』

『田山だよ！！』

ハモってしまった

おかげで落ち着いた

戸熊くんだけ

ムスッてしてる。

どうやら

嫉妬されたようだ

「戸熊くんのおかげで

　落ち着いたです。

山さんって田はどこ行った

　って思いましたよ（笑）」

ごめん、ごめんって

ぶがわるそな戸熊くん

「なんだかんだ

　覚えててくださり

　嬉しい」

「いやなんせBLに

　ハマってしまった

キッカケが君達だなんて、

　口がさけても

言えない？よ？」

なぜキョトン顔な二人

なぜ何どうし⁈！？まさか！？

「田山さん、心の声

　ダダ漏れだよ」

ひえー⁉︎

「二人共拉致るー」

焦り出して

わけわからない事

言いながら二人の

腕を掴み走る

二人の戸惑っている

声すら無視して走る

ただ走る

気がつけば我が

部屋に連れ込んだ

息を整え我に返り

ひたすら謝る私

理由を話せば許して

くださるとのことなので

「世間的にまだ完全に

　受け入れてもらえない

　こともあるのに

公衆の面前でBLの沼に

　浸かってしまった

　キッカケがなどと

口走り、

　いたたまれなくなり

　とりあえず場所を

　変えた方が

いいかと思いますて

　有無を言わさず

　連れてきてしまい

申し訳ないです…」

なら許すと言って

くださった戸熊くん

戸熊くんがいいならと

羽海野くんも

お許しくださいました

笑いながら戸熊くんが

「面白い人のままで良かった」

って言ってくださったので

更なる安堵

「とって食われるかと思って

　びっくりしちゃったから」

「ヒロ、田山さんは

　妖怪かなんかか？」

ケラケラ笑う二人

取り残される私

「嗚呼ラブラブ過ぎて萌えじぬ」

あー鼻血出そうと思ってたら

すごいドン引きな二人がいた

どうやらまた心の声が

漏れていたらしいです（笑）

なぜに私は

「いつもそうなのです。

　テンションが高ぶると

　心の声が溢れ出し、

　周りにドン引きされて

　しまうのです。

ドン引きされると

　わかっているのに

　いつもいつも

あー埋めてくれ」

とかボヤキ出す始末

必死にフォローしてくれる

羽海野くんの言葉が

私の心に刺さるのです

見兼ねた戸熊くんが

とどめを刺した

「面白い人だと

　安心したのにヤダヤダ、

　ジメジメした奴」

魂が抜けそうなくらいに

うなだれようかと

思ったが踏ん張り

「ごっご飯食べに

　いきましょう？奢ります。

　奢る代わりに

　萌え死にさせてくれ」

「断る！！生きてくれ！！」

「萌えに浸らせてくれ」

「喜んで」

そしたら羽海野くんが

「置いてきぼりにするな〜〜」

って怒りだした

余りにおかしくて、

戸熊くんと同時に笑いだす

更に怒りだした羽海野くん

とりあえず笑いながら謝り

ご飯に行こうと促しながら

予約の電話した

「あははは あ。満奈？

　VIP空いてる？

　ほんま？わかった」

よかった空いてたやって言うと

「ヒロ聞いたか？」

「うん。VIPだって」

こいつは何者なんだ？

みたいな顔され

「違う違う。友達の店なの

　それにVIPとは名ばかりで」

ちょい広い個室を勝手に

VIPルームと呼んでることを告げたら

嗚呼よかった見た目通りで

みたいな空気になった

まあいいや連れて行こう

個室の方が気にしなくていいし。

何より萌えても大丈夫だし（笑）

それかは私は、

お腹いっぱい萌えました（笑）

羽海野くんは酔っ払って

戸熊くんに甘々な感じ

戸熊くんはお腹いっぱい

食べて飲んで甘えてくる

羽海野くんに御満悦じゃ

嗚呼生きてて良かった。

好きになって良かった

好きなままで良かった。

ラブラブな二人で良かった

萌えに浸れて本能じゃった（笑）

あ。本望じゃった（笑）