「My mother.」
本編▷▶▷https://kakuyomu.jp/works/1177354054893003969
My mother has killed me,
My father is eating me,
My brothers and sisters sit under the table,
Picking up bury them under the cold marble stones.
お母さんが私を殺して、
お父さんが私を食べている。
兄妹たちはテーブルの下で私の骨を拾い、
冷たい大理石の下に埋めたの。
このマザーグースの詩を元にずっと書きたい!と思っていたお話です。
えっ天下のマザーグースにそんなえぐい話が…?と思って1番私に刺さった詩なのですが、詩だけでもインパクトがもうすごい。
既存の文豪の小説をリライトしたりする時は、彼らが小説の中で生活してる中で実際には記されてない事の方が圧倒的に多いわけだから、私は書くなら絶対そっち!っていう考え方をするタイプの人間です。
だから元の詩に出てきた「私」を主体で書くのは違うよなぁだとか色々考えたりしたわけです。
色々考えてたら、主人公は私の息子になってました、はて?
元々は「詩中の私が主人公のお母さん。屋敷に住んでる夫婦は私の骨を拾ったのは兄妹で、両親は私の呪いで不審死。最後にこの兄妹に息子を取られるのが許せなくて、主人公の力を借りて大理石の下に埋めて復讐をする」みたいなプロットのはずでしたが、私あるある気がついたら違う話になってました。
私生活が忙しくて1年ほど新しいお話を書き上げることが出来ていなかったのですが、勢いで書き上げてしまった作品。着地点はゆるゆる決めてたけど、私あるある見切り発車でやっちまったせいで段々表現がぐらついてきて雑になってしまったのでいつかリライトしたい!
例の彫刻は埋められた骨で作られた棺桶という芸術品のつもり。表現力追いついてこい。
他にも諸々主人公は無意識に彫刻を持ち直す時は右手を使っていたり(左手は不浄な手とされる)、カスケット帽を主人公に渡した若い女は誰?だとか、短編にしすぎたせいで散乱した表現を回収し切れていない感が凄いですが、いつかリライトしたいです(2回目)
自作小説について考える 水鳴咳 辟(みなせ へき) @Minase_Heki
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