メリーさんの電話
ペンギン太郎
とある深夜の出来事
プルルルル! プルルルル!
「私、メリーさん。今、駅の前にいるの」
プルルルル! プルルルル!
「私、メリーさん。今、郵便局の近くにいるの」
「君、可愛い声をしているね。おじさんの好みだよ」
プルルルル! プルルルル!
「私、メリーさん。今、あなたの家の前にいるの」
「オジサンねぇ。君のこと妄想しながら、(ドキューン!→放送禁止用語)をしているの。(*´Д`)/ヽァ/ヽァ」
「えっ……」
プルルルル! プルルルル!
「私、メリーさん。今、あなたの……部屋の前にいるの」
「じゃあ、入ってきてよ。全裸で待っているから。うへへぇ」
「(( ;゜Д゜))ブルブル」
プルルルル! プルルルル!
「私、メリーさん。今、あなたの家の前にいるの」
「どうして、来てくれないの? ドアを開けてもいないし。君の香りが残っているね。いっぱい、吸いこんじゃうんだから。(*゜∀゜)=3ハァハァ」
「ひぇーっ!」
プルルルル! プルルルル!
「私、メリーさん。追いかけてこないで!」
「君の後ろ姿が見えたよ。可愛いねぇ。お尻も素敵だよぅ」
「ぎゃーっ!」
プルルルル! プルルルル!
「警察ですか! 助けてください! 変質者に追われているんです。えっ? 近くに交番があるのですか?」
「待ってよ。僕のハニー!」
大声で叫ぶものだから、近所の人も集まってきた。
「お巡りさん。このおじさん、変なんです!」
メリーさんは交番へかけこむと、警察官に跳びついた。
「何だ、君は?」
「何だ君はってか? 君はってかぁ? そうです。わたしが、変なおじさんです。あっ、変なおじさーん。だからー、変なおじさん。だっふんだ!」
一同、ずっこける。
お終い!
……元ネタ、分かるかな?
メリーさんの電話 ペンギン太郎 @penguin009
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます