流れ星と乱れ雪月花


 梶井かじい浩助こうすけが構えを取った。刃の突き出た右の拳を左てのひらが包み、半身に腰をひねる。長閑のどかに例えるのなら全身全霊を込めて挑むと言ったところ。――その構えがった瞬間、百鬼なきり椿つばきはこれまでの人生で最も強烈に『死』を感じた。万策ばんさくこうじてなおくびどうあしすべての場合で触れた箇所かしょからだから分割する一閃がこれから放たれる、と。


 出遭であってからの数合すうごうで、椿は剣の速度でこの男の上をいくことができないと断定した。出してくる技は十中、鞘なしの『居合抜き』。その手がわかっていても、その軌道が仮に事前に判ったとしても目で追えない速度。撃てば詰む。待っていても


 文字通りの。こんな慶永じだいに良くもまァ、此処ここまで練り上げたものだ、と内心で舌を巻く。


 掛け値なしの窮地きゅうちに生存本能が思考を最大加速させる――百鬼家千年の最高傑作は自身がこれから行うことを決めた。


 大刀だいとうそそぎ〉を、右肩に担ぎ、下げた左手には抜身ぬきみ脇差わきざし薄氷うすらい〉。一足一刀の先に在る確かな『死』へ向かうべく腰を落とす。


 ――だから。走馬灯そうまとうを、いっそいっそしむことにする。


 椿の脳裏に去来きょらいする、この世に生を受けてから今までの記憶おもいで


 ↓


 産声うぶごえを上げる。視界はまだ、この世の眩しさを受け止められない。


 聞こえている数々の音や声も、その時は何であるかは判別がつかない。


 最古はじまりはそこ。本来ならば『椿』を継承けいしょうした時に、大神おおかみとの契約の証として初めて刻まれる筈の首の霊傷あざ。それを生まれながらにして持ったおれを抱き上げ、父――百鬼煉慈れんじはそういのったのだ。


『百まで生きろ、などとは言わん。だが俺より早く散ったりするんじゃあないぞ。……そうだ、お前の名は――』


 ↓


 子に恵まれなかったからだろう。迫間はざまの当主、賢一郎けんいちろう殿は随分とおれを可愛がってくれた。だが知っている。年に何度も顔を合わせているというのに、会うたびに背が伸びただの、抱き上げる度にまた大きくなっただの、たけのこのように育つおれの成長をよろこぶ瞳に相反する不安が在ったことを。いずれ剪定せんていの時を待つつぼみであることを知っていたから、そっとおれの先行さきゆきを悲しんでくれていたことを。


 ↓


 吉原よしわらで出会った禿かむろは、牡丹ぼたんといった。十年もすればの仕事場となる遊郭ゆうかくに子息として顔見せをした時だ。大人たちの難しい話に付き合わせるのを悪いと思ったのか、牡丹が当時付いていた遊女はおれと牡丹を遊ばせた。


 六歳の娘を売り払った親を、別に恨んではなかったらしい。同じ境遇の娘は珍しくも無い。数多くの蕾が、その先に華麗に花開くかどうかの条件でさえ。


 見目みめければそれで良し。他に取り柄があればそれで良し。

 どうにもならなければ未来があるだけだ。


 ひとりでは街はおろか館から……吉原大遊郭という豪奢ごうしゃおりの中から出られない牡丹に、手土産の風車かざぐるまついでにおれの未来もそう大した変わりはない、と話してやると何が可笑おかしいのか禿の少女は笑った。


『――そっかあ。じゃあ、アタシとおんなじだね』


『成れたらの話だろ』


 ……そうだな。今まで見てきた中で一番い女に育ったよ、おまえ。


 ↓


 自分の家には数多くのオオカミが同居している。おれには視えているが、実はこの眼は特別製で、誰にでも視えるモノではないらしい。狼たちはおれの祖先で、一番デカいのはそそぎ。ウチにある刀の中で最もふるい大刀にいている神なのだそうだ。……いつかこうなるのか、と。自分の耳とケツを確認した記憶だ。相応そうおうにガキ臭ェ部分があって安心した。


 ↓



 冬の空気が好きだった。吸い込めば痛みさえ覚えるほどに澄み切った冷たさも。雪化粧に彩られた、シンと静む街並みを美しいと思った。


 春の始まり。凡ての命が今か今かと訪れを待ち侘び、動き出す。丸奈川まながわ河川敷かせんじきに並んだ千本桜が咲く。これを見る為に冬を越したのだとさえ思えた。


 梅雨つゆどきは雨音。紫陽花あじさいの葉をのろのろと蝸牛かたつむり。泥で汚れた足と、街に漏れるため息。わずかな晴れ間に一門総出そうでで干し物をする。


 世の中はそうしてまわっているのだと、確認するために覚え続けた。


 たくさんの慶びと悲しみが、この世にあるのだと。


 ↓


 ともあれ無事に『椿』を継いだ。十二というのは駆け足に過ぎるとは親父の談。急いだ理由はおれだけのもの。


 招集された〈夕京五家〉の会合に、その軟弱なんじゃくは同席途中で退席しやがった。


 事の仔細しさいを――斉一せいいちのヤツに泣かされたのだと知ったのは後だった。


『おい』


 何が気に食わなかったのか。自分の好みの味が判った今だから見当が付く。


『日ノ国男児だんじが人前で泣くもんじゃねェ、シャンとしろ。朝霞あさかの長男だろ、お前さん』


 ――のにあきらめつつあった神鷹じんようの手。涙を落としながら握り締めていた、当時のおれがく〈雪〉と同じ、背丈に対して不格好な


無銘むめい〉殿の手が、その手に重ねられていることに気づいていない。すぐ近くで見守っている者がいる。それに気づかない。まァそこは本人の才に左右されるから別にいいのだ。実際、でも神鷹には〈無銘〉殿の声も姿も視えはしねェだろうし。だから要点はそこではない。そしておれも幼かったから、それをゆるせなかったのだろう。


 ……他人むめいの想いが途絶える前に、が、どうしても。


 おれも期待はしなかった。できたのは幾つかの言葉を投げること。それと、失望をしないことくらいだ。


 斉一も含め腐れ縁だからと割り切った。見限ってやるのは、こいつ等が自分を見限ったその後にしようと。


 見積もりの甘さを、後に笑って酒のさかなにした。上手くやれよ、神鷹。


 ↓


 季節は目まぐるしく回る。その時々に、悲喜ひき交々こもごもが在った。

 他と比べたらまだ歳の近いおれ達が、幼すぎる陛下――この頃は殿下か。その安寧あんねいになっていたと知ったのは、そこそこやんちゃをしつつあった時だ。


現人神あらひとがみといえど人の心。当世とうぜくらいは神鷹殿と教えてやれい』とは〈雪〉の言葉だ。


 やがて世が延寿えんじゅから慶永けいえいへと移る――余りにも重い、時代という名の荷物。


 ↓


 花守の一家当主というのは大なり小なり面倒くさいのだと、継いでから思った。これは必要性のみで出したくもない顔を事あるごとに出す羽目はめになって、とうとう紙巻タバコくわえるようになった頃の記憶か。


 蝶よ花よと育てられた結果、かなりのお転婆てんばになった『山郷さんごうの姫』は、何故だか――いやマジで何故だ。とにかくおれになついた。伊之助いのすけの爺さんか親仁おやじ殿あたりが酒盛りついでに教えたに違いない。気づけば『つーさんつーさん』と、誰にも呼ばれたことのないあだ名でおれを呼ぶようになった。


 初雨うめっつー名前は洒落しゃれが利いていて良い名だと思うンだが、こいつは響きがババ臭くて気に食わないらしい。


 二月の中頃。乾きったたその冬に初めて降った雪ではない雨と、咲いた梅。山郷伊之助渾身こんしんの命名なのに。


 ――いいや、いいや。解かってる。たぶんコイツ、おれが『ウメ公』と呼ぶからキレてたんだ。


 あーしをめとれ娶れとわめきたてる姿を、首を落とした時と共に覚えている。


 家っつーのは面倒だ。平時だから何事もなくただ在れただけの百鬼家に、夕京五家の血を招くという均衡バランスを崩すみてえな真似、できるわけねえだろうが。


 英国の名作、家柄による悲恋ひれんうたった戯曲ぶられても困る。




 ↓


 牡丹は富貴ふきひめと名を改め、おれは全く関係ない筈の宿敵――梶井浩助の犯行の断片的な情報を得ながら、当時無関係だったから聞くだけ聞いていた。


 そして二十歳か。


 慶永元年。この瞬間になって思うが、時世じせいはさておき霊的には安定もド安定だったこの年になんて、笑っちまうほどの修羅を経験したらしい〈薄氷〉をいで、打ち直し、契約した。


 ――そうだな。だからきっと。。最後の解。


生駒いこま〉と深山みやま名護なもりが起こし、梶井浩助を変容へんようさせた【霊境崩壊】を、肉体的にも霊力的にも最高潮の状態で迎える為に運命をり合わせたのだろう。


 ↓


 長いようであっという間の半年だった。りつ杏李あんりのお嬢さんも神鷹と同じだ。まだ知らないのに、手放そうとしていた。見上げる前に目を伏せた。気に食わない。





 /↓



 ――あの夏を、鮮明に覚えていて、良かった。


 七夕たなばたの夜。日没まで降り続いていた雨が上がった。


 旧く逢瀬おうせの天の川。満天の星空に想う。


 変わらぬ時などないのだと。


 また、変わらぬものがあるのだと。


 同じ毎日は一日とて訪れず、多くのいのちが芽吹き、争い、手を取り、別れていく。


 紡いでは死に、永遠に眠る場所へと渡ってく。


 短い秋。拾った一枚の紅葉もみじは掌より大きく、見上げた空に広がっただいだいと、あいを取り込んだ薄い雲。駆け足になる夕暮れ時と、鈴虫の鳴き声。


 生まれてから数えて十年。理解した。





『――ああ。これが幸福しあわせか』


 世界は続いていく――


 そこにはきっと多くの悲しみがあって。慶びもきっと多く、在るがまま


 安心した。


 十分に過ぎる。これだけ在れば――存分に、一輪いっぽん椿かたなとして、その先の永劫えいごうを歩み続けられる。




 走馬灯が終わりを告げる。我ながらな。残るは浸食された現実。


 ――梶井浩助を、斬って捨てよう。




 ↑/


 その、あまりにも穏やかな表情かおに。


 梶井浩助はあの日に確信した『美』を、確かにもう一度見出した。


 父と母の死に際と同じものだ。だがどうして、どうして、どうして?


 違いは一ツしかない。父母は死んだ時。このお方は生きている


 僕の求め続けた至高の美しさは、ひとが死ぬ時にあらわれるものではなかったのか?


 花守様! 百鬼様! 何故なにゆえですか。どうして貴方様は――サイ穿うがたれているのですか。あの時の両親とと同じかおを出来るのですか――!


 同じうすらいを持った以外に共通項など無い二ツの人外じんがいは、答えを合わせるかのように互いの必殺を放った。




 /


 絶対的な速度の差をって待ち受ける〈魔人〉梶井浩助を、どう殺すか。


 選ぶのならば一撃必殺。これは変わらない。だが、そして迎撃姿勢カウンター――さえも握られた。だから彼我ひがの差を埋めるのならばしかない。


 おとっていようが最速を叩き込む。機先を制されていようが此方から仕掛ける。沈んだ腰と踏み出す一歩は出血をいとわない。梶井の掌の中に隠れた〈薄氷〉の間合いより一尺だけ長い利。右手、右肩に担いだ大刀が鞘の中で加速する。


〈雪〉をもちいた百鬼流『伐神バッシン』の変形居合抜き『乱雪ランセツ』は、切っ先三寸であろうが届けば霊魔を真っ二つに叩き割る。八百年前、二代目の『椿』――百鬼せつが大霊魔そふほふったように。



 ……もっとも。それが


「――――素晴らしい」


 狂悦きょうえつに梶井浩助の瞳が輝いた。死の淵の生。これから死ぬ男の、何のうれいもないこの一撃。とてつもない魅力がその美しい刃に宿っている。このまま待っていれば、僕も望みに望んだその答えをれる――でも駄目だ。。誘惑にあらがう精神力が、そのまま異形と化した手から閃く。刃は天下無名の大名物。


 そのきらめきが消えゆくまで三度みたび。もし唱えられたら願いが叶う。けれどたとえに人生を備えていたとしても間に合わない――梶井浩助の抜刀は、まさに『流星』の速度で雪を散らす。百鬼前市岡まえいちおかあずさの肉体が切断されたのだと、ほどの悪夢的な速さ。


 そして、刀というモノは刃金はがねはかち合った瞬間、二つの卵を合わせた時と同じように、。そして割る側は梶井の手から生えた〈薄氷〉だ。


 きぃん、と夜に鳴る破魔の音色。その瞬間、目論見みたて通り梶井浩助の五体は無事。だが大刀の刀身と百鬼椿の膂力りょりょくに備えた右腕に伝わる衝撃は、想定していたよりもずっとずっと。振り抜く。


 。百鬼椿の手にも、自分の脳天にも。折れた切っ先三寸は? 今の音は確かに聞いた。――真逆まさか。真逆真逆真逆真逆真逆!?


 ? 出来る筈がない。技量的にではない。など、できる筈がない! こうしているというのに!


(恐るべきはこの力。限定的な瞬間だとしても、先の一撃はと位階を同じくしているなあ。)、と。


 衝撃で宙を舞いながら初代『椿』――大刀〈雪〉は梶井浩助の技量に惜しみない賞賛を覚えた。両手がヒトの形であれば喝采かっさいを打っても良い程に。


(〈生駒〉めらに聞いてはおらなんだか。我ら百鬼ナキリではない。ひとでなしの一門ぞ。可々カカッ!)


 着地の瞬間が無様に転がるか、それとも華麗に突き立つか。そこはいまだ見えぬ天の知るところよな、となかば以上に諦めて。それまでに決することを、古大神ふるおおかみは知っていた。


「こ、のっ――!」


 梶井浩助は振り抜いた右手を引き絞る。格闘でいうと正拳せいけんの構え。剣を握る者では意味をさない、剣を彼のみに許される最短距離。突けばままに、相手を刺し殺せる。


 だが、今度こそ椿の方が早かった。


 当たれば良し。防がれれば。百鬼椿の『構え』はこの瞬間にした。。命をした死線の先の一歩。肉薄にくはく最早もはや剣の間合いではない。ふところ深く、〈薄氷〉が弧を描いて斬り上がる――二の必殺、『地摺ちず残月ザンゲツ』。


『――梶井』


 かつて自分を握った男。その肉を裂く感触は、やはり良いとは思えなかった。何度経験しても、変わらない。この男が手掛けた幾人もの無辜むこの人々を。百鬼椿の脇差として山郷初雨を。数々の霊魔へと堕ちた花守や人を斬った時と同じだ。いのちを奪うものとしての性能の発揮は、けれどこのほうじた人々の禱りとは違っている。


「あ――、れ」


 梶井浩助は花守ではない。また霊力を保持していない。〈薄氷〉の声は届かない。それもまた、変わらない事実だった。


 ――それでも、だ。届かぬと知ったうえで。この声は上げねばならない。


父母ふぼは死んだから美しいのではないんだ』


 腹の熱。斬られた。まだ痛くはない。まだ生きて居たい。首に冷たい気配。――なんて周到しゅうとうさ。もう死んでしまいそうな僕を、まだ死んでいないから。


 振り上がり、その手の中で鍔目つばめが返る。真一文字に幕を引く、百鬼の本質。




 間際まぎわ


『――梶井むすこを守れた。その選択の正しさが、死ぬ時に美しく最期さいごなのだと、わたしは思っている』


 なにか。はじめてなのに。おぼえているきがする。まるで鈴のように澄んだ、僕がいたむことがないように、いたむような。


「声が――美しい、こ」えが、聞こえたような。花守様――――


 過去千年、幾度いくどとなくそうしてきたように、〈魔〉であるのならば神仏しんぶつ位階いかいの区別なく。一刀流『椿ツバキ』は、その首を花のように落とした。


 ――流れ消えゆく『流星』には及ばない。けれど、三度の必殺をかさねて幕を引く。


 百鬼六十三代目椿の『みだ雪月花セツゲツカ』は、確かに〈魔人〉を討ったのだ。



 /それはさておき。



「……ま、これでほど甘くは無ェわな」


 未だこの地はよいに染まっている。


 そして、押し寄せる霊魔の大群もまた、引くことを知らない。


「椿様……!」


 一門が駆け寄る。二人の手には、それぞれ〈雪〉の本身ほんみと鞘があった。


『飛ばしすぎだぞ、当世』


「ンなもんは梶井コイツに言えよ」


 白い隊服を深紅に染めた椿は紙巻を取り出す。残り一本か。


 傍らには頭部をうしない、禱るように膝を付いた死体。硝子ガラスのように――何かたいせつなものを守ろうとして、砕けたのか。〈薄氷〉の上半分が、花弁のようにを囲っていた。


 割れた腹から出る臓物ぞうもつさえ、一つの作品めいて。


 ……転がった首は、安らかに目を閉じていた。


「……ちッ」


 舌打ち。銜えた紙巻に火をける時間も、霊魔は待ってはくれないようだった。


 集合。合体。そしてここに来て


 古谷こたに深山みやまを分断する百鬼という現世を、今度こそ瘴気の大波が覆い尽くした。



 間。






「――――〈あか〉。〈むらさき〉」



 。破邪の極光きょっこうが、



 ばきり、と砕け散った二本の刀霊そせん。限界に達したのならまた次を。


「ザザザザザ! ザザザ! ザザザザッッ!」


 。視界も灰色にかすんでいる。だがまだ討てる。討つべきモノは視えている。


「そら、もう一丁気張きばれ、百鬼の一門」


「ザー!」


 オウ、と返ったのだろう。それでいい。


 


 ――いつ来るやも知れぬ、遠いあかつきせる思いなどない。


 朝霞神鷹に任せたのだ。


 揺るがぬ信頼と変わらない夜。残った一門と、右鞘の大小。五体は動き、霊魔の群れに終わりは見えない。


 此処に至り、するべきことがきちんとある。



 まったく、上々な人生だぜ。


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