第1章詩はこころのおやつだったりくすりだったり

I saw them , "the Gang"

ギャングを見たわ

それもついさっき

超イケてる三人組

私ギャングを見ちゃったの

ここはちっぽけな町の

ちっぽけな銀行

泥棒だっていないのどかな町

鍵なんか掛けないのんびりな町

だから銀行だって留守番は

女の子私一人

そんな毎日に

退屈してたら

やってきた

有り金全部だしてくれ

これがまさに銀行強盗

ギャングの下っ端がまず言った

ちっぽけなあんた一人っきり

留守番してるって

ちっぽけな銀行ってここだろう

こいつはビックリするほど可愛くて

ちっぽけな町のミスコン女王の

あの子よりもキュートだった

二番目に偉いやつが言った

さてお姉さん

ここの鍵はもちろん

お姉さんが持ってるよね

こいつはまたすごいイケメンで

なんて脚が長いのか

思わず見とれてしまうほど

そして一番偉いボスが言うには

さて仕事にかかろうか

鍵を開けて

金を拝ませてもらおう

こいつはほんとにいい男

確かハリウッドの俳優か

そっくりな顔にドキドキだよ

こんないい男たちに

囲まれて断れる？

私は金庫を開けて

ありったけのお金出したよ

そいつらは黙々と

カバンにお金詰めてった

やつらは風のようにやってきて

風のように出ていった

バイバイ、じゃあな、あばよって

今回のことで

あたしが罪になるって冗談でしょ

どう考えても不可抗力

あんな三人組見たら

どんな女も骨抜きだよ

すごいもの見ちゃった

みんなに言いふらすよ

あたしギャングを見ちゃったの

それもとびきりいい男たち

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