第8話 いつかは離れてしまう君へ
君に初めて出会ったとき、僕は君のことをとても大きく感じたんだ。
でも、僕が大きくなるとだんだん小さく感じるようになっていって――しまいには、君といること自体が恥ずかしいと思うようになってしまった。
ごめんね。僕はどうしようもなく若かったんだ。
最初から君とはずっと一緒にはいられないってことは分かっていたはずなのにね。
でも、君は僕と別れた後に新しい出会いをするかもしれない。
そのときは、僕と同じように背中で支えてあげてね。
幼い僕を支えてくれて、ありがとう……
ランドセル
擬人化短編 たれねこ @tareneko
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