幕間 ????


我が星が滅亡を向かえ命辛々5人で宇宙船に乗り逃げ出した。行く当ても無く宇宙空間を彷徨い続ける。

食料も心許無く彷徨い続けていると青い綺麗な星を見つけた。希望を胸に生きていけるか祈るようにその星に向かった。


解析をすると我らの星より太陽光が強すぎて昼間行動する事はできない・・・。自殺行為だ・・・。

夜に行動する分には大丈夫みたいだ。

と、目を離したとたん起動装置に鳥というこの星の小動物が絡みつき破壊され墜落していく・・・・。

何もできず墜落してしまった。


仲間は全員生きてはいるが2名が怪我をしてしまっている。

まずは、宇宙船の修理の為、部品になるものを探そうとするが見渡す限り荒野のようだ・・・何もない・・・。

ウロウロしていると緑の大きい地上を走る機械が何台も来て周りを包囲している。ここの星の生物が降りてきたのだが、丸いヘルメット、軍服だろうかお揃いの服を着ている。これは通訳機をセットしておかないと言葉がわからないな。



「今からお前達を拘束する。何もしなければこちらから攻撃はしない」と言っている。


ここで抵抗するのはあまりにもリスキーだ。


彼らの言いなりに仲間も全員連行されていく・・・・これが地獄の始まりだった・・・。


最初は技術提供と引き換えに住む場所や食料の提供をしてくれ友好的だった。


コールドスリープの技術や太陽光パネルを使ったエネルギーの活用方法。


空気発生装置、水や食料の精製機等技術を惜しみなく教えていった。


薬や星に適応する為の技術等彼らを信頼し全てを教えてると態度が豹変した。


拘束され、人体実験をされ、人間との融合実験をされ、色んな薬物を体内に打たれていく・・・・。


怪我をした仲間は我よりもっと酷い事をされていた・・・。


すまない・・・・我がこんな決断をしたばかりにこんな酷い事を・・・・。


あまりにも酷い扱いが続き、復讐心や憎しみが沸き起こる・・・・。


隙を見つけ逃げ出す事を計画する事にした。


ある薬品を見つけ我の身体に流し込む、我の身体を分子レベルに迄分解し我の意思で元に戻せる薬だ。


この薬を持って仲間の捕まっている檻に向かう。


全員がこの能力を身に付け逃げ出す事に成功した。


東の連合国にヴァンパイアという怪物の伝説があり、我らをその怪物のように作ろうとしていたと研究者共が話しをしていたのを聞いていたのでその東の連合国とやらに行く事にした。













シトシト雨が降る、霧の都。


欲望と憎悪と狂気を纏った見目麗しい誰が見ても美しいと形容する美男子が弟達の報告を待っていた。


憎っくき人族・・・如何に滅ぼすか・・・。



「弟達よ、我はこれよりヴァンパイアを名乗る。人族への皮肉の意味も含めてな」


「では報告を頼む」


「兄者。あの国の書記長の操作はうまくいったよ」と末弟から報告が入る。

それから数日後アジアの経済大国にミサイルが打ち込まれる。







「兄者。あの大国の大統領がキレて報復措置という名の攻撃を開始する」


ふははは、我の計画が始まった。

我らを侮りあのような扱いをしたことを信頼を裏切った事を・・・思い知るがいい人族よ!


「北の大国、アジアの大国にも刺激を与え、あの島国を中心に争わせろ!」


「兄者!わかりました!」と弟達は消えていった。










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交差する異世界転生物語 空川海山 @ryutm

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