最後の竜騎士と黄昏の王国

第一一章「王都の戦い」

ここまでのあらすじと、第一一章の主要な登場人物

▼ここまでのあらすじ。

最後の竜騎士として使命を果たすため旅を続けるランスベルは、最後の経由地〈エルフの港〉に到着し、ドワーフのギブリムと別れる。

一方、ファランティアではレスター、ロランドの率いる帝国軍が王都ドラゴンストーンに迫り、ついに〈王都の戦い〉が始まろうとしていた。

そしてもう一つの王都、エルシア大陸にある旧ブレア王国サンクトール宮地下においても、人知れず戦いが始まる――。

▼第一一章の主要な登場人物

＜テストリア大陸＞

　◆ファランティア王国

　　・マイラ……平民。侍女。

　　・ニクラス……パン職人見習い。マイラの幼馴染。

　　・アデリン……女王テイアラン五〇世。

　　・ウィルマ……侍女長。

　　・ハイマン……将軍。王国軍の最高指揮官。

　　・モーリッツ……内政長官。

　　・ブラン……北方連合王国の上位王。

　　・ギャレット……元傭兵。自由騎士。

　◆アルガン帝国軍

　　・レスター……初代皇帝。

　　・サイラス……故人。レスターの兄。

　　・ロランド……テッサ王家当主。執政官。

　　・トーニオ……ロランドの配下。

＜エルシア大陸＞

　◆アルガン帝国

　　・セドリック……枢機卿。魔術師の長。

　　・アベル……アリッサの子。〈嫉妬に選ばれし者〉。

　　・ドンドン……アリッサの庇護下にあった少年。〈暴食に選ばれし者〉。