7.ギブリム ―盟約暦1006年、秋、第13週―
ドワーフの地下都市内にある住居は石造りだが、人間の作るものとは違い、表面は滑らかで継ぎ目は見当たらない。曲線を描いている部分も同様である。生活空間である内部は特に曲面が多用され、うっかり身体をぶつけても怪我しないように配慮されていた。
家具の素材には木材、石材、金属が用いられるが、人間の家に比べると木製は少ない。確かな技術で作られた木製家具には、他の素材と比べても見劣りしない耐久性がある事はドワーフにも知られているが、木材は燃料として使われるほうが多かった。
そんな住居の地下にある炉の前で、ギブリムは薪を割っている。薪はエイクリムで購入したものだが、きちんと包装されていたおかげで乾いたままだ。
ナタはギブリムの持ち物ではなく、この家に置かれていたものを勝手に拝借した。そのナタにしても製造されたのは三〇〇年以上も前だ。ドワーフの優れた金属加工技術と、持ち主の保管方法が良かったおかげで使用に耐えている。
この部屋で唯一の光源は開いたままの小さな金属製の扉から漏れる炉内部の炎だけで、部屋全体を照らすほどの光量はない。しかしドワーフは真の暗闇でも問題ないので、ギブリムの手元が狂うような事はなかった。
ドワーフは暗闇でも見通せると人間たちは信じているが、それは迷信である。単純に視力という意味では、暗闇に慣れているという程度のもので、見えない事に変わりはない。むしろエルフのほうが低光量でものを見る能力には優れている。
ドワーフが真の暗闇でも問題ないのは、地面や空気を伝う振動から周囲の状況を正確に把握できる特殊な感覚を持っているからだ。それは聴覚というより、皮膚感覚に近い。だからドワーフの子供は、生まれつき視覚や聴覚に障害があっても気付かれない場合すらある。逆に、この〈ドワーフの感覚〉に障害を持って生まれた子供は他に問題がなくても生活は厳しくなる。
形の揃った薪が一束出来たので、ギブリムはそれを炉の隣に揃えて置いた。
炉の中の様子を見て、薪を二つほど突っ込んでから鉄製の小さな扉を閉める。そして炉から突き出ている円柱の棒を数回押して内部に空気を送り込んだ。炉の内部で、ごうごうと音がする。
この炉で発生した熱は住居全体へと伝わり、調理だけでなく暖房にも利用される。しかし、地表に近いこの第一区画と違って、より地下深くにある第二区画では暖房が利用される事はほとんどない。計画が進んでいる第三区画では、暖房機能そのものを無くす予定である。
ギブリムは幼い頃、第一区画に住んでいたので暖房の使い方を覚えていた。壁から突き出た
「うああっ……」という悲鳴のような呻き声が上階から聞こえて、ギブリムは螺旋状に湾曲した短い階段を上った。ドワーフの身体に合わせて作られた階段なので天井は低いが、横幅は人間の家と大差ない。
階段を上りきると、玄関脇の居間へと出る。ほとんど家具の残されていない居間を横切って玄関まで来ると、さらに奥の部屋からアンサーラが魔法で作った緑の光とランスベルの呻き声が漏れていた。
この家の玄関には扉が付いていないので外からの侵入を妨げるものはない。引越しの際に家主が扉を持っていったのだ。
ドワーフにとって扉は重要な意味があり、新居まで持っていくのが普通だ。つまり、この家は現在使用されていない空き家である。
この区画にある家は全てそうだった。ギブリム氏族で第一区画に住んでいる者はいないはずなので、この広大な無人の町にはギブリムとアンサーラ、ランスベルの三人だけしかいない。
ぼんやりとした緑の光に満たされた部屋には石のベッドがあり、織布やら毛皮やらを敷き詰めた上にランスベルが寝かされていた。
ギブリムが部屋に入ると、苦しそうに呻いているランスベルの顔の汗をアンサーラが拭っているところだった。
「目覚めるのか?」
ギブリムの問いに、アンサーラは首を左右に振った。
「単にうなされているだけです。悪い夢でも見ているのでしょう」
ギブリムもベッドに近付いて、ランスベルの様子を見た。怪我は完治していて肉体的には問題ないように見える。しかしランスベルは眠ったまま目覚めない。手をかざすと、〈
竜騎士はドワーフ並に秘密主義なので、こうした場合に何が起こっているのか、どうすれば良いのか、その知識はギブリムにもアンサーラにも無い。横たわるランスベルを見下ろしながら、何か見落としている事はないかと一〇日前の戦いを思い返してみる。
旧交易所の戦いで人間の魔術師を二人片付けた後、爆発のあった場所に駆けつけたギブリムは動揺のあまり立ち尽くした。
アンサーラが片手で人間の魔術師を持ち上げ、もう片方の手をゆらゆらと動かしながら、身の毛もよだつ恐ろしい声で歌っている。
人間に〈黒の門〉と呼ばれているガル・タバルが、ギブリムにその歌が呪文――それも、命を操るナイトエルフの魔法――だと警告していた。たとえランスベルを救うためだと分かっていても嫌悪感を抱かずにはいられない。
しかしギブリムを動揺させたのは、アンサーラの魔法よりもランスベルの状態のほうだった。
爆発をまともに受けたように見えるランスベルは、竜騎士の鎧を着ていなければそうと分からないほどの大怪我で、一目見て、もはや助からないと分かった。その無残な姿を見た瞬間、ギブリムは自分がとんでもない過ちをおかした事に動揺し、後悔し、ドワーフ種族全体の期待を裏切ってしまったかもしれないと血の気が引く思いだった。たかが人間に、ドラゴンの力で守られたランスベルを傷付けられるとは微塵も思っていなかったのだ。
立ち尽くすギブリムの眼前で、ランスベルの傷は急速に回復していった。焼け焦げた皮膚が再生し、繋ぎ合わされ、傷跡が消えていく。息を吹き返して、胸は安定して上下するようになった。
反対にアンサーラの歌声は徐々に弱々しくなり、消えた。手にしていた魔術師の、搾り滓のようになった死体をその場に落とし、がっくりと膝を付く。青白い顔をして、ひどく消耗しているのが見て取れた。
アンサーラは焦点の定まらない金色の瞳をギブリムに向け、小さな声で言った。
「申し訳ありません……」
そして彼女も雪の中に倒れた。
我に返ったギブリムは二人の元に駆け寄って、まずランスベルが一命を取り留めた事を確認した。鼓動も脈拍も安定している。新しい皮膚が継ぎ接ぎのような模様になっているが、出血も完全に止まっていて動かしても問題なさそうだ。安心感がギブリムの全身に広がっていく。
次にアンサーラを確認すると、消耗して倒れただけだと分かった。ギブリムは左右の肩に二人をそれぞれ担ぎ上げ、腰まで埋まるほどの雪の中を歩いてドワーフの地下都市まで運んだ。
適当な空き家に入って二人を寝かせ、それから荷物を取りに外へと戻り、三人分の荷物を担いで戻ってくるとアンサーラは目覚めていた。
彼女はギブリムを見るなり、また「申し訳ありませんでした」と謝った。
それは、ランスベルをこのような目に遭わせてしまった事に対してか、忌まわしいナイトエルフの魔法を使った事に対してか、それともアンサーラ自身が言っていた〝一線〟を越えてしまった事に対してか、ギブリムには分からなかった。
だからギブリムは、こう答えた。
「お前はランスベルの命を救ってくれた。それには感謝する。ありがとう」
アンサーラがランスベルを助けるために力を尽くしたのは事実だし、今回の事は、むしろ自分の責任だと思っていたのだ。
ギブリムは氏族に伝わる七つの魔法の武器全てを継承した戦士であり、最高位の称号であるヴァルデンを持つ者だ。並みの人間相手ならば武装した騎士一〇〇人を相手にしても勝てる自信がある。それが慢心となり、人間を侮ってしまった。だから守るべき対象であるランスベルを敵の前に立たせてしまった。
ドラゴンの力を持ち、魔法の武具に守られ、それらを扱う技術を習得しているとしても、ランスベルは戦士ではない。肩を並べて戦う仲間ではなく、戦いから遠ざけて守るべき者だ。ホワイトハーバーの一件以来、ギブリムはランスベルをそう見做していた。
オースヒルでランスベルから家族がホワイトハーバーに捕らわれているという話を聞いた時、アンサーラは当然のように言った。
「では、助けに行きましょう」
ギブリムも異存はなかった。氏族の者が捕らわれているなら助けようとするのは当たり前の事だし、肉親であればなおの事だ。
その点は人間もドワーフもエルフも――少なくともアンサーラは――同じだった。
ギブリムが困惑したのはホワイトハーバーに到着してからだ。
ドワーフの場合、氏族とは同じ理想や信念、価値観を共有する集団である。その前提で考えれば、ランスベルと彼の家族は同じ氏族であるはずだった。
もし、彼の家族が〝竜騎士〟の氏族であれば、最後の竜騎士であるランスベルの目的達成のために自ら犠牲になる事も厭わないはずだ。それは最悪の場合として、助ける努力はすべきである。
もし、ランスベルが〝オーダム家〟の氏族であれば、氏族のために自身を犠牲にできるはずだ。もちろんそれも最悪の場合で、そうならないためにギブリムとアンサーラは〈盟約の者〉としてランスベルを助けなければならない。
しかし、ランスベルと彼の家族は違う氏族だった。そのうえ、お互いにそれを理解していなかった。
ドワーフも理想の違いから別の氏族に移る事はある。その場合、元の氏族とのつながりは絶たれたと考えるのが常識である。
だから、もし元の氏族と新たな氏族との間で戦いが起これば、自分が属している今の氏族と共に戦うのが当たり前だ。もちろん、親兄弟と戦う事に苦悩はあるだろう。だが戦士であれば、相手が誰であろうとも戦う事を恐れてはならない。迷いや苦悩といった自分自身の心とも戦う者こそが戦士なのだ。
ランスベルの家族は〝オーダム家〟を守るために、ランスベルを犠牲にするという選択をした。だから魔術師を送り込んできたのではないか。それに対してランスベルは〝竜騎士〟として、犠牲になることを拒んだ。
戦うべき時だった――にも関わらず、ランスベルは戦わなかった。彼は戦士ではなかったのだ。
〝戦うべき時に戦わなければ何かを失う〟という始祖ギブリムの教えは正しい。
おそらくランスベルは、ホワイトハーバーの出来事以前から戦うべき時に戦いを避けてきたのではないか。戦う覚悟も、その結果を受け取る覚悟も、ランスベルには無かったのではないか。命を奪う事に対する嫌悪感は言い訳にしかならないとギブリムは思う。
しかし、ランスベルが戦士でなければならぬ理由もない。
ドラゴンが、戦士ではないランスベルを最後の竜騎士に選んだのだ。最後の誓約にはドワーフにもエルフにも〝最後の竜騎士を守る〟ことが含まれている。最後の竜騎士に求められる資質は、戦士のそれではないのだろう。
だからこれは、戦士ではないランスベルを敵の前に立たせるという誤った判断をしてしまった自分の責任なのだ――。
ギブリムは考えるのを止めて、現実に目を戻した。
うなされていたランスベルは平静に戻り、規則正しい呼吸を繰り返している。
アンサーラは疲れた様子で椅子に座りなおした。一〇日前から、あまり回復していないように見える。
「アンサーラ、少し眠ったらどうだ。この区画には俺たち以外に誰もいない。心配なら眠っている間、俺がここにいる」
アンサーラは首を左右に振った。
ギブリムは腕を組んで、鼻を鳴らす。
「ふん、ドワーフの都市では安心できない、というわけか。気持ちは分かるが、少しは信用してもらいたい」
アンサーラはもう一度首を左右に振って、口を開いた。
「いえ、あなたを信用していないわけではありません。ただ、今回の事はわたくしの落ち度ですから……」
そう言えば、あの戦いの後も何度か謝っていたな――と、ギブリムは思い出した。
「ドラゴンの力に守られた竜騎士にあれほどの大怪我を負わせる力が、あの魔術師にあると知っていたわけではあるまい?」
「ええ、確かにあの魔術はかなり上位のものだと思いますが、それでもドラゴンの力に守られたランスベルに致命傷を与えるほどの力は無かったでしょう。そうではなく……おそらく、エイクリムの大広間での会話を聞かれていたのだと思います。竜語魔法はランスベルの意思の力で制御されている、という話をしてしまったのです。きっと、ランスベルは戦いの中で兄への警戒心を解き、受け入れようとしたのでしょう。そしてその隙に爆発が起こるよう仕組まれていた。あの魔術師はランスベルの繊細さ、優しさを利用したのです……」
「弱点を突かれた、という事か」
ギブリムがそう言うと、アンサーラは顔を上げてはっきりと言い返す。
「繊細さや優しさが弱さだと、わたくしは思いません」
ギブリムが「そうだな」と同意すると、アンサーラは少し意外そうな顔をした。それで、ギブリムは言い直した。「少なくとも戦士でない者には、そうだな」
アンサーラは否定も肯定もせず、しばし沈黙して、それから口を開く。
「ランスベルにも、わたくしたちのように数百年という時間が与えられていたら良かったと思いませんか。ドラゴンと師に見守られながら、家族とじっくり話し合える時間があったなら、お互いに違う道を歩んでいるのだと理解できたはずです」
「いや」と、ギブリムは否定した。
「自分の場合はどうだったか思い出せば分かるはずだ。自分の父親と戦うと決めた時、じっくり考える時間や話し合う時間はあったか?」
アンサーラは目を伏せて、首を振る。
「いいえ……そのような時間はありませんでした。わたくしはあの時、決断せねばなりませんでした。与えられた父の教えに従うか、自分自身の心に従うか」
自分なら与えられた父の教えに従っただろう――。
「だが、お前さんは戦うという決断をした。その瞬間から、戦士になったのだ。しかしランスベルはそうではない。それが分かっていたのに、俺は……」
言葉尻を濁し、ギブリムは黙った。
アンサーラが顔を上げる。
「以前、貴方はわたくしとランスベルが似ていると言いました。それは正しい理解です。でも、あの決断の時、わたくしは覚悟したつもりになっていただけで、結局のところ何一つ分かっておりませんでした。それから数百年、自ら肯定と否定を繰り返し、何度も後悔を繰り返すなど思ってもみませんでした。何度も、父のほうが正しかったのではないか、わたくしは取り返しのつかない過ちを犯してしまったのではないか、という疑念に苛まれ続けました。人間の寿命を考えれば残りの一生を悔い悩み続ける事になるかもしれないのです。わたくしはランスベルにそのような思いを味わって欲しくはなかった。ですから、あの時、逃げなさいと言いたかった。でも、言えなかった……本当に責任を感じているのはその事です。彼は兄と対峙する必要など無かった。逃げても良かったのです」
「一度逃げれば、逃げ続ける事になる」
「〈竜の聖域〉まで追って来られる人間などいません」
「自分自身からは逃れられない。今、お前さんが自分で言ったように」
この話は終わりだ、と言わんばかりに、ギブリムはそう言い残して部屋を出た。
玄関の隅には、持ち込んだ荷物が整理して置かれている。最初は山積みにしてあったが、やる事がないので整理したのだ。食料は一つずつ数えなくてもいいように整頓してあるので、残りは一目で分かるが、ギブリムは数えるふりをして心が落ち着くのを待った。
旧交易所で、ランスベルが自ら兄との対決を望んだ時、ギブリムは嬉しかった。立ち向かい、戦うという彼の決断を応援したかった。それも判断を間違えた要因の一つだと、アンサーラと話して気付かされたのだ。
もしアンサーラが〝逃げなさい〟と言っていたら、ギブリムは激しく反対しただろう。しかし、正しいのはエルフのほうだった。
ギブリムは分けて置いた食料から二食分を手にして台所に向かった。
水道の
台所に据えつけられた鉄板の上に鍋を置き、近くにある
鉄板が十分に熱せられるまでの間に、持ち込んだ素材を洗って、皮を剥き、刻んで鍋に入れていく。干し肉は水に浸して少し柔らかくしてから切って投入した。しかし、肉の量は少なめだ。アンサーラはあまり肉が好きではない。
料理しているうちにギブリムの心のざわつきは治まっていた。黙ってじっといていたら、今でも色々考えてしまっていただろう。重要なのは、これからどうするかという事のほうなのだ。
味を整えてから、ギブリムは固くなったパンをくり抜いた器にシチューを注ぎ込んだ。取り出したパンは鉄板で熱してから持っていくつもりである。
シチューを手に部屋へ戻ると、アンサーラは先ほどの姿勢のまま椅子に座っていた。黙って渡すと、エルフは微笑んで感謝の意を表す。
「ありがとうございます……でも、こんなに食材を使ってしまって大丈夫なのですか?」
アンサーラはシチューを見てそう言った。彼女もギブリムと同じく、食料の心配をしていたようだ。
「黙って食え。今、残りのパンを持ってきてやる。ランスベルの命を繋いでいるのは自分だと分かっているなら、心配せずにたっぷり食うことだ。お前さんは細すぎる」
アンサーラは胸に手を当てて目を閉じ、エルフ語で小さく呟いた。声量がなくとも空気の振動でギブリムには分かる。食事に対する感謝の言葉だ。
ギブリムが自分の分とパンを持ってきて、二人は黙って食事した。食べ終えてから、アンサーラが提案する。
「ランスベルがいつ目覚めるのか、正直なところ分かりません。それで、ドワーフが住んでいる区画までランスベルを連れて行ったほうがいいのではないかと考えているのですが――」
それはギブリムも考えていた事だった。アンサーラは話を続ける。
「――エルフがここにいられるのは〈盟約の者〉としての特別な措置だと理解しています。ですから、わたくしも町まで一緒に行きたいと言うつもりはありません。わたくしはここに残りますので、ランスベルが目覚めたらどこかで合流しましょう」
「それは無理だな」と答えてから、ギブリムは考えていた計画について話す。
「第二区画まで行くには数日かかる。その間、ランスベルの肉体を維持するにはエルフの魔法が必要になる。途中までは付いて来てもらわねば困るが、氏族評議会の誰かがそれすら許さん可能性もある。だからアンサーラはランスベルとここに残ってくれ。俺が一人で第二区画まで行き、食料を手に入れてこよう。無論、他に必要なものがあれば言って欲しい」
ドワーフの氏族は同じ思想を共有する集団だが、全員が同じように感じて、考えるわけではない。それに、ギブリム自身もアンサーラを第二区画へ連れて行くのは抵抗があった。アンサーラ個人の問題ではなく、ドワーフ以外の者――それもエルフ――を町に入れるのは無理だ。
アンサーラは少し考えてから、納得したように頷いた。
「確かに……そうですね。分かりました」
「片付けたらすぐに出る。戻るまで七日前後かかると思うが、それまでランスベルを頼む」
そう言ってギブリムは立ち上がった。
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